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植樹活動が森林再生への第一歩!豊かな森を目指す企業の取り組み事例
Thursday, 31 March 2022
今、なぜ植樹が必要なの?
世界では地球温暖化による森林火災や、違法伐採などによって森林が減少しています。環境省のデータによると、2000年から2010年までの10年間で、年間平均520万ヘクタールもの森林が減少しています。
一方、日本では安い輸入木材の利用率が増え、国産木材の出荷が減り、木が伐られなくなったことで、荒廃した森林が増えています。また、過疎化が進み、林業の働き手も減ってしまったため、森林の手入れが行き届いていない場所が増えているのです。
森林は地球環境に必要不可欠なもの。多くの生物の住みかであり、資源を供給してくれる役割もあります。また二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を抑えてくれる働きに加え、土砂崩れなど自然災害の被害を和らげてくれる効果もあります。
人と生態系の暮らしを守るためにも、森林破壊を防ぐ取り組みが必要であり、森林環境を持続可能なものにしていくことが重要です。
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SDGs15「陸の豊かさを守ろう」の中には、「森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、
世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる」といった項目があります。
まさに、植樹活動こそが、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復させる「森林再生」への第一歩といえるのではないでしょうか。
企業における植樹活動の取り組み事例
日本の企業においても、植樹活動(植林活動)の取り組みが行われています。ここではその取り組み事例の一部を紹介します。
<マルエツ:「マルエツの森」森林保全ボランティア活動>
関東地方でスーパーマーケットチェーンを展開する企業「マルエツ」では、埼玉県日高市横手の「マルエツの森」で植樹活動と下草刈りを実施しています。
2010年より、埼玉県の森林・保全事業の「武蔵野森再生事業」に参加をし、「マルエツの森」に山桜やかえでなどを植樹しました。その後は毎年従業員ボランティアによる下草刈りを行うなど、保全活動に取り組んでいます。
地域の環境を守りながら、温室効果ガスの削減に向けて、今後も活動を継続していく方針です。
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<カスミ:「カスミ共感創造の森」で植樹活動>
同じくスーパーマーケットチェーンを展開する企業「カスミ」では、茨城県笠間市の吾国愛宕県立自然公園内に「カスミ共感創造の森」として約4ヘクタールの森林再生事業に取り組んでいます。
2011年に、第一回目の植樹活動を行い、無花粉スギやヒノキ、ヤマブキなど全体で約2,000本の苗木を植樹しました。その後も毎年5月に植樹祭が開催され、お客様や従業員ボランティアが集い、植樹活動に取り組んでいます。(※2020年は中止となりました。)
また、木を植えるだけでなく、草刈りや間引きなど森の手入れを継続し、ふるさとの自然を次世代へつないでいくことを目的としています。
植樹活動に参加して豊かな森づくりを目指そう!
私たちは自然の恵みに支えられて生きています。豊かな森林を作り、守ることは、私たちの暮らしや生態系の命を守ることにもつながっています。
植樹活動は、林業に携わる人でなくとも、森林と人とのつながりを実感できる良いチャンスです。ボランティアを募っている企業や団体も多いので、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。