ユニバーサルデザインとは誰もが使いやすいよう配慮されたデザインを指し、その考え方がSDGsに共通しています。
今回はユニバーサルデザインの原則や実例、バリアフリーとの違いなどを解説します。
まずは、ユニバーサルデザインの定義や混同されがちな「バリアフリー」との違いを確認していきましょう。
ユニバーサルデザインの方向性を明確にするために定められた7つの原則があります。ユニバーサルデザインの提唱者であるノースカロライナ州立大学のロナルド・メイス教授をはじめ、建築家やデザイナーなどが話し合い、まとめたものです。
SDGsでは誰一人取り残さない社会を作ることを掲げており、ユニバーサルデザインは、誰もが使いやすいデザインを目的としています。
製品だけでなく、施設や環境、システムにおいても、誰もが利用しやすく、安心して暮らせる社会を目指している点が、SDGsと共通した考え方といえるでしょう。
特にSDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」のターゲットには、すべての人が安全かつ安価で利用できるシステムや公共スペースの提供が求められており、目標達成にはユニバーサルデザインの推進が必要不可欠であることがわかります。
(参照:11.住み続けられるまちづくりを)
(参照:ユニバーサルデザインについて)
私たちが普段過ごしている街や家の中にも、実はユニバーサルデザインが数多く存在しています。ここではその一例をご紹介します。
SDGsが掲げる「誰一人取り残さない社会」の実現にはユニバーサルデザインの推進が必要です。国や企業に「こうしたらもっと良くなる」といった声を届けるのも良いでしょう。
そしてお互いの違いを尊重し合い助け合う、心のユニバーサルデザインも大切にしていきましょう。
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