近年気候変動の影響によって、集中豪雨や干ばつ、異常な高温がもたらす山火事など、これまでにないほどの大規模な災害が発生しています。
SDGsが目指す持続可能な社会を実現するためには、防災に関する問題の解決が不可欠です。
そこで今回は、SDGsと防災の関係性を学び、取り組み事例や個人でできる災害対策を解説します!
SDGsには17の目標がありさまざまな項目に分かれていますが、防災と関係しているのは以下の2つの目標です。
変化の多い時代を生きる現代の子どもたちは、学校の授業でSDGsを学んでいます。昔から取り組まれていた避難訓練に加え、SDGsを通して災害教育を取り入れる学校も増えつつあります。
例えば、防災を自分たちの身近な問題として捉えることを目的とした、避難所宿泊体験などの取り組み事例があります。災害時の避難所を想定し、小学校の体育館で実際に寝泊りするという体験型の学習です。
避難所での宿泊体験を通して災害時の対応力を高めると共に、多くの専門家から自然災害が起きるメカニズムや災害時の取り組みを学ぶ機会になっています。
予測不能な災害に備えた防災教育の取り組みは重要で、災害に対するレジリエンスを高めるチャンスになるため、今後も広がっていくと考えられます。
(参照:防災教育を重視したSDGsの取組~持続可能な未来社会の担い手の育成~)
災害が起きたときにいかに被害を減らせるかは、普段の備えに大きく左右されます。ここからは個人でできる防災対策を紹介していきます。
大規模な災害が増えている原因には、地球温暖化が引き起こす気候変動が影響しているといわれています。災害を減らすには、気候変動への対策が不可欠ですが、同時に災害に対する危機管理や対応力を高めることも重要です。
これを機にSDGsと防災の関係性を理解し、自分や家族の命を守るためにも防災意識を高めていきましょう。
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