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サステナビリティにつながる在宅勤務|環境負荷は軽減する?

Monday, 23 October 2023

近年、感染症の流行に伴いテレワークや在宅勤務を推進する企業が増加しました。実は欧米では以前から在宅勤務が普及しており、サステナビリティにつながる働き方として、推進されているのです。

今回は、在宅勤務がサステナビリティにつながる理由や、通勤に比べて環境負荷を軽減できるのかについて解説します!

在宅勤務がサステナビリティにつながる理由

在宅勤務がサステナビリティにつながるといわれている理由は主に2つあります。1つ目は「働きやすくなるため、雇用の拡大が期待できる」、2つ目は「会社へ通勤するのに比べて環境負荷を軽減できる」という理由です。

在宅勤務は自宅で仕事をするため、通勤に時間がかかりません。その分、仕事時間を確保できたり、育児と仕事の両立がしやすかったりと働きやすくなります。場所や時間に囚われない働き方により、雇用の拡大が期待できるのです。

また2つ目の「会社へ通勤するのに比べて環境負荷を軽減できる」という理由には、二酸化炭素(CO2)排出量や電気の消費、ゴミの削減といった点が挙げられます。

在宅勤務ではオフィスだけでなく、移動中に排出されるCO2排出量が削減できる点も、サステナビリティにつながるとされる理由です。

在宅勤務はどのように環境負荷を軽減している?

では、在宅勤務は具体的にどのようにして環境負荷を軽減しているのか、詳しく見ていきましょう。

通勤や出張が減り、移動によるCO2排出量が削減

在宅勤務によって通勤や出張が減り、移動時に発生するCO2排出量が大幅に削減できることが明らかになっています。

ワークスペースを運営する企業が2018年に行った調査では、在宅勤務を含むフレキシブルな働き方が予測通り増えれば、2030年までに世界で2億1,400万トンに及ぶCO2排出量の削減が期待できると報告しています。

世界では地球温暖化対策として2030年までに約120億トン以上のCO2排出量削減が求められていますが、通勤しないことによる貢献は大きいと言えるでしょう。

また、現代は離れた場所でもオンラインで会議ができるため、飛行機での出張が減る効果も大きいといえます。

飛行機は交通機関の中で最もCO2排出量が多いとされているため、利用者が減り、便が少なくなることで環境負荷の軽減につながる可能性があります。

(参照:通勤時間の短縮により、2030年までに2億1,400万トンの二酸化炭素が削減可能に)

在宅勤務によってオフィスの電力消費が抑えられる

在宅勤務によってオフィスの消費電力も抑えられます。オフィスを稼働しなければ、照明や冷暖房、コピー機などの電力を使用せずに済むからです。

しかし、これまでオフィスにいた時間を家で過ごすため、一人あたりの家庭での消費電力は約20%アップするといわれています。

とはいえオフィスが稼働しない分、全体で見ると電力の節約が期待できます。

(参照:働き方と地球をサステナブルに。リモートワークが環境負荷を減らす3つの理由)

オフィスで発生するごみの大幅な削減

オフィスでは想像以上にごみが発生しています。書類を始め、使用済みマスク、ティッシュ、テイクアウトした弁当容器、割り箸、コーヒーの紙カップ、プラスチック包装などさまざまです。

出勤する人数が多ければ多いほど、ごみの量が増えると予想できます。しかし、在宅勤務の場合はオフィス勤務に比べて、ランチやコーヒーのテイクアウトが減る傾向にあります。

自宅で簡単な自炊をしたりコーヒーをマグカップに入れて飲んだりすれば、弁当容器や紙カップのごみが出ません。在宅勤務はオフィス内のごみの削減に大きく貢献するといえるでしょう。

サステナビリティにつながる在宅勤務、より環境負荷を減らすには

在宅勤務でも、自宅で気にせず環境負荷を与えるような行動をとっていたら意味がありません。

大切なのは、在宅勤務においてもできるだけ環境負荷を減らすことです。では、在宅勤務で環境負荷を減らすには具体的にどんな工夫ができるのか、チェックしていきましょう!

・自宅にある余り物でご飯を作る
・待機電力の消費を抑える
・節水を意識する
・ごみをなるべく出さないようにする

電気の節約として冷房の温度を上げたり、照明をLEDに変えたりなどの工夫をしている人は多いかもしれません。しかし、意外と見落としがちなのが待機電力です。

コンセントは差しっぱなしにせず、パソコンはスリープモードやエコモードに設定するなどして、待機電力の消費を抑える工夫をしましょう。また、洗面所やキッチンの蛇口に節水効果のある製品を取り付けるのもおすすめです。

さらにごみはなるべく出さないようにし、リサイクルできるものは回収に出すようにしましょう。

サステナビリティにつながる在宅勤務で環境負荷を軽減しよう!

在宅勤務は通勤時間がなく、働きやすさの観点から雇用の拡大が期待できます。また、移動時やオフィスで発生するCO2排出量を削減できるのが、サステナビリティにつながる理由です。

在宅勤務が普及し、オフィスの稼働時間が減れば環境負荷は抑えられます。しかし、在宅勤務の際には自宅で環境負荷を軽減する工夫も必要です。

在宅勤務が可能な人、あるいは検討している人はぜひ、サステナビリティにつながる働き方を実践して、環境負荷を軽減していきましょう!

あわせて読みたい: サステナビリティにつながる健康経営とは?関連性や事例を解説

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