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ベルマーク運動はSDGsに貢献できる?役割や仕組みを解説

Tuesday, 07 November 2023

ベルマークと聞くと「懐かしい」と感じる人も多いのではないでしょうか?幼稚園や保育園、小中学校などでベルマーク集めをした記憶がある人も少なくないでしょう。そんなベルマーク運動は、持続可能な社会を目指す「SDGs」に貢献するといわれています。

今回は、ベルマーク運動がSDGsに貢献する理由や、知っているようで知らないベルマーク運動の役割や仕組みを解説します!

ベルマーク運動とは?なぜSDGsに貢献するの?

ベルマーク運動とは「ベルマーク教育助成財団」が「すべての子どもに等しく、豊かな環境の中で教育を受けさせたい」という理念をもとに、学校(PTA)や企業(協力会社・協賛会社)と共に行っている、教育に関する支援活動です。

ベルマークの歴史は古く、始まりは1960年。お菓子やパンといった食品をはじめ、文房具などのパッケージについている点数付きのベルマークを学校(PTA)や団体が回収し財団に送ることで、その点数分のベルマーク貯金が貯まります。このベルマーク貯金を使って、学校で必要な備品などを企業が提供する商品の中から購入できるというわけです。

そのためベルマークが多く回収できるほど、跳び箱やピアノなど大きな備品が買えるようになり、教育現場が豊かになっていきます。

ベルマーク運動の「すべての子どもに等しく、豊かな環境の中で教育を受けさせたい」という理念は、SDGs目標4の「質の高い教育をみんなに」に通じているのです。

ベルマーク運動は手間や時間がかかることから、一時期廃止する学校や団体が増えましたが、SDGsに貢献できる活動として見直され、再び取り組みが広がりつつあります。

(参照:ベルマーク運動の歩み)
(参照:仕組みと流れ)

ベルマーク運動の仕組みと流れ

ベルマーク運動は自分たちの教育環境が豊かになっていくだけでなく、特別支援学校や災害被災校など、厳しい教育環境にある学校や団体へも自動的に支援できる仕組みになっています。ここでは、ベルマーク運動の仕組みと流れを見ていきましょう。

※画像出典:ベルマーク助成教育財団「仕組みと流れ」

1.協賛会社がベルマーク付きの商品を生産・販売。

2.学校(PTA)や公民館などでベルマークを回収・集計し、ベルマーク教育助成財団に送る。

3.ベルマーク1点=1円に換算され、財団が協賛会社へ請求を行い、入金を受けた財団はベルマーク預金として積み立てる。

4.PTAが積み立て預金を使って、備品や教材を提供してくれる協力会社から学用品を購入し学校へ贈呈する。

5.購入金額の10%が財団を通して、特別支援学校や災害被災校、へき地の学校や途上国の子どもたちへの支援金として寄付される。

このように、ベルマーク預金で学校の備品を購入することで、厳しい教育環境に置かれている学校や途上国の子どもたちも同時に支援できる仕組みです。

ベルマーク運動は個人でも参加できる?

幼稚園や学校に通っている子どもがいなくても、ベルマーク運動への参加は可能です。ベルマークの回収を行っている学校へ寄付したり、財団へ直接郵送したりもできます。

また、行政施設の窓口やボランティアセンターに届けるのも良いでしょう。ベルマークの回収を応援している地域の場合、スーパーやドラッグストア、郵便局などに回収ボックスが置いてあるケースもあります。

意識して探してみると、普段利用している場所にも回収箱が置いてあることに気づくかもしれません。

ただしベルマーク運動を個人で行う場合、個人的に商品の交換などはできないため、注意しましょう。

(参照:個人でも団体でも)

新しい集め方!ウェブベルマークも登場

最近では、ネットショッピングでもベルマークがもらえて、学校支援ができる仕組みも登場しています。いつものネットショッピングの前にウェブベルマークのサイトに立ち寄り、そこからログインするだけで、ベルマークがもらえるシステムです。

支援したい学校を選ぶことができ、選ばない場合には被災校の支援に役立てられます。学校を指定すると毎月貯まったベルマークポイントが自動で合算されるため、点数の計算も不要です。

忙しいけど何か支援できないかと考えている人にも、新しい形で手軽にベルマークを集められるウェブベルマークはおすすめです。

(参照:はじめての方へ | ウェブベルマーク)

SDGsに通じるベルマーク運動を応援しよう!

ベルマーク運動は学校用品を購入できるだけでなく、厳しい教育環境に置かれている学校や途上国の子どもたちの支援にもつながる取り組みです。

ベルマークに関心がなく、「商品のパッケージは確認することなく捨てていた」という人も、これを機にベルマークを集めてみるのも良いでしょう。

普段購入している日用品の中にも、意外とベルマークが多いことに気づくかもしれません。SDGs目標4「質の良い教育をみんなに」にも貢献できる、ベルマーク運動。個人でできる、SDGsへの取り組みの第一歩として、実践してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: SDGsの達成に向けて子どもができること|安心できる未来へ

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