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渋谷で楽しむUrban Farming!都会のオアシスで自然を満喫

Monday, 14 October 2024

地域の活性化や食育、環境課題の解決などを目的とし、渋谷を拠点にUrban Farming(都市型農業)を行うコミュニティーが注目を集めています。

ファッション、音楽、グルメなど最先端のカルチャーがあふれる渋谷で、なぜUrban Farmingが始まったのでしょうか?また、どのような場所で野菜や植物を育てているのかも気になるところです。

そこで今回は、渋谷で楽しむUrban Farmingをテーマに、渋谷を拠点に活動するコミュニティー団体の活動事例を解説します!

渋谷のUrban Farmingはライブハウスの屋上から始まった!?

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渋谷でUrban Farmingが発展したきっかけは、ある男性がライブハウスの屋上に畑を作ったことでした。

編集者として活動していた小倉崇さんは「渋谷に農園を作る」と決意し、2015年に渋谷のライブハウス「TSUTAYA O-EAST」の屋上に畑を作ったのです。

渋谷の畑は瞬く間に話題となり、女子高生や子育て中の親、研究家など多くの人々が見学に訪れたといいます。

そして、渋谷の真ん中で育てた野菜の味に感動し、都市でもおいしい野菜が作れることに驚嘆したといわれています。

また、訪れた人たちとの会話を通して、都市で生活する人々が家庭菜園や土に触れたがっていると感じ、小倉さんは2018年にNPO法人「アーバンファーマーズクラブ」を立ち上げました。

(参照:産地は“TSUTAYA O-EAST屋上”渋谷のど真ん中で、美味しい野菜が採れるまで)

渋谷でUrban Farmingの活動を始めた理由

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小倉さんは渋谷でUrban Farmingを始める以前から、有機農家さんへの取材を通じて農業に関心を持っていたといいます。そこで化学肥料や農薬を一切使用しないで作ったホウレンソウのおいしさに衝撃を受けたそうです。

その後、2011年の震災を機に物流への危機感を覚え、自給自足の重要性を認識したと話しています。これを機に、まずは相模湖近くの有機農家さんの畑で、収穫やワークショップなどのイベントを開催することから始めたといいます。

そして活動を続けていく中で渋谷のライブハウス運営会社から声がかかり、屋上に畑を作ったのが始まりで渋谷でのUrban Farmingの活動が始まったというわけです。

欧米では既に根付いているUrban Farmingという持続可能な文化を、都会を象徴する渋谷から発信することで、日本中にUrban Farmingの活動を広めていきたいと小倉さんは語っています。

(参照:小倉崇さん、なぜ東京の真ん中で「農業」をするんですか?)

渋谷を拠点に活動する「アーバンファーマーズクラブ」をチェック!

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渋谷のUrban Farmingをリードする非営利団体「アーバンファーマーズクラブ」は、設立から6年で実に800人以上のメンバーが登録しています。

10代から70代までの世代を越えたメンバーが集い、都市農園活動を中心に郊外やオンラインなどさまざまな活動を行っています。また、運営費は市民のドネーションによって支えられているのが特徴です。

現在、コミュニティーファームとして存在する渋谷エリアの畑は、以下の5カ所になります。

・エビスガーデンファーム…恵比寿ガーデンプレイス内。渋谷区では最大面積の200㎡。地面に直接土を盛って作られた畑。季節ごとに収穫祭を開催。
     
・渋谷リバーストリートファーム…渋谷新南口の川沿いに生まれた遊歩道にある畑。オーガニックコットンの栽培も実施。      

・恵比寿ガーデンプレイス…ガーデンプレイスで花卉(かき)用として使っていたプランターを畑に転用し、サラダハーブやジャガイモなどを栽培。地元の保育園             と連携し食育を提供。
             
・ウノサワ東急ビル…オフィスワーカーと提携して運用している畑。ハーブに特化した畑でカモミールミントやラベンダーなどを栽培。

・東急プラザ表参道原宿…東急プラザ表参道原宿の6階にある「おもはらの森」内にあるプランターを活用した「やさいの森」という名のファーム。渋谷区            に本社を持つ3つの企業との共同プロジェクト。地元の保育園児            たちへの農体験や食育も提供している。

(参照:UFC事務局 (URBAN FARMERS CLUB の投稿者)

渋谷のUrban Farmingをリードする団体の活動事例

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渋谷エリアにいくつもの畑を持つアーバンファーマーズクラブでは、さまざまな活動を行っています。ここでは活動事例の一部をご紹介します。

年齢や職業関係なく、共に畑を耕して交流を深める

 

畑では共に土に触れて汗を流し、収穫の喜びや育てた野菜のおいしさを分かち合うことで、年齢や職業関係なく、フラットな関係性が生まれています。都市に住む人々の出会いや交流が育まれ地域活性化につながっています。

育てた野菜を地域の生活困窮者に寄付

  

児童養護施設出身者の生活を支援する一般社団法人「Masterpiece」と、渋谷のフードバンクを行う団体と連携し、畑で育てた米や味噌、イチゴ、葉物野菜、ジャガイモなどを届け、生活困窮者を支えています。

さらに、渋谷のカフェと連携してコーヒーかすを畑の堆肥に循環利用するといったサステナブルな取り組みで、フードロス削減にも貢献しています。

(参照:コロナ禍より立上げた野菜の寄付事業)
(参照:街のコーヒー屋と街の農家。だから、できること。)

時代を先ゆく渋谷のUrban Farmingをチェックしてみよう! 

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渋谷で実施されているUrban Farmingの活動は、都市部でもおいしい作物を自分たちで育てて食べることができるという可能性を示しています。

地域の活性化や環境保全、食料自給にもつながるUrban Farmingをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: 街のサステナビリティを目指すごみ拾いイベント|アイデア事例も

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