そもそも一般的なタルタルソースはマヨネーズをベースとして「ゆで卵・タマネギ・パセリ・ピクルス」などの食材が使われています。

マヨネーズ自体にも「卵黄・酢・植物油」が原料として使われています。こうしてみると、タルタルソースには基本的に卵が多く使われていることがわかります。

卵は動物性由来の食材であるため、プラントベースフードではありません。そのため、植物由来の食材を中心に食事をするビーガンの人は食べられないのが一般的なタルタルソースです。

通常のタルタルソースは卵がたっぷり使われていますが、プラントベースのタルタルソースではどんな原料が使われているのでしょうか。市販されているプラントベースのタルタルソースを調べてみると、主に以下のような原料が含まれています。

・豆乳
・カボチャパウダー
・タマネギ
・ピクルス
・植物油脂
・砂糖、酢、塩こしょうなどの調味料

上記のように、卵をはじめ動物性食品が使われていないことがわかります。卵の代わりとして、大豆を原料とした豆乳やカボチャを使うことで、しっかりとしたコクが味わえるのが特徴です。

プラントベースのタルタルソースは、手作りも可能です。卵の代わりに、水切りした木綿豆腐を使って、以下の調味料で味付けをします。

・レモン汁
・塩
・酢
・薄口しょう油
・植物油
・水あめ

味付けをした豆腐のタルタルソースに、みじん切りしたとピクタマネギ、ピクルス、ドライパセリを混ぜて完成です。さっぱりしながらも、水切りした木綿豆腐で本来のタルタルソースのようなコクを再現できます。味付けは好みで調整すると良いでしょう。

また、もっと簡単に作りたい人は植物由来の豆乳マヨネーズを使用するのがおすすめです。

（参照:＼誰でもすぐできる／プラントベース簡単レシピ３選)

プラントベースタルタルソースは卵を使用していないため、卵アレルギーの人でも食べられます。また、動物性食品を控えているビーガンの人も安心して食べられるのがメリットです。

これまで卵アレルギーでタルタルソースをあきらめていた人やビーガン食を実践してタルタルソースを我慢していた人の食の選択肢が広がっていくことでしょう。

プラントベースタルタルソースはさまざまな料理に活用できます。ここからは、プラントベースタルタルソースの活用術として、プラントベースメニューとの組み合わせのアイデアをご紹介します！

プラントベースのエビフライに添えて

プラントベースのエビを使ったエビフライに、プラントベースのタルタルソースを添えれば植物性食品100％のエビフライ定食が楽しめます。プラントベースエビは、大豆たんぱくやエンドウマメ、こんにゃく、海藻類などの原料が使われているのが特徴です。

プリッとした本物に近い食感が味わえます。プラントベースのエビに塩こしょうして豆乳マヨネーズを塗り、パン粉を付けてから油で揚げればOKです。タルタルソースを付けて食べることで、満足度もアップするでしょう。

大豆ミートのチキン南蛮にかけて

大豆ミートの唐揚げを使ってチキン南蛮風に仕上げ、プラントベースのタルタルソースをかけて食べるのもおすすめです。

キャベツやトマトなどの野菜をたっぷり盛り付ければ、ビタミンや食物繊維が豊富な栄養バランスの良いメニューに仕上がります。お腹いっぱい食べたいときにもおすすめのメニューです。

ブロッコリーのタルタルソースがけ

ゆでたブロッコリーとプラントベースのタルタルソースの組み合わせは、よく合います。
マヨネーズの代わりになり、ブロッコリーをそのまま食べるのが苦手な人も食べやすくなるでしょう。

時短で作りたい人は、ブロッコリーを電子レンジでチンするのがおすすめです。ちょっと小腹が空いたときや、ダイエット中にも適したメニューです。

（参照:ブロッコリーのタルタルサラダ)

ゆでたホクホクのジャガイモに乗せて

意外にも合うのが、ゆでたジャガイモとの組み合わせです。ジャガイモにはバターが合いますが、プラントベースのタルタルソースはバターよりも脂質が抑えられ、ヘルシーなところがポイント。

ヘルシーでありながらジャガイモのボリュームで満足感が得られます。おつまみにもおすすめできる一品です。

（参照:自家製タルタルが決め手！”ゆで新じゃがとタルタルソース”)

プラントベースのタルタルソースは、植物由来の原料を使っており、卵の代わりに豆乳やカボチャ、豆腐などが使われているのが特徴です。水切り木綿豆腐や豆乳マヨネーズを使って手作りしてみるのも良いでしょう。

卵アレルギーやビーガンの人でも安心して食べられるプラントベースのタルタルソース。ぜひ試してみてメニューの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
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