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SDGsは何年までに達成すれば良い?日本と世界全体の達成状況

Tuesday, 06 August 2024

持続可能な世界を目指して世界中で取り組まれているSDGs。17のゴールと169のターゲットで構成されていますが、何年までに達成すれば良いのでしょうか?また日本と世界の達成状況も気になるところです。

そこで、SDGsは何年までに達成すれば良いのか、また日本と世界全体の達成状況について解説します!

SDGsは何年までに達成すればいいの?

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2015年9月に誕生したSDGsの達成期限は、2030年とされています。2030年が達成期限とされている理由は、前身であるMDGsが15年間を期限としていたため、それにならって設定されたと考えられています。

また、貧困や差別、環境汚染、紛争などさまざまな問題の悪化を防ぎ解決を急ぐためともいわれています。しかし、2030年にすべてを解決するのは難しいかもしれません。

ただ、問題解決に向けて何も取り組まなければ地球環境は悪化をたどる一方です。SDGsが掲げる「持続可能な社会」を築くためには、一人ひとりが地球の抱える問題に関心を持ち、行動に移していくことが求められています。

2023年最新情報!日本と世界全体の達成状況をチェック

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SDGsが始まってから9年目となる2024年現在では、日本のSDGs達成度はどれくらいなのでしょうか。

2023年6月に持続可能な開発ソリューション・ネットワークとベルステルマン財団によって作成された「Sustainable Development Report 2023」のレポートにて、SDGsの達成度ランキングが報告されています。

このレポートによると、ランキングの対象となる163カ国中、日本は21位です。上位には「1位フィンランド・2位スウェーデン・3位デンマーク」と北欧を中心とした国々がランクインしています。

日本の達成スコアは79.41点で、2022年度の79.58点の19位からランクが2つ落ちる結果となりました。

日本が達成できている取り組みは、SDGs4「質の高い教育をみんなに」SDGs9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の2つです。

昨年の時点ではSDGs16「平和と公正をすべての人に」も達成済みとされていましたが、「報道の自由」の指数が低下したことなどによって評価を落とす結果になりました。

また、世界全体で見てもSDGs達成度の推移は、2020年以降停滞していることがわかっています。その理由は、コロナ禍や戦争による社会や経済への影響です。中でも重要課題とされているのが、高所得国と低所得国の格差問題です。

低所得の途上国では、パンデミックや戦争による社会や経済へのダメージによって、SDGs全体の達成度が上がるどころか、むしろ下がっています。

2015年~2030年に向けた中間評価では「SDGs達成への軌道から大きく外れている」と危機感を示しており、このままでは2030年に世界レベルで達成できる目標は17のうち一つもないと予測されている状況です。

しかし、一方でレポートには「SDGsはまだ達成可能」という主張もあり、そのためには持続可能な開発に向けた資金への投資が求められています。

(参照:みみより!解説 – NHK)

2030年のSDGs達成に向けて私たちができること

昨今の世界情勢によってSDGs達成度は停滞していますが、私たちの暮らしの中でもまだできることは数多くあります。

特に日本の中でSDGsの達成度が低く、重要課題とされているのがSDGs5「ジェンダー平等を実現しよう」です。ジェンダーとは性別を意味しますが、職場や家庭において男女平等を意識した環境づくりも重要なことです。

夫婦の間で、家事や子育てを平等に分担できているかなど、あらためて話し合ってみるのも良いでしょう。また、一般的に女性管理職の割合が低いとされる企業においても、女性が活躍できる環境づくりを推進するのもジェンダー平等につながるアクションのひとつです。

その他にも、達成度が低い目標にSDGs12「つくる責任 つかう責任」があります。日本は電子ごみの増加が深刻化しているため、電子機器の廃棄を減らし、リサイクルに出すといった行動も大切です。このような一人ひとりの小さな行動の積み重ねが、SDGs達成度の向上に着実につながっていきます。

SDGsは2030年までの目標!達成を目指してできることに取り組もう

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SDGsの達成期限である2030年まで残り約6年です。日本のSDGs達成ランキングは世界163カ国中21位で、まだまだ課題は残っています。世界全体で見ても達成度は停滞傾向にあり、政府だけが取り組んでいても厳しいのが現状です。

日本が強化すべき取り組みとされている、ジェンダー平等、電子ごみやプラスチックごみの削減、二酸化炭素排出量の削減なども、個人でできることはたくさんあります。

SDGsを達成して持続可能な地球環境を実現するために、自分ができそうなことを探して、早速行動に移してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: SDGsとは?17の目標の内容を簡単にわかりやすく解説!①

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