BLOG -SDGs and Sustainability
今すぐ実践!サステナビリティに配慮した会社作りのアイデア8選
Friday, 17 November 2023
そこで今回は、今すぐ手軽に始められるサステナビリティに配慮した会社作りのアイデアをご紹介します!
サステナビリティに配慮した会社作りは難しい?
サステナビリティとは「持続可能」を表す言葉です。世界では、地球が抱えているさまざまな環境問題の改善・解決に向けて、持続可能な社会を作るための対策が求められています。企業や経営においても、従来のやり方では環境負荷が大きく、持続可能な社会を築くのは難しいとされているのが現状です。
そこで求められているのがサステナビリティに配慮した経営です。しかし、サステナビリティを意識した経営を掲げることは簡単でも、実現できるかどうかは別問題です。
予算やリソースの確保、企画や設計を行い、実現させるのは難しいと感じている企業も多いかもしれません。けれども大規模な施策にこだわらなくても、会社の中で手軽にできるサステナビリティに配慮した取り組みもあるのです。
サステナビリティに配慮した会社作りのアイデア8選
普段社内で過ごす時間にできることは数多くあります。ここからは、サステナビリティに配慮した会社作りのアイデアを8つ紹介します。
環境問題に貢献できる検索エンジンを使う
インターネットで検索をするときには、環境問題に貢献できる検索エンジンを使うのがおすすめです。例えば、広告収益の約80%が世界自然保護基金のWWFに寄付される仕組みを持つ検索エンジンでは、およそ45回の検索で1本の植樹につながります。
このような仕組みを持つ検索エンジンに切り替えることで、情報を得られると同時に環境活動への貢献ができるのです。
(※参考:そろそろ「ググる」をやめる? 新検索エンジンECOSIAで植林に貢献)
備品はリサイクル素材や天然素材で作られたものを使う
社内で使う備品は、環境に優しいリサイクル素材や天然素材で作られたものを使用すると良いでしょう。
例えばコピー用紙や封筒は100%再生紙を、名刺はバナナペーパーを使うのがおすすめです。バナナペーパーは、廃棄予定のバナナの茎から採取した繊維に古紙などを混ぜて作られた、フェアトレードの紙です。
森林伐採を抑えられるほか、途上国に住む生産者の生活を守ることにもつながります。また、プラスチック製のファイルは紙ファイルに、ボールペンは再生プラスチック素材にするなどの工夫も良いでしょう。
(※参考:バナナの生産廃棄物「茎」から、無薬品・最少エネルギーで紙を製造するデザインシステムの開発と、その技術移転プロジェクト–中南米のハイチおよびカリブ海諸国の事例について-)
社内の備品や照明はリユース品やアップサイクル品を選ぶ
机やいす、照明など社内の備品を買い換える際に、リユース品やアップサイクル品を選ぶこともサステナビリティにつながる取り組みのひとつです。
状態が良いものを選べば、新品同様の使い心地でありながら安く手に入れられるメリットがあります。さらにリユース品やアップサイクル品を選ぶことで、資源の循環利用に貢献できます。
ペーパーレス化で紙ごみを減らす
ペーパーレス化を進めて紙の使用を減らし、ごみの削減に努めるのも社内でできる取り組みです。社内全体のペーパーレス化がなかなか進まない場合には、両面印刷をするなどして裏紙まで使い切ると紙ごみを削減できます。
ペーパーレス化を推進するための呼びかけやシステムの構築も大切です。
紙コップを廃止しマグカップを使う
紙ごみを減らすには、社内での紙コップの廃止も効果的です。コーヒーや水を飲むときの紙コップは基本的に使い捨てであるため、飲むたびに紙ごみが発生します。
そこでマグカップなどのマイカップを用意するのがおすすめです。洗ってくり返し使えるため、ごみが増えることもありません。
社内の照明をLEDに切り替える
地球温暖化の原因となるCO2の排出量を抑えるには、エネルギー消費の削減が不可欠です。そこで社内の照明をLEDに切り替えることで、省エネ効果が期待できます。一般的な白熱電球より長持ちするのも良い点です。
冷暖房の温度設定を調整し節電する
社員の協力が必要になりますが、冷暖房の温度設定を調整すると大きく節電できます。
夏は28℃まで、冬は20℃までと設定温度を決めておくと良いでしょう。また冷暖房に頼り過ぎないよう、服装で温度調整する工夫も取り入れてみましょう。
社内に植物を置いて緑化する
観葉植物などを置き社内を緑化すると、職場環境や人に良い影響を与えるといわれています。グリーンがあることによってリラックス効果や空気の浄化などが期待できるのです。
環境だけでなく、従業員に配慮した取り組みもサステナビリティを目指す上で大切です。
今すぐ実践!サステナビリティに配慮した会社作りを始めてみよう
サステナビリティに配慮した会社作りは、小さなアクションから始められます。多額の予算がかかる大規模な施策でなくても、社内でできる取り組みからコツコツ進めていくのも重要なことです。
小さなことでも実践するかしないかでは、訪れる未来が変わってきます。ぜひ、今回紹介したアイデアを取り入れて、サステナビリティに配慮した会社作りを始めてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: サステナビリティにつながる在宅勤務|環境負荷は軽減する?