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ハイブランドが実践するサステナビリティへの取り組みとは?

Monday, 12 February 2024

ファッション業界は環境負荷が大きく、産業部門でワースト2位といわれています。それを受け、近年ファッション業界全体でサステナビリティの実現を目指す取り組みが広がっています。

ラグジュアリーな本革や毛皮製品、ダイヤモンドなど高級ジュエリーを扱ってきたハイブランドもそのひとつです。今回はハイブランドに焦点を当て、サステナビリティへの取り組みを解説します。

(参照:ファッションと環境)

ハイブランドとは?

ハイブランドとは品質・価格ともに最上級クラスのブランドを指します。デザイン性が高く、品質へのこだわりがあるほか、伝統や格式を併せ持っているのが特徴です。1世紀以上の長い歴史を持つハイブランドも少なくありません。

伝統を大事にしながらも時代に合わせてデザイン性や機能性が進化していることから時代を超えて愛され続けています。

主に王室や貴族など上流階級の人々をターゲットにしており、現在も富裕層に向けた商品がメインです。

ハイブランドの商品は、服や靴、バッグ、財布、アクセサリーや時計などのファッション小物まであります。しかし、その中には環境負荷をかけて作られた製品や、動物由来の毛皮を使ったコートやジャケット、本革を使ったバッグや財布などがあり問題視されてきました。

最近ではサステナビリティの観点から、環境負荷をできるだけかけずに作られた製品や毛皮製品の廃止に取り組むハイブランドが少しずつ増えている傾向です。

(参照:ハイブランド|意外と知らないアパレル用語辞典)
(参照:高級ブランドが続々「脱毛皮」宣言をする理由)

ハイブランドのサステナビリティへの取り組み事例

ハイブランドではサステナビリティへの実現に向けて、製造時のエネルギーや資源の消費問題、プラスチックや動物由来の素材を廃止するなど、さまざまな取り組みを行っています。具体的にどのような取り組みが行われているのか、事例の一部を見ていきましょう。

全サプライチェーンでカーボンニュートラルを達成


サプライチェーンとは、材料の調達から製造、消費者に届くまでの一連の流れを指します。あるハイブランドでは全サプライチェーンでカーボンニュートラル(脱炭素)を達成したと報告されています。

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることです。ファッション業界における年間の二酸化炭素(CO2)排出量は、世界で12億トン相当といわれており、航空業界と海運業界を足したものよりも多いとされています。カーボンニュートラル達成はこれらの問題解決に大きく貢献する取り組みです。

(参照:グッチのサステナビリティ戦略)

製造から物流における再生可能エネルギーを100%に


2050年までに、製造から物流における再生可能エネルギーを100%にすることを目指して取り組む、ハイブランドがあります。

また、店舗のみならずオフィスや倉庫における再生可能エネルギーを100%にする取り組みもあります。

再生可能エネルギーの導入に加え、さらにショップでの照明をLEDに切り替えてエネルギー消費を抑えるというのも、ハイブランドが実践する気候変動対策のひとつです。

原材料や店舗建材の透明性


2025年までに、100%責任を持った原材料や店舗建材の調達を目指す取り組みがあります。100%責任を持つというのは、透明性を持つという意味です。それには、違法な森林伐採を行っていないか、動物福祉を尊重しているか、有害化学物質を排除しているかなども含まれます。

全サプライチェーンを通して、原材料や店舗建材の透明性を持つこと、また説明責任を果たすと示されています。

レザー生産における環境負荷の削減

 
レザー製品の生産における、環境負荷削減に努めるハイブランドがあります。例えば、レザー製品を作る際に、有害化学物質である「クロム化合物」の使用を中止しています。

また、皮革(ひかく)を効率良くカットし、製造過程で発生してしまうレザーくずを約137トン削減しました。それに伴い、約2,100万リットルの水使用量の削減と、約12,353トンのCO2削減を達成しています。

パッケージにおける使い捨てプラスチックの廃止


貴重な製品を包むパッケージには、リサイクル可能な原材料を使用し、使い捨てプラスチックの廃止に取り組むハイブランドがあります。

また、商品の梱包となるショッピングバッグやギフトボックスにおいても、100%リサイクル可能な素材を使用しているのが特徴です。ギフトボックスは折りたたみ式を採用し、輸送時の容積を最小限に抑えてCO2排出量を削減しています。

環境や動物に優しい素材を使用した製品の開発


化学物質を使わない環境に優しい素材や、動物搾取にならない植物由来のレザー製品などが続々と開発され製品化しています。

最近では、天然由来のキノコから生まれたキノコレザーを使用したバッグが登場するなど注目を集めています。

また、海から集めたプラスチック廃棄物を利用した再生ナイロンのバッグも人気です。今後はますますサステナビリティを意識した素材に移り変わってゆくでしょう。

ハイブランドのアイテムはサステナビリティの視点で選ぼう! 

品質・価格ともにトップクラスのハイブランドは、従来の生産システムを改め、持続可能性を考慮した生産方法へとシフトしつつあります。

消費者側はデザインや機能性、価格だけで商品を選ぶのではなく、どのような素材を使い、どのように製造されているかも目を向けてみるのが大切です。そうすることで、ファッションにおける環境負荷の軽減につながります。

これからハイブランドのアイテムを選ぶ際にはぜひ、サステナビリティな視点を重視してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: 衣服のサーキュラーエコノミーとは?ファッション業界の事例をチェック

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