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初めての水耕栽培はペットボトルがおすすめ!栽培方法を解説

Wednesday, 05 April 2023

室内で簡単に植物を育てられるとして、注目を集めている水耕栽培。土を使わずに水と液体肥料で植物を栽培できる手軽さが魅力です。今回は誰でも気軽に始められるペットボトルを使った水耕栽培の方法と、水耕栽培を成功させるためのポイントを解説します!

水耕栽培でペットボトルを使うメリット

まずは水耕栽培でペットボトルを使うメリットを見てみましょう。

身近にあるものなのでコストが掛からない

水耕栽培キットなどを購入するとある程度のコストが掛かりますが、ペットボトルなら身近にあるものなので水耕栽培を始めるためのコストが抑えられます。

500mlのペットボトルを洗って乾かしておくだけで、水耕栽培の容器として使うことができます。

<ペットボトルを再利用するため環境に優しい>

廃棄前のペットボトルを利用するため、資源のリサイクルになり環境に優しいのもメリットです。自分自身で再利用することで、環境に良いことをしていると実感できるでしょう。

植物が安定した姿勢を保ちながら成長できる

ペットボトルは立てて使うのに安定感があるため、植物が安定した姿勢を保ちながら成長できるメリットがあります。また、高さもあるので根が下に伸びるのを妨げません。

ペットボトルでの水耕栽培に適した植物は?

ペットボトルでの水耕栽培には向いている植物とそうでない植物があります。水耕栽培に適していて育てやすい植物の代表例がミニトマト葉物野菜です。

中でもハーブ類やリーフレタス、ケール、パセリ、バジル、大葉などは比較的育てやすく、初心者向きといえるでしょう。これらの野菜は収穫後にサラダやスープなどの料理に使えるなど、食べる楽しみもあります。

ペットボトルを使って水耕栽培を行う方法

ここからは、ペットボトルを使った水耕栽培を行う際に用意するものや容器の作り方、植物の育て方の手順などをご紹介します。

用意するもの

・500mlのペットボトル
・スポンジ(厚さ2cm程度のキッチン用スポンジ)
・液体肥料(水耕栽培用)
・植物の種
・ハサミ
・カッター
・アルミホイル

スポンジは種を埋め、根を育てるために使います。100円ショップなどに売っているキッチンスポンジでOKです。2cm角の正方形にカットし、片面にカッターで深さ3〜5mmの切り込みを十字に入れておきます。

液体肥料についてはホームセンターなどで売られていますが、多くは土耕栽培用のため、間違わないよう必ず水耕栽培用を選ぶようにしましょう。

ペットボトル容器の作り方と種のまき方

1.ペットボトルはよく洗っておきます。洗わずに使ってしまうとカビが生えやすくなるため、水耕栽培を始める前にしっかり水で洗いましょう。

2.洗ったペットボトルの上から3分の1部分をハサミでカットします。

3.カットした上部分のキャップを外し、飲み口を逆さにしてペットボトルの下部分にセットします。

4.スポンジに水を十分に染み込ませ、十字の切り込み部分に種を2~3粒まきます。この時、種を押し込み過ぎないよう注意しましょう。

5.発砲スチロールのトレーあるいはタッパーにスポンジが3分の2浸かる程度の水を入れ、種の入ったスポンジを並べます。スポンジの中で根が育つまで数日間かかるため、3日に1回は水を取り替えるようにしましょう。

ペットボトルでの育て方

根が十分に育ってきたら、いよいよペットボトル容器に移し替えます。

1.ペットボトルの飲み口部分にスポンジをはめ込みます。ペットボトルの下部分には水と液体肥料を入れましょう。スポンジが水を吸えるように、飲み口部分まで入れるのがポイントです。

2.ペットボトルは直射日光を避けつつ日当たりの良い窓辺などに置きましょう。根が伸びてきたらこまめに水替えをし、液体肥料を足していきます。

3.ペットボトルの下部分にはアルミホイルを巻くのがおすすめです。
アルミホイルを巻くことで、水と液体肥料の部分に日光が当たらず、藻の繁殖を防ぐことができます。

ペットボトルの水耕栽培を成功させるポイント

ペットボトルの水耕栽培には、ちょっとしたコツや注意すべきポイントがあります。

定期的に水替えをする

水替えを怠ってしまうと水が濁ったり雑菌がわくため、水替えは定期的に行うようにしましょう。夏場は1日1回、冬は3日に1日を目安に水替えを行うと良いでしょう。

根腐れ対策をする

水耕栽培が失敗する原因のひとつに根腐れがあります。水耕栽培での根腐れは、酸素不足によって起こります。そのため、根は全部水に浸すのではなく約3分の2まで水に浸かるよう水位を調整し、根が少し空気に触れるように工夫しましょう。

直射日光が当たらない、明るい日影に置く

植物が育つ上で日光は必要不可欠ですが、直射日光が当たらない明るい日影に置くようにしましょう。なぜなら根は日光に弱いほか、水の温度が上がってしまうと雑菌が繁殖しやすくなるからです。直射日光が当たらない場所で、15°C〜25℃を目安として栽培環境を整えてあげましょう。

固形の肥料ではなく液体肥料を使う

固形の肥料は水に溶けきらずに残ってしまう可能性があるため、必ず水耕栽培用の液体肥料を使うようにしましょう。

葉や根が茶色に変色している時などは、植物の元気がなくなっている状態のため、液体肥料を足すのがポイントです。また、水替えをしたら液体肥料を足すのを忘れないようにしましょう。

手軽で簡単なペットボトルの水耕栽培にチャレンジしてみよう!

ペットボトルを使った水耕栽培は、手軽に始められるうえコストが抑えられるなどのメリットがあります。定期的な水替えや液体肥料の追加、直射日光を避けて明るい日影に置くなどのちょっとしたコツで、水耕栽培を成功させることができるでしょう。

今回ご紹介した栽培方法のポイントを参考に、ぜひ初心者でも簡単にできるペットボトルの水耕栽培を始めてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: 水耕栽培でカビを防ぐにはどうしたらいい?原因と対策

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