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ウールがサステナブルな素材といわれる理由|選び方のポイントも

Tuesday, 23 May 2023

服の素材としてよく使われる綿と合成繊維は、生産から廃棄に至る過程での環境負荷が大きいとして問題視されています。

そこで注目を集めているのが、天然素材で環境に優しいといわれている「ウール」です。今回はウールがサステナブルな素材とされる理由やウールを選ぶときのポイントも併せて解説します!

ウールは環境に優しい?サステナブル素材とされる理由

ウールとは、羊毛をはじめアルパカやカシミア、アンゴラなどの動物の毛を素材にしたものを指します。まずはウールが環境に優しい、サステナブルな素材といわれる理由を確認していきましょう。

天然素材で再生可能かつ土に還る

ウールは羊やアルパカなどの動物の毛を使用するため、毎年新しい毛が再生されます。また天然素材100%でたんぱく質が主成分であるため、生分解が可能です。

廃棄後は栄養素と炭素を放出しながら土に還り、肥料となるため大気汚染の原因になることもありません。

他の素材と比べ、製造過程での水やエネルギー消費量が少ない

ウールは綿や合成繊維などに比べ、製造過程で水やエネルギーの消費量が少ないのもサステナブル素材といわれる理由のひとつです。

例えば、100枚のセーターを生産する際、ポリエステルに比べてエネルギー消費量は18%少なく、水の消費量は綿より70%少ないとされています。

(参照:ウールを使用する)

吸湿性が良く、化学薬品を使用しなくてもきれいに染まる

ウールは吸湿性に優れており、染める際には色をよく吸収する性質があります。化学薬品を使用しなくてもムラなくきれいに染められるため、環境負荷をかけずに済みます。

また色落ちしにくいのも良いところです。合成繊維にはない天然繊維の凄さともいわれています。

(参照:ウールの秘密)

耐久性に優れ長く愛用できる

ウールは弾力性があり、シワになりにくく型崩れもしにくい特徴があります。また、伸縮性があり脱ぎ着しやすいなど、耐久性に優れているため長く愛用できるのが良い点です。

日本の衣服の廃棄量は推計年間50万トンを超えると報告されており、長く着られるウールは衣料廃棄物を抑えることにも貢献できます。

(参照:衣料廃棄物について考える)

ウールは最小限の手入れで済む

ウールは水をはじきやすい構造により汚れにくく、またにおいを閉じ込める防臭力があります。そのため洗濯する回数が少なくて済み、傷みにくく、長く愛用できることにつながるのです。

また、最小限の手入れで済むため、洗濯機を回す回数が減り電力や水の消費を抑えられます。さらに、洗濯時に出る微小繊維も生分解されるため、水質汚染の原因になる心配もありません。

(参照:ウールの天然の耐臭効果)

ウール選びには気をつけるべき点も!選び方のポイントは?

ウールがサステナブルといわれる理由を見てきましたが、「動物愛護の観点ではどうなのだろう…?」と疑問が浮かぶかもしれません。ウールと表示されていたとしても、すべてがサステナブルとは限らないのも事実です。

では、サステナブルなウールを選ぶにはどんな点に気をつけたら良いのでしょうか。

合成繊維を含まない100%ウールを選ぶ

ウールの衣類を選ぶ際には、必ず商品の品質表示を確認し合成繊維が含まれていないウール100%を選ぶのがポイントです。ポリエステルなどの合成繊維が含まれていると、生分解の妨げになってしまいます。

また、ウールをリサイクルする際にも影響が生じてしまうでしょう。合成繊維が混ざっているものは環境負荷がかかってしまうため、避けることをおすすめします。

羊よりもアルパカを選ぶ

ウールといえば羊毛が代表的ですが、アルパカの方がよりサステナブルな素材とされています。なぜなら、羊に比べアルパカは飼育規模が小さくて済むため、環境負荷が低いからです。

飼育規模の拡大が必要になると過放牧砂漠化が発生しますが、アルパカはこのような問題を起こしません。また、アルパカは毛の色合いが美しいため、染める必要がなく、生産効率が良い点も環境負荷が低い理由のひとつです。

(参照:環境にやさしいニットを見分けるための5つのポイント。【サステナビリティ最前線】)

ウール水準マーク(RWS)を採用したものを選ぶ

より動物への負担が小さいウールを選ぶなら、ウール水準マーク「RWS」の認証がついたものがおすすめです。

ウール水準マーク「RWS」とは、適切に飼育された羊やアルパカから生産されたウールであることを証明するものです。この認証機関が設けられたことで、家畜の飼育環境や飼料などの情報が共有され、どのように生産されたウールなのかがわかるようになりました。

RWSマークがあるウールなら、環境や動物に配慮して作られた証であるため、信頼して選べるでしょう。

(参照:RWS – レスポンシブル・ウール・スタンダード)

環境や動物に優しいウールを選んで一着を長く愛用しよう!

ウールは綿や合成繊維などの素材に比べて、製造過程で水やエネルギー消費量が少ないほか、再生可能で土に還る、環境に優しいサステナブルな素材です。

ポリエステルのようにマイクロプラスチックが発生するリスクがないため、海洋汚染の原因になることもありません。

また、環境に優しいだけでなく、耐久性があり機能性に優れているため、一着を長く愛用できるのもメリットです。選ぶ際のポイントを参考に、ぜひ環境や動物に優しいウール100%の衣類を選んでみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: サステナビリティを持つ衣料素材とは?環境に優しい製品を選んでみよう

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