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ロックバンド「MAROON5」の環境問題への取り組みとは?

Wednesday, 02 October 2024

アメリカ・ロサンゼルスで結成されたロックバンド「MAROON5」。来日公演も行うなど日本でも人気の高いバンドですが、環境問題への取り組みに熱心なことはあまり知られていないかもしれません。

今回は「The use of arts to promote sustainability(持続可能性を促進するための芸術の使用)」をテーマに、MAROON5の環境問題への取り組みを解説します。

MAROON5ってどんなバンド?

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MAROON5(マルーン5)は、アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスで結成されたバンドです。当時中学生だったアダム(Vo.)とジェシー(Gt.&Key)が音楽を一緒に始めたのをきっかけにメンバーが集まり、最初は4人組バンドとして活動していました。

その後、新たなメンバーが加わり5人編成になったのを機にMAROON5に改名したとされています。

2002年にリリースしたデビューアルバムはロングヒットを飛ばし、2005年のグラミー賞で最優秀新人賞を受賞しました。また「サンデー・モーニング」や「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」2曲が日本のCMで起用されるなど、一躍有名に。

心地良いメロディーと歌声、ロックでありながらジャズやヒップホップなども取り入れた独特のサウンドが特徴のMAROON5は、全米アルバムチャート1位を何度も獲得し、アメリカのみならず世界を誇るトップクラスのバンドとして活躍し続けています。

(参照:BIOGRAPHY – maroon 5 | マルーン5 – UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

MAROON5の環境問題への取り組みをチェック!

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楽曲制作やコンサートなど音楽活動に多忙な中、2006年に環境メディア賞で称えられるほど環境問題への取り組みを熱心に行っています。

ここではMAROON5が環境問題に向けてどのような取り組みを実践しているのか、見ていきましょう。

ワールドツアーでCO2排出量削減に挑戦

 

MAROON5は気候変動の一因となる地球温暖化を防止するために、環境保護団体の協力を得て、ワールドツアーでCO2排出量削減に挑戦しています。

例えば、再利用可能なウォーターボトルを購入すると、無料のウオーターステーションが利用できる仕組みを導入。

ボトルの収益は、ツアーの環境保護活動や太陽光などの炭素排出削減プロジェクトを支援するために使われます。また、マイボトルを使って給水することでペットボトルごみの削減に大きく貢献できる取り組みです。ツアーでは約30トン(ペットボトル1万本分)のごみを回避できたともいわれています。

(参照:>Maroon 5 • REVERB)
(参照:アーティストたちのための選択肢。音楽ツアーはどうすればサステナブルになる?)

すべてのツアーでエコビレッジを設けて、環境保護を呼びかけ

 

MAROON5のツアーでは、ファンに向けて環境問題への関心や意識を高める目的として、エコビレッジを設けています。メンバーが取り組んでいる環境活動の様子などをシェアし、学べたり、支援団体に寄付したりできるブースになっています。

エコビレッジに参加したファンは、メンバー全員のサイン入りFSC認証ギターがもらえるチャンスがあるなど、ファンが楽しく参加できる工夫も魅力のひとつです。

(参照:>Maroon 5 • REVERB)
(参照:>Red Pill Blues Tour 2018 • REVERB)

メンバーでペルーとグアテマラを訪れ、違法伐採の阻止などを実行

MAROON5のメンバーは、環境保護団体の協力者と一緒にペルーとグアテマラを訪れ、違法伐採の阻止や、太平洋に生息するクジラの追跡と保護の支援などを行いました。

環境省のデータによると、ペルーのアマゾン地域では年間12万3,000ヘクタール以上の森林が減少していることが明らかになっています。主に違法伐採や農業、畜産、鉱物違法採掘や麻薬密売などが森林減少の原因として考えられています。

また、グアテマラはアグア山の噴火による森林火災が生態系や環境に大きな影響を及ぼしているとして、支援が求められている場所のひとつです。

こうした危険を伴う場所にもメンバーは足を運び、現地の状況を受け止め、支援の拡大に貢献しています。

(参照:>ペルーのアマゾン、森林破壊が加速度的に進行中 環境当局)
(参照:台湾、グアテマラ森林火災による環境破壊対策に30万米ドル相当の物資供与へ)

プラスチック公害の削減を目的とした環境保護キャンペーンに参加

 

jackJohnsonが発起人となり、プラスチック公害の削減を目的とする「BYOBottle」というキャンペーンにも、MAROON5が参加しています。

「BYOBottle」とは、自分のボトルを持参しようという意味を持ち、ライブイベントなどで再生可能なボトルを持参することと、イベント会場に無料のウオーターサーバーの設置を推進するキャンペーンです。

MAROON5の他に、ウィルコやPINK、ボニーレイット、ジャクソン・ブラウンなど数多くのアーティストが賛同し、署名を行いました。

(参照:ジャック・ジョンソンが発起人、プラスチック公害削減の環境保護キャンペーン設立)

アパレルブランドと手を組み環境保護の資金集めに貢献

アパレルブランドが環境保護団体への資金集めとして、独自のデジタル・ダウンロードを開設し、jackJohnson、PEARLJAMといったアーティストと共にMAROON5もプロジェクトに参加しました。

1曲99セントでここでしか手に入らない独占曲を提供し、純益をアーティストが支援する環境保護団体に寄付される仕組みになっています。

(参照:■PERL JAM、JACK JOHNSON, ETC■ PATAGONIAと組んで環境保護の基金集め)

MAROON5は音楽だけでなく環境活動もトップクラス

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ご紹介してきた取り組み以外にも、地球温暖化に警鐘を鳴らすために数組のアーティストがコラボして制作した楽曲「アース」にVo.アダム・レヴィーンが参加し、曲を通してメッセージを発信しています。

MAROON5の多岐にわたる環境問題への取り組みは、音楽と同様に世界トップクラスといっても過言ではないでしょう。環境に優しいコンサートツアーも、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

(参照:ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデが、地球温暖化の警鐘を歌に乗せた。新曲「アース」に豪華アーティストが参加(動画))
あわせて読みたい: 環境のためにできること|リユースとリサイクルの違いとは?

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