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プラントベースうなぎが登場!家でも作れるって本当?
Tuesday, 16 May 2023
そんな中、動物性由来の原料を一切使用していない「プラントベースうなぎ」をご存知でしょうか?植物性由来の原料でうなぎを再現していますが、一体どんな原料を使用しているのか気になるところです。
そこで今回は、話題の「プラントベースうなぎ」について詳しく解説します!
日本でも拡大しつつあるプラントベースフード
プラントベースフードと聞くと、海外の食べものといったイメージが強いかもしれません。
しかし、ここ数年で日本でもプラントベース市場は拡大しており、さまざまな商品が発売されています。
最も身近なプラントベースフードといえば、大豆やエンドウ豆を原料としたプラントベースミートでしょう。スーパーの精肉売り場でもプラントベースミートのコーナーが設けられるなど、市場にも浸透しつつあります。
また、乳製品の代替品として、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどのプラントベースミルクも人気です。最近では、魚の代替品も開発が進められ、こんにゃくを原料にサーモンやマグロのお刺身を再現した、プラントベースフィッシュも注目が高まっています。
そんなプラントベースフィッシュのひとつとして新しく登場したのが「プラントベースうなぎ」です。
プラントベースうなぎの原料は何?
プラントベースうなぎの特徴は、生のうなぎではなくうなぎの蒲焼を再現していることです。とはいえ「植物由来の原料だけで、どうやって蒲焼を再現するの?」と疑問が浮かぶかもしれません。
プラントベースうなぎの主な原料は「大豆たんぱく(脱脂大豆、食用植物油脂)、豆腐、海藻」などとされています。
うなぎのフワフワとした身は豆腐で再現し、難しい皮目の部分は、海藻由来の成分を生かすことで、本物の見た目や食感に近づけています。真空パックで販売されているプラントベースうなぎは、本物のうなぎの蒲焼と間違えてしまいそうな再現度の高さです。
プラントベースうなぎは家でも作れる?
なんとプラントベースうなぎは家で作ることも可能です。「うなぎもどき」とも呼ばれ、木綿豆腐を主原料にし、つなぎにすりおろした山芋を使います。
ポイントは木綿豆腐をキッチンペーパーで包み、よく水切りすることです。水分が残っているとうまく成形できないため、必ずしっかりと水気を取ってから使いましょう。
潰した木綿豆腐に山芋を入れよく混ぜてから、蒲焼サイズに切った海苔の上で成形をします。竹串の側面で筋のような跡を付けていき、最後に小麦粉を全体に軽くはたいて、油で揚げていきます。
そして油で揚げた後に竹串を3本刺し、グリルなどで軽く焼き目をつけるといった工程です。つけだれは「醤油、みりん、砂糖、酒」を合わせて作ると良いでしょう。
食べる時に山椒を振りかけることで、より本物のうなぎの蒲焼に近づきます。興味がある方は、ぜひ家でもプラントベースうなぎ作りにチャレンジしてみてくださいね。
プラントベースうなぎはこんな人にもおすすめ!
プラントベースうなぎは、次のような人におすすめです。
・ヴィーガンの人
・魚が苦手な人
・植物性たんぱく質をとりたい人
・節約したい人
プラントベースうなぎは動物由来の原料を一切使用していないため、完全菜食主義を実践しているヴィーガンの人でも問題なく食べられます。
また、本物の魚ではないため、魚介類が苦手な人にもおすすめです。プラントベースうなぎは大豆や豆腐が主な原料であるため、魚の匂いが無く食べられるかもしれません。
さらに、植物性たんぱく質が豊富なため、たんぱく質を多くとりたい人にも適しています。加えて、本物のうなぎよりもコストが抑えられるため、節約したい人にもぴったりです。
たんぱく質がしっかりとれる!プラントベースうなぎを食べてみよう
うなぎは気候変動や違法漁業などの影響で、年々減少傾向にあるといわれています。二ホンウナギに関しては、絶滅危惧種IB類に指定されています。
プラントベースうなぎを食べる選択は、うなぎを守ることにもつながるでしょう。プラントベースうなぎは、植物性由来の原料のみを使用しているため、ヴィーガンや魚が苦手な人でも食べられるのがメリットです。
大豆や豆腐がたっぷり使われているため、植物性たんぱく質もしっかりとれます。また、プラントベースうなぎは手に入りやすい材料で簡単に作れるため、手作りにチャレンジしてみるのも良いでしょう。ぜひ一度、プラントベースうなぎを試してみてはいかがでしょうか。
(参照:ニホンウナギの生息地保全の考え方)
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