• Green Growers
  • BLOG
  • サステナビリティに配慮したホテルとは?取り組みを見てみよう

BLOG -SDGs and Sustainability

サステナビリティに配慮したホテルとは?取り組みを見てみよう

Tuesday, 04 April 2023

ホテルを選ぶ時、何を基準に選んでいますか?アクセスやホテルの雰囲気、部屋のタイプや食事、サービス内容など、こだわりポイントはさまざまですが、これからの時代はサステナビリティに配慮したホテルを選ぶのもおすすめです。

今回は、サステナビリティに配慮したホテルの特徴や取り組み事例を解説します!

サステナビリティに配慮したホテルとは?

サステナビリティとは「持続可能」という意味を持ちますが、昨今では環境に配慮した取り組みを示す時に用いられる言葉です。

サステナビリティに配慮したホテルとは、まさに環境への取り組みに力を注いでいるホテルを指します。日本ではSDGsへの関心が高まったこともあり、ホテル業界の課題でもあるプラスチック製品の多用や食品ロスといった環境問題と向き合い、改善に取り組むホテルが増えているのです。

このようなサステナビリティに配慮したホテルでは、従来の仕組みを変え、地球環境や人に優しいホテルを目指しています。

サステナビリティに配慮したホテルの取り組み事例

では、サステナビリティに配慮したホテルでは具体的にどのような取り組みを行っているのでしょうか。

竹素材を使用したアメニティでプラスチック削減

ヘアブラシ、コーム、歯ブラシなどのアメニティをすべて竹素材のものに変え、プラスチック削減に取り組んでいるホテルがあります。

アメニティはこれまでプラスチック製のものが一般的でしたが、竹などの天然素材に変えることでプラスチック製品の製造や廃棄にかかる環境負荷を軽減できます。

シャンプーやボディーソープなどを植物由来のオーガニック製に

ハンドソープを始め、シャンプーやボディーソープなどのバスアメニティに植物由来のオーガニック製品を使用しているホテルがあります。

オーガニックのものは化学物質不使用のため、環境にも肌にも優しいのが特徴です。植物由来のシャンプーは自然分解されやすく、排水後に川や海などの水質汚染につながる心配がありません。

ホテル内のレストランメニューは地元の食材を使用

地域活性化の取り組みとして、ホテル内のレストランで地元の食材をふんだんに使ったメニューを提供している事例があります。

地元のお肉屋さんのハムやパン屋さんのバケットを使った朝食メニューなど、その土地ならではの食材を楽しめるのが魅力です。

このような地産地消の取り組みを行っているホテルを利用することで、地域活性化に貢献できます。

ベジタリアン、ヴィーガンメニューを導入し食の多様化に対応

ホテル内のレストランでは食の多様化に伴って、ベジタリアンやヴィーガン対応メニューを導入しているところもあります。

動物性の食材を一切使わず大豆やエンドウ豆などで代用したプラントベースフードなど、新しい食材を取り入れているレストランも増加傾向です。

植物由来の食材は動物由来のものに比べて生産時の環境負荷が低いとされているほか、動物愛護にも貢献できる取り組みです。

ホテル内のエネルギーを水素発電で賄いCO2排出量を削減

ホテル内で使用するエネルギーの一部を水素発電で賄いCO2排出量の削減に取り組む事例があります。

ホテルは冷暖房や照明、給湯や調理などで大量のエネルギーを消費します。しかし、そのエネルギーを化石燃料による発電ではなく水素発電に変えることで、CO2排出量削減に大きな効果をもたらすことができます。

連泊時の部屋清掃・リネンの交換を減らして環境負荷を軽減

これまでは連泊の場合でも1日1回部屋の清掃やリネンの交換をするのが一般的でしたが、最近では清掃やリネン交換の回数を減らす取り組みをするホテルが増えています。

回数を減らすことで、清掃に使われる電力や洗濯時の水の消費など、環境負荷の軽減につながっています。

庭園や屋上緑化を推進しヒートアイランド対策とCO2削減に貢献

都心のホテルにおいても庭園や屋上緑化を推進し、緑に囲まれた癒やしの空間を提供するだけでなく、ヒートアイランド対策やCO2排出量の削減を目的とした取り組みを行うホテルもあります。

庭園内のベンチやテーブルなども廃棄木材を使用し、植物を育てるための水は厨房の排水を循環させた中水を利用するなど、とことんサステナブルにこだわって作られている空間です。

食品ロスの生ごみを100%リサイクルして有機肥料に

ホテルでの食事はビュッフェやバイキングスタイルが多く、食品ロスが深刻な問題となっています。しかしそんな問題を解決すべく、生ごみを一切廃棄せずコンポストにかけることで有機肥料として循環利用している取り組みがあります。

生ごみを焼却処理しないため、CO2の削減になるうえ、資源を無駄なく循環できるのがメリットです。

サステナビリティに配慮したホテルで心地良さを体験してみよう

サステナビリティに配慮したホテルでは、プラスチックごみの削減やCO2削減、食品ロスで出た生ごみの循環利用など、さまざまな取り組みを行っていることがわかりました。

私たちがサステナビリティへの取り組みを行っているホテルを利用することは、環境に良い取り組みに参加することに通じます。

ぜひ、今回紹介した取り組み事例をもとに、今後のホテル選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: 持続可能な観光とは?サステナブルツーリズムが求められる理由

Share

  • Facebook
  • Twitter
  • whatsapp
  • URLをコピー

BLOGのおすすめ記事

CLOSE

greengrowers

URLをコピーしました