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街のサステナビリティを目指すごみ拾いイベント|アイデア事例も
Tuesday, 30 May 2023
今回は、街のサステナビリティを目指すごみ拾いイベントにスポットを当て、参加するメリットやごみ拾いイベントのアイデア事例を解説します!
ごみ拾いイベントに参加するメリット
ごみ拾いはボランティアで募集されることがほとんどです。「興味はあるけれど、なかなか勇気が出なくて…」と一人で参加することに不安を感じている人もいるかもしれません。
しかし、ごみ拾いに参加することで得られるメリットはたくさんあります。
街がきれいになり、環境問題に貢献できる
街を見渡してみると、ポイ捨てされたペットボトルや缶、風で飛ばされたビニール袋、たばこの吸い殻など、さまざまなごみが落ちています。普段は気にせずに歩いている道路にも、意識してみるとたくさんのごみが落ちていることに気づくことでしょう。
ごみ拾いに参加することで、街がきれいになります。また、ビニール袋やペットボトルなどは、風で飛ばされて川や海に流れ、海洋汚染の大きな要因になっています。
プラスチックごみを適切に処理することは海洋汚染対策になり、環境問題に貢献できるのがメリットです。きれいになった街を見て、達成感ややりがいを感じられるでしょう。
さまざまな世代の人と出会える
ごみ拾いイベントには、子どもから大人までさまざまな世代の人が参加しています。そのため、普段接する機会が少ない世代の人たちと、関わりが持てるのがメリットのひとつです。
「街をきれいにしよう」という共通の目的で参加しているため、仲間意識も芽生えることでしょう。幅広い世代の人に出会うことで、人脈が広がったり、新たな気づきが生まれたりするのも良い点です。
直接感謝の言葉がもらえる
ごみ拾いをしていると街の人から「ありがとう」という言葉をかけてもらうことも少なくありません。人に感謝されるというのは嬉しいものです。人の役に立っていることを実感し、自己肯定感が高まっていくでしょう。
各地で大盛況!ごみ拾いイベントのアイデア事例
最近では、「ごみ拾い×ゲーム」「ごみ拾い×スポーツ」といったように、思わず参加したくなるような楽しいごみ拾いイベントが開催されています。
参加チケットが完売?!ゲーム感覚で楽しめるごみ拾いイベント
お金を払ってごみ拾いをする異例のイベントですが、参加チケットが完売するほど大盛況なごみ拾いイベントがあります。制限時間90分で、集めたごみは最後に重さと種類でポイント換算され、入賞者にはその地域で使えるクーポン券などの景品が贈られます。
ごみ拾いの途中で「ハンター」が登場したり、参加者のLINEにミッションが送られてきたりなど、テレビ番組の「ゲーム型鬼ごっこ」の感覚でごみ拾いを楽しめるのが人気の理由です。
チケットの収益は地域の活性化に還元される仕組みで、地域のサステナビリティにも配慮したイベントになっています。
(参照:チケットは即完売! 話題のゴミ拾いイベント『清走中』の魅力とは)
チームワークが大切!スポーツ感覚で白熱するごみ拾い大会
続いて紹介するのは、ごみ拾いにスポーツのエッセンスを取り入れた事例です。5人以内でチームを結成し、チーム名を決めてエントリーします。
ごみ拾いを始める前に、スポーツ大会のような開会式や準備運動、作戦タイムや選手宣誓まであるのが特徴です。制限時間60分以内で、公園や川など街中のごみを拾い集め、最後の集計・計量でより多くのごみを集めたチームが勝ちとなります。
スポーツ感覚で行われるため、社会貢献への意識をあまり持っていなかった人も参加するようになった事例として注目されています。
(※参考:ごみ拾いはスポーツだ!スポGOMI大会)
ごみ拾いイベントに参加するにはどうすればいい?
ごみ拾いイベントに参加したい場合には、インターネットで「ごみ拾い イベント」などと検索すると、ごみ拾いの活動に関するさまざまな情報を得られます。
ごみ拾いなどの環境保護活動を簡単に探せるサイトもあるため、チェックしてみると良いでしょう。地域や日時、ごみ拾いイベントの趣旨や内容を確認し、無理なく参加できるものを選ぶのがおすすめです。
ごみ拾いに使用するトングなどは、現地で貸し出されることがほとんどですが、軍手や厚手の手袋などは準備しておくと良いでしょう。
街のサステナビリティを実現するためにごみ拾いに参加してみよう!
ごみ拾いなどのボランティア活動は「意識が高い人たちがするもの」といったイメージを抱いている人も多いかもしれません。しかし最近では、ゲーム感覚やスポーツ感覚で楽しめる活動が多く、トライする人たちが増えています。
ごみ拾いイベントに参加することで街がきれいになるだけでなく、幅広い世代の人たちと関わりが持てたり、街の人に感謝されたりと、メリットが多いのも魅力です。
街のサステナビリティを実現するために、ぜひごみ拾いイベントに参加してみてはいかがでしょうか。
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