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サーキュラーエコノミーを取り入れた生活|個人でできることは?

Tuesday, 19 March 2024

「循環型経済」を意味するサーキュラーエコノミー。国や企業が求められている取り組みのような印象がありますが、サーキュラーエコノミーを実現するためには、個人の意識や行動が不可欠とされています。

なぜなら経済システムを移行するには、社会全体の意識を変革しなければ実現できないからです。そこで今回は、サーキュラーエコノミーを生活に取り入れるポイントや、個人でできるサーキュラーエコノミーを取り入れた生活のアイデアをご紹介します!

サーキュラーエコノミーを生活に取り入れるポイント

サーキュラーエコノミーを生活に取り入れるポイントは主に2つあります。
ここでは、2つのポイントについてそれぞれ確認していきましょう!

<「使って捨てる」ではなく「使い続ける」視点でものを選ぶ>

これまで、手軽さや便利さが優先され「使って捨てる」が当たり前とされてきました。例えば、キッチンでいうとラップやアルミホイル、冷凍用保存袋などがそれにあたります。

また、古くなったり不要になった衣類や小物、日用品なども捨てたりリサイクルしたりするのが一般的でした。しかし、これからの時代は「捨てる」のではなく「使い続ける」ことが重要です。

リサイクルは資源を一旦原料に戻して再利用しますが、その過程で温室効果ガスが発生するため、環境に負荷がかかってしまいます。そのためには、物を選ぶ段階から「くり返し使い続けられるもの」を選ぶ必要があるでしょう。

物を購入する際には、手軽さや便利さ、そして安価なものよりも、多少高くても長く使い続けられるものを選ぶのがポイントです。

(参照:https://eleminist.com/article/1378)

<廃棄物を出さない、資源を循環させる工夫をする>

物を購入する際だけでなく、生活の中でできるだけ廃棄物を出さないよう意識したり、資源を循環させる工夫をしたりすることも大切です。廃棄物を出さないようにするには、日用品の容器や包装紙などをできるだけ省いてもらうなどがあります。

また、資源を循環させるために生ごみを堆肥化したり、シェアサービスを利用したりするのもポイントです。これらのポイントを意識することで、サーキュラーエコノミーの実現に近づくことに加え、温室効果ガスの排出量を抑えることにもつながります。

持続可能な社会や、温室効果ガスを排出させない社会の実現にも通じます。

(参照:https://www.sojitz.com/caravan/special/ce/3.html)

サーキュラーエコノミーを取り入れた生活を見てみよう

では、2つのポイントを重視したサーキュラーエコノミーを取り入れた生活の具体例を見ていきましょう。個人でできる取り組みなので、ぜひ参考にしてみてください。

<アップサイクルコスメで肌を整える>

米ぬかや酒粕など、本来捨てられるはずの廃棄食材をアップサイクルしたコスメで肌を整えるのもおすすめ。

廃棄食品から生まれたコスメなので、フードロスの削減にも貢献します。アップサイクルコスメは化学成分が不使用なものも多く、天然由来の成分で環境と肌に優しいのも良い点です。

<古着から作られた服やアップサイクルの靴でコーディネート>

古着を回収して原料に再生し、新たに生まれ変わった服を選ぶことで、資源の消費を抑えられます。

不要になった服は回収に出すことで、再度原料から新しい服へと生まれ変わります。無限に資源を循環させられるため、新しい資源から作る服を選ぶよりも環境負荷を軽減できるのがメリットです。

また、靴もアップサイクルされたものを選ぶのがサーキュラーファッションとしておすすめです。

<生分解可能なランチボックスとマイボトルを準備>

バイオマスプラスチックなど、植物由来の再生可能な素材で作られたランチボックスやマイボトルを持参して、通勤や通学に向かうのもサーキュラーエコノミーのアクションのひとつです。

生分解可能なので最終的には土に還るほか、プラスチックごみの削減や石油資源の使用削減、二酸化炭素量の削減に貢献できます。

(参照:https://plastic-circulation.env.go.jp/shien/bio/bio)

<プラスチック容器やペットボトルは資源回収へ>

朝、ごみを出す際に、リサイクル可能なプラスチック容器やペットボトルは必ず資源回収に出しましょう。きちんと分別されている資源ごみは、工場に運ばれ適切にリサイクルされます。資源を有効活用するためにも、分別して回収に出すようにしましょう。

<通勤はシェアサイクルで>

電車やバスに乗らなくてもよい距離であれば、シェアサイクルを利用するのがおすすめです。シェアサイクルなら、自転車を買う必要がなく、使いたい時だけ手頃な価格で利用できます。

シェアサイクルで提供されている電動自転車は購入すると10万円以上かかるため、費用の面でもお得です。

また、メンテナンスが不要なことや、乗らなくなっても廃棄する必要がありません。自転車の移動は温室効果ガスを排出しないため、環境負荷の軽減につながります。

<環境負荷ゼロのパソコンで仕事>

環境負荷ゼロのパソコンを使って仕事をするのも、サーキュラーエコノミーです。環境負荷ゼロのパソコンとは、廃棄されたパソコンを再利用し、心臓部品を新品にして提供するパソコンのことです。

100%自然エネルギーを使用して製造されているほか、交換部品もリサイクルして廃棄ゼロを徹底しています。環境負荷ゼロのパソコンを選ぶことで、製造にかかる環境負荷や廃棄される電子ごみの削減に貢献できます。

サーキュラーエコノミーを取り入れた生活を実践してみよう!

ご紹介した以外にも、仕事帰りに廃棄食材を使用したレストランへ食事に行ったり、帰宅後はビンテージ家具に囲まれたリビングでリラックスして過ごしたりと、サーキュラーエコノミーを取り入れる方法はさまざまです。工夫やアイデア次第で、生活の中でもサーキュラーエコノミーは導入可能です。

資源を循環させ、廃棄物を出さない暮らしを目指して、ぜひ今日からサーキュラーエコノミーを取り入れた生活を始めてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: SDGsと防災の関係性とは?取り組み事例や個人でできる対策も

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