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むくみの原因は何?対処法と予防法もチェックしよう!
Monday, 13 June 2022
むくみとは?
むくみとは、何らかの原因によって、皮膚あるいは皮膚の下に水分が溜まった状態のことをいいます。血液中の水分が血管の外側に浸み出した状態で、医学用語では「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれています。
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むくみの原因
むくみは、血流が悪くなることによって引き起こされるといわれています。血液は、酸素や栄養を体の隅々まで運ぶ働きをします。
血液は、細胞でつくられた二酸化炭素や老廃物を受け取り、また心臓に戻るため、筋肉を動かすことで、血流が良くなります。
しかし、長時間のデスクワークで下半身を動かさずにいると、足の血流が低下し、むくんでしまうのです。これは足がむくむ時の例ですが、他にもむくみの原因はいくつかあります。一過性のむくみと慢性的なむくみに分けて、見ていきましょう。
<一過性のむくみ>
一過性のむくみの主な原因は、同じ姿勢を続けて筋肉を動かさないことに加え、塩分の摂り過ぎやアルコール、生理によるホルモンバランスの変化や、睡眠不足、ストレスなどがあります。塩分は、体内に水分を溜め込む性質があるので注意が必要です。
また、疲労が蓄積されると血流が悪くなるため、むくむことがあります。この場合、睡眠不足やストレスを解消することで、むくみの改善につながります。一過性のむくみは生活を改善することで、解決するものが多いといえます。
<慢性的なむくみ>
慢性的なむくみは、心臓や肝臓、腎臓などの病気が原因となっている場合があります。指で皮膚を押した時に跡が残っていたり、むくみが数日で治らなかったりする場合には、大きな病気が隠れている可能性があります。
このような症状が見られる際には、早めに医療機関を受診しましょう。
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むくみの対処法
「足や顔がむくんでしまった!」そんな時におすすめの対処法を紹介します。
<冷水と温水、交互に顔を洗う>
顔がむくんでいる時に効果的なのが、冷水と温水で交互に顔を洗うことです。こうすることで、血管が拡張と収縮をくり返すので、血流が良くなり、むくみが解消します。
<ホットタオルで顔を温める>
ハンドタオルを濡らして絞り、電子レンジで1分ほど温めて顔に乗せます。こうすることで、顔全体の血行が良くなり、むくみが解消されます。ただし、やけどをしないように気をつけましょう。
<ストレッチで筋肉や関節を伸ばす>
足など体がむくんだ時には、ストレッチをするのが効果的です。ひざの曲げ伸ばしや足首を回すなどして、凝り固まった筋肉や関節を動かしましょう。体がほぐされることで、血液やリンパの流れが良くなり、むくみを解消できますよ。
<カリウムの多い食品を意識的に摂る>
カリウムには、塩分を体外に排出する働きがあるため、むくみ解消に効果的です。カリウムが多く含まれるバナナやメロン、セロリ、キャベツなどを積極的に食べるようにしましょう。
<ゆっくりお風呂に入る>
ゆっくりお風呂に入ることで、全身の血行を促すことができます。湯船につかりながらふくらはぎをマッサージすることで、さらに血流が良くなり、むくみ解消効果もアップしますよ。
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むくみの予防法
普段からむくまないよう、心掛けることも大切です。
むくみ予防としておすすめなのが、普段から体を動かすこと。デスクワークの合間にも、休憩をはさみ、足を動かすことを意識しましょう。
他には、アルコールや塩分を摂り過ぎないこと、また、体を冷やさないよう、冷たい食べ物や飲み物を控え目にすることも、むくみ予防になります。
体が冷えると血流が悪くなるため、できるだけ体を温めることを意識しましょう。足がむくみやすい人は、ふくらはぎのリンパを刺激する着圧ソックスを履くのもおすすめです。
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むくみを予防してスッキリした体をキープしよう!
一過性のむくみは、日頃の生活習慣に少し気をつけるだけで、ほとんど解消することができます。慢性的なむくみの場合は、早めにかかりつけ医に診てもらうことをおすすめします。
普段からむくみがちな人は、今回紹介した対処法を覚えておくことで、いざという時に役立ちますよ。日常生活にむくみの予防法を取り入れて、むくみ知らずのスッキリした体をキープしていきましょう!