プラントベースフード|糖尿病以外の病気予防効果は何がある?

植物由来の食材や、植物由来の原料で作られた食品を指すプラントベースフード。

過去の記事ではプラントベースフードは糖尿病を予防する効果が期待できるとお伝えしましたが、今回は糖尿病予防以外に期待できる健康効果を解説します!

目次

プラントベースフードは糖尿病以外の病気も予防できる?! 

プラントベースフードは飽和脂肪酸が少なく食物繊維が豊富なことから糖尿病のリスクを下げると報告されています。飽和脂肪酸は肉類などに多く含まれており、糖尿病発症を促進する要因のひとつ。

しかし、プラントベースフードは植物性原料からできるため、飽和脂肪酸はほぼ含まれていません。ですから肉を減らしてプラントベースフードに切り替えることで、糖尿病の予防になると考えられています。

また、プラントベースフードにはビタミンやミネラルなど抗酸化作用を持つ栄養素が豊富な食材が多いという特徴があります。この抗酸化作用によって活性酸素から細胞を守り、免疫力を高めてくれるのです。その結果、感染症や糖尿病以外の病気のリスクをも下げる効果が期待できます。

※プラントベースフードの糖尿病予防効果は、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
「プラントベースフードは糖尿病の予防に効果的?!」

参照:
https://www.hsph.harvard.edu/news/press-releases/plant-based-diet-reduced-diabetes-risk-hu-satija/
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html

プラントベースフードの糖尿病以外の予防効果 

ここからは、プラントベースフードの糖尿病以外の予防効果を見ていきましょう!

<心血管疾患などによる死亡リスクの低下> 

米国立がん研究所は、肉などの動物性たんぱく質の摂取を少し減らし、植物性たんぱく質を含むプラントベースの食事に置き換えると、心血管疾患による死亡リスクが低下する可能性があると発表しました。

心血管疾患とは、主に動脈硬化によって血管が狭くなり、臓器へ血液を十分送れなくなることで、心筋梗塞や脳梗塞などがあります。

研究では、男女計40万人について16年間のデータを解析しました。その結果、植物性たんぱく質を多く摂るプラントベースの食事をしている人は、死亡リスク全体と心血管疾患による死亡リスクが下がることがわかっています。

具体的には、食事エネルギー摂取量に対して3%分の動物性たんぱく質を植物性たんぱく質に置き換えた人の心血管疾患での死亡リスクは、男性で11%、女性で12%減少しています。

参照:
https://dceg.cancer.gov/news-events/news/2020/plant-animal-protein-mortality
https://www.club-dm.jp/type2diabetes/understanding-cv-risk-in-t2d.html

<脂質異常症の発症および悪化を予防>

プラントベースフードは脂質異常症の発症および悪化を予防する効果が期待できます。脂質異常症とは高脂血症とも呼ばれ、血液中の脂質が多くなっている状態のことです。

血液中の悪玉コレステロールが必要以上に多く、善玉コレステロールが少ないため、動脈硬化を促進してしまいます。動脈硬化が悪化すると心血管疾患を始め、脳卒中など命にかかわる病気を引き起こします。

脂質異常症の原因のひとつが、飽和脂肪酸の摂り過ぎです。しかし飽和脂肪酸が少ないプラントベースフードへの切り替えによって、これらの病気のリスクを軽減できると考えられています。

脂質異常症の予防に効果的なプラントベース食材は、悪玉コレステロールを下げる大豆製品やオリーブオイル、抗酸化作用を持つブロッコリー、パプリカなどがあります。

参照:
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-013.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-082.html

<一部のがんのリスクを軽減>

プラントベースフードは前立腺がんや乳がん、大腸がんなど、一部のがんのリスクを軽減できる可能性があるといわれています。特に赤身肉(牛肉、豚肉、羊肉などのこと)や加工肉の摂りすぎは大腸がんの発症リスクを高めることが、国連の報告により明らかになっています。

ただ、国立がん研究センターは日本人の平均的な摂取量(調理前で63g/日)であればリスクを高めることはほぼないとしています。

とはいえ、赤身肉や加工肉を摂りすぎている人は注意が必要です。これらの摂取を減らし、プラントベースフードの食事に切り替えることで、がんのリスクを軽減できると考えられるでしょう。

(参照: https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2015/1029/index.html)

プラントベースフードで注意したいこと  

プラントベースフードで注意すべきことがあります。それは、植物性食品だからといって何を食べても体に良いというわけではないことです。

例えば、ジュースやスナック菓子、パンなどは、飲み過ぎ食べ過ぎに注意しなければなりません。糖分が多いため、糖尿病や肥満などのリスクを高めてしまいます。

また、スナック菓子などは脂質も多く、脂質異常症のリスクを高める可能性があります。

プラントベースフードを取り入れる際には、体に良いものとそうでないものを見極めて食べるようにしましょう。

あわせて読みたい: 遺伝子組み換え食品とは?プラントベースフードの安全性も解説

プラントベースフードを効果的に取り入れて病気のリスクを減らそう!

プラントベースフードは、心血管疾患や脂質異常症など糖尿病以外にも病気のリスクを減らす効果が期待できます。これらの病気の大きな原因のひとつは乱れた食生活でもあるため、食事内容を見直し、植物性たんぱく質中心のプラントベースフードに切り替えていくと良いでしょう。

ただし、プラントベースフードの中でも脂質や糖質の高い食品は摂り過ぎに注意。抗酸化作用を持つ、野菜や果物、穀類や豆類などを積極的に食べるのがおすすめです。プラントベースフードを効果的に取り入れて、病気のリスクを減らしていきましょう!

あわせて読みたい: 植物由来のプラントベースフード!どんな食材を使ってる?


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