お正月遊びの定番でもある「かるた」。かるたにはさまざまな種類がありますが、最近ではSDGsをテーマにしたかるたが登場しているのをご存知ですか?
SDGsかるたの中には学生が作ったものや、無料で遊べるものもあるとして注目を集めています。そこで今回は「SDGsかるた」とはどんなものか、魅力や無料で遊ぶ方法をあわせて解説します!
「SDGsかるた」とは、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標をテーマにした読み札と絵札で構成される、かるたのことです。
子どもから大人までより多くの人にSDGsを知ってもらい、環境問題を身近に感じてもらうことを目的に作られています。
またSDGsかるたには、読み札の一文のみではなく、解説文が書かれているものが多いという特徴があります。解説文を読むことで、地球が抱える問題をより深く理解できるのも良いところです。
さらに、SDGsの目標達成に向けて具体的にどう行動すれば良いかといったアクションプランや実践方法が書かれているため、実際の行動につなげていけるのもSDGsかるたの特徴です。
(参照:豊川の加山興業 「SDGsかるた」制作)
かるたは持ち運びしやすいため、いろいろな場所で遊べる便利なアイテムですが、SDGsかるたならではの魅力とは何でしょうか。ここではSDGsかるたの魅力について見ていきましょう。
中学校や高校、大学、企業などでSDGsかるたを自分たちで制作する取り組みを行っているところもあります。
例えば、とある中学校では、SDGsの17ある目標の中から自分が絵札にしたいテーマを選び、イラストと読み札を作るといった方法で制作しています。
SDGsの17ある目標を知り、身近に感じたり興味がある問題を1つ選び、解決法を読み札の一文に取り入れるといった一連の流れを体験することで、SDGsへの理解がより深まるでしょう。
自分が思いを込めて制作した1枚を、より多くの人に伝えたいという思いも生まれるのではないでしょうか。SDGsかるたは、作り手によって視点や解決策が違うのもまた、おもしろさのひとつです。
(参照:【特集】「SDGsかるた」で探究学習!中学生が体験してみた)
SDGsかるたは、さまざまな企業が販売しており、ネットなどで購入できます。SDGsかるたとひと口にいっても、絵札と読み札はそれぞれに個性があり販売元によって全く異なるので、いろいろなSDGsかるたを入手して、遊び比べてみるのも良いかもしれません。
また、SDGsかるたの画像PDFを無料でダウンロードできるサイトもあります。まずは試しに、無料ダウンロードのかるたで遊んでみるのもおすすめです。
ただし、営利目的での使用が禁止されている場合もあるため、各サイトの注意事項をよく読んでから利用するようにしましょう。
(参照:SDGs学習ツール)
SDGsかるたは、子どもから大人まで幅広い世代で遊ぶことができ、楽しみながらSDGsについて学べるのが魅力です。
SDGsへの興味や関心が高まったら、自分でかるたを制作してみるのも良いでしょう。かるたを自作することで、SDGsの知識が深まるだけでなく、周りの人へSDGsの理解を広めるチャンスになるかもしれません。
SDGsを達成するための行動を起こす人が1人でも増えていくことで、未来が変わっていきます。ぜひ、このお正月は家族や親戚とSDGsかるたで遊んでみてはいかがでしょうか。
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