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アップサイクルハンガーが作られる背景|使われる資源は何?

Monday, 25 December 2023

ハンガーといえば、木製もあるもののプラスチック素材が主流ではないでしょうか。しかし、最近では資源を再利用し、価値を高めて作られるアップサイクルハンガーが増えてきています。

アップサイクルハンガーが作られるようになった背景には、環境問題への対策として資源の循環が求められていることや、ファッション業界における環境負荷が大きい点などが挙げられます。

今回は、アップサイクルハンガーが作られるようになった背景や、アップサイクルハンガーに使われている資源について解説します!

アップサイクルハンガーが作られるようになった背景

アップサイクルハンガーが作られるようになった背景には、資源の枯渇問題や製造過程での環境汚染、ファッション業界における環境負荷など複数の問題が関係しています。具体的にどのような背景があるのか見ていきましょう。

資源の循環利用が求められている

アップサイクルハンガーが作られるようになった背景には、世界中で資源の循環利用が求められていることが挙げられます。資源の処分や製造は、温室効果ガスの排出といった環境負荷をもたらすからです。

そこで資源を循環利用するアップサイクルを促進させることで、エネルギー消費量を抑え、有限な資源そのものの枯渇を防ぐことにつながります。また、ハンガーはアップサイクルしやすいアイテムであることも背景にあります。

ファッション業界における環境負荷が大きい

環境負荷が大きいファッション業界ですが、問題視されているのは衣類の大量生産・大量廃棄だけではありません。

アパレルの流通においてはプラスチックハンガーが使用されるケースが多く、役目を終えたハンガーのほとんどが廃棄されてきたといいます。

最近では廃棄による環境負荷を少しでも軽減するために、流通用のハンガーをリサイクルしたり、廃棄衣類からハンガーをアップサイクルする取り組みが進められています。

クリーニング店や家庭ではプラスチックハンガーが多く使われている

アパレルの流通に限らず、クリーニング店や家庭においてもプラスチックハンガーが多く使われています。その理由はやはり、プラスチックハンガーが軽くて使いやすいからです。

しかし、プラスチックは自然分解しないため、廃棄されたあとにマイクロプラスチックとして残り続け、環境に悪影響を及ぼす可能性があります。

この問題を受け、クリーニング店ではプラスチックハンガーの回収に加え、ダンボールをアップサイクルしたハンガーなどを導入する店舗も出てきています。

アップサイクルハンガーはどんな資源を使っている?

アップサイクルハンガーは、生地の裁断くずや廃棄衣類繊維、木製の日用品を作る過程で出る端材など、さまざまな資源を活用しています。ここからは、アップサイクルハンガーの資源をチェックしていきましょう。

「生地の裁断くず」から生まれたアップサイクルハンガー

洋服を生産する過程で発生する「生地の裁断くず」を活用した、アップサイクルハンガーです。裁断くずを集めて裁断機にかけ、繊維状になるまで細かく粉砕したものを原料に、フェルト状のボードに加工します。

これをハンガーの形に型抜きして成型し、固着剤と熱で凝縮させることで強度の高いハンガーになります。天然素材で作られているため、廃棄後は生分解され土に還るのもポイント。処分の際にも二酸化炭素を排出しない地球に優しいアップサイクルハンガーです。

「廃棄衣類繊維」から生まれたアップサイクルハンガー

従来なら廃棄・焼却処分していた、不用な洋服の繊維をアップサイクルしたハンガーです。廃棄される洋服の繊維をペレット(樹脂原料)に再資源化し、ハンガーに生まれ変わらせています。

特殊な技術を用いて洋服の繊維を超微細な粉末に加工し、ポリプロピレン樹脂と混ぜ合わせてペレット化したものを、型に流し込みハンガーの形に成型します。

廃棄衣類から生まれたとは思えない、しっかりとした形と素材が特徴。衣服の廃棄量削減にも貢献するアップサイクルハンガーです。

木の「端材」から生まれたアップサイクルハンガー

家具や食器など、ものづくりの過程で発生する木の「端材」をアップサイクルしたハンガーです。従来は、端材は使えないものとしてほとんどが捨てられていました。

しかし、端材を集めて接着・圧縮する技術を用いて、日本の伝統工芸 「寄木細工」のような個性的なアップサイクルハンガーの作製が実現しています。

一つ一つの端材パーツは異なる環境で育ったため、木目も色味も違うのが特徴。組み合わせてハンガーにすることで、世界で一つだけの木製ハンガーになる点も魅力です。

資源を有効活用したアップサイクルハンガーを使おう

アップサイクルハンガーが作られる背景には、資源の循環利用が求められていることや、ファッション業界における環境負荷の軽減やプラスチックハンガーの削減に向けての取り組みなどがあります。

アップサイクルハンガーは、洋服を生産する過程で出る裁断くずや廃棄衣類の繊維、木の端材などを資源にしているのが特徴です。どれも廃棄量削減につながり、資源の循環利用に成功しています。

ぜひこの機会に、従来のプラスチックハンガーの使用を減らし、資源を有効活用したアップサイクルハンガーに切り替えてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: 環境のためにできること|リユースとリサイクルの違いとは?

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