BLOG -SDGs and Sustainability
サステナブルな未来へ|地球環境を守るカギになるマークとは?
Thursday, 11 January 2024
世界の人々が環境問題と向き合わない限り、サステナブルな未来は実現できないのです。そこで今回は、サステナブルな未来を目指す取り組みが始まった背景や、地球環境を守るカギとなるマークについて解説します!
サステナブルな未来とは?
サステナブルな未来とは、持続可能な未来を指します。持続可能な未来とはつまり、自然環境を壊さず、資源を守りながら未来まで美しく平和に暮らせる地球環境であることです。
日頃耳にする「サステナブルな暮らし」や「サステナブルな食品」といった言葉も、環境や資源を守りながら未来まで暮らしや食が続いていけることを意味しています。
サステナブルな未来は、居・食・住すべてにおいて持続可能であることが求められているのです。
(参照:「サステナブル」とは。)
サステナブルな未来を目指す取り組みが始まった背景
サステナブルという考え方が広まった背景には、地球が抱える環境破壊問題が深刻化し始めたことが理由にあります。特に警鐘を鳴らしているのが地球温暖化による気候変動と資源の枯渇問題です。
また、森林破壊や海洋環境の悪化、乱獲や密漁などの問題も挙げられます。これらはすべて人間の活動によって生じている問題です。エネルギーや水資源、食料や紙、木といった資源の使い過ぎによって、地球環境が破壊されています。
人間が暮らすために資源は不可欠ですが、このまま使い過ぎを続けていけば持続可能な未来は作れません。
こうした背景から、世界中でサステナブルな未来を目指す取り組みが始まったのです。
地球環境を守るカギとなるマークを覚えよう
サステナブルな未来を築くためには、一人ひとりがエネルギーや資源の使い過ぎを抑え、環境に配慮することが大切です。例えば買い物をする際にも、地球に優しい選択をすることで、自然環境を守ることができます。
ここでは自然環境に配慮されて作られた証である、地球環境を守るカギとなるマークを紹介します。地球に優しい製品を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
森林環境を守るマーク
まずは森林環境を守るマークから見ていきましょう。
【レインフォレストアライアンス認証】
主に農業を対象としたマーク。自然環境を守りながら農業を行い、生産地で働く人たちの労働条件にも配慮されている農園であることを示しています。農場の拡大によって森林が減少し、気候変動や生物多様性への影響を配慮して2001年に作られました。
【RSPO認証】
森林やそこに住む生態系を守りながら栽培された、パーム油である証。洗剤を始め、お菓子やパンなどのパッケージに付けられるマークです。
【FSCⓇ認証】
適切な森林管理がされた木材で作られた製品に与えられるマーク。森林破壊をしてないことや森林に住む生き物にも配慮している証にもなります。ティッシュやノートなどの紙製品につけられています。
(参照:FSC認証について)
海洋環境を守るマーク
続いて、海洋環境を守るマークをチェックしていきましょう。
【MSC認証】
持続可能な方法の漁業で獲られた天然の水産物に与えられるマークです。魚や貝などの違法漁業や乱獲を防ぐために作られました。「海のエコラベル」とも呼ばれており、水産物の獲り過ぎだけでなく、獲り方にも配慮している証です。
(参照:MSC「海のエコラベル」とは | Marine Stewardship Council)
【ASC認証】
周辺の海を汚さないように配慮しながら、海洋生物や環境、そこで働く人々の権利や地域との関係を守って養殖された、水産物に与えられるマークです。
ASC認証マークがついた水産物を選ぶことで、海の自然環境と資源を守り、養殖業を営む人たちを支えることにつながります。
(参照:ASC 認証)
資源を守るマーク
最後に資源を守るマークを見ていきましょう。
【再生紙使用(R)】
製品における再生紙の古紙パルプの使用率を表したマークです。再生紙の利用促進や普及を目的として作られました。再生紙を使用したノートや印刷物などに付いています。再生紙使用(R)マークの商品を使うことで、資源の循環に貢献できます。
(参照:再生紙使用(R)マーク)
【バイオマスマーク】
原材料に生物由来の資源を利用していることを示すマークです。バイオマスマークの付いたプラスチック製品は、石油由来に比べて二酸化炭素の排出量が少なく、温暖化を防ぐことにつながります。
洗剤や繊維製品、プラスチック製品など、一見化学物質で作られているような製品に貼られていることが多いです。
(参照:バイオマスマーク)
環境に優しい選択でサステナブルな未来を築いていこう!
サステナブルな未来を目指している背景には、環境問題が深刻化している現状があります。
エネルギーや資源の使い過ぎなど、これまでの在り方や考え方を改め、一人ひとりが環境に配慮した行動をとることが重要なポイントです。
身近にできることとして、まずは買い物で商品を選ぶ際に、環境を守るカギになるマークを意識するのがおすすめです。
ぜひ環境に優しい選択で、サステナブルな未来を築いていきましょう!
あわせて読みたい: 環境に優しい暮らし方のヒント9選|ライフスタイルを見直そう