近年、感染症の流行に伴いテレワークや在宅勤務を推進する企業が増加しました。実は欧米では以前から在宅勤務が普及しており、サステナビリティにつながる働き方として、推進されているのです。
今回は、在宅勤務がサステナビリティにつながる理由や、通勤に比べて環境負荷を軽減できるのかについて解説します!
在宅勤務がサステナビリティにつながるといわれている理由は主に2つあります。1つ目は「働きやすくなるため、雇用の拡大が期待できる」、2つ目は「会社へ通勤するのに比べて環境負荷を軽減できる」という理由です。
在宅勤務は自宅で仕事をするため、通勤に時間がかかりません。その分、仕事時間を確保できたり、育児と仕事の両立がしやすかったりと働きやすくなります。場所や時間に囚われない働き方により、雇用の拡大が期待できるのです。
また2つ目の「会社へ通勤するのに比べて環境負荷を軽減できる」という理由には、二酸化炭素(CO2)排出量や電気の消費、ゴミの削減といった点が挙げられます。
在宅勤務ではオフィスだけでなく、移動中に排出されるCO2排出量が削減できる点も、サステナビリティにつながるとされる理由です。
では、在宅勤務は具体的にどのようにして環境負荷を軽減しているのか、詳しく見ていきましょう。
在宅勤務でも、自宅で気にせず環境負荷を与えるような行動をとっていたら意味がありません。
大切なのは、在宅勤務においてもできるだけ環境負荷を減らすことです。では、在宅勤務で環境負荷を減らすには具体的にどんな工夫ができるのか、チェックしていきましょう!
・自宅にある余り物でご飯を作る
・待機電力の消費を抑える
・節水を意識する
・ごみをなるべく出さないようにする
電気の節約として冷房の温度を上げたり、照明をLEDに変えたりなどの工夫をしている人は多いかもしれません。しかし、意外と見落としがちなのが待機電力です。
コンセントは差しっぱなしにせず、パソコンはスリープモードやエコモードに設定するなどして、待機電力の消費を抑える工夫をしましょう。また、洗面所やキッチンの蛇口に節水効果のある製品を取り付けるのもおすすめです。
さらにごみはなるべく出さないようにし、リサイクルできるものは回収に出すようにしましょう。
在宅勤務は通勤時間がなく、働きやすさの観点から雇用の拡大が期待できます。また、移動時やオフィスで発生するCO2排出量を削減できるのが、サステナビリティにつながる理由です。
在宅勤務が普及し、オフィスの稼働時間が減れば環境負荷は抑えられます。しかし、在宅勤務の際には自宅で環境負荷を軽減する工夫も必要です。
在宅勤務が可能な人、あるいは検討している人はぜひ、サステナビリティにつながる働き方を実践して、環境負荷を軽減していきましょう!
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