BLOG -SDGs and Sustainability
キッチン周りをサステナブルに!環境に優しいアイテムのすすめ
Friday, 30 December 2022
今回は環境に配慮したサステナブルなキッチン用品の種類や特徴を紹介します!
キッチン周りはごみが出やすく環境負荷をかけている…?!
キッチン周りは何かとごみが出やすいもの。例えば、プラスチック容器やジッパー付きの保存袋、ラップやキッチンペーパーなど、料理を頻繁にする家庭なら毎日のようにごみが出るでしょう。
キッチンを見渡してみると、プラスチックごみや使い捨てのものが多いことに気づくのではないでしょうか。キッチンから出るごみを減らすには、なるべく使い捨てではなく、くり返し使えるものを選ぶのがポイントです。
また、環境に優しい素材を使ったキッチン用品を選ぶのも良いでしょう。こうした日々のちょっとした心掛けが環境負荷を減らすことにつながっていきます。
あわせて読みたい: サステナビリティに配慮したコーヒーとは?種類や選び方も解説
サステナブルなキッチン用品にはどんなものがある?
素材や使い方にこだわったサステナブルなキッチン用品が続々と登場しています。種類や特徴を見ていきましょう。
<何度も使える!天然素材を使った蜜蝋(みつろう)ラップ>
一般的なラップはプラスチックでできていますが、こちらの蜜蝋ラップはオーガニックコットンと、みつばちの巣から採取した蜜蝋で作られています。一度切りで使い捨てるのではなく、くり返し使えるためごみを減らすほか経済的なのもうれしいポイント。
和紙のような見た目ですが、手で温めてから食材を包み込むことで、食材の形にフィットしてくれます。また蜜蝋の効果で食材の水分を守り鮮度も保ちます。半年から1年ほど使用でき、最後は土に還るのも魅力です。
<プラスチックフリーの保存容器>
保存容器といえばプラスチック製のジッパー付き袋が主流ですが、基本的に使い捨てで、多くのプラスチックごみを生んでしまうという問題があります。そんな問題から生まれたのが、哺乳瓶の吸い口などに多く使われるピュアプラチナシリコーン100%で作られた、くり返し使える保存容器です。
半透明で中身がわかりやすく、冷蔵・冷凍保存はもちろんのこと電子レンジ、オーブン、湯せん・低温調理、食洗機すべてOKなところもポイント。
スマートでかさばらないため、小物やメイク用品など食べ物以外の保管にも便利です。使い終わったらメーカーで回収しリサイクルも行っているなど、環境にも人にも優しい、使い勝手の良い保存容器です。
あわせて読みたい: サステナビリティとは?3つの観点やSDGsとの違いを解説
<天然素材で土に還るスポンジ>
食器洗いには欠かせないスポンジ。一般的なスポンジの多くは石油由来の素材で作られており、製造時にも廃棄時にも環境負荷が大きいとされています。
しかし、こちらのサステナブルなスポンジは木の端材からとれる「セルロース」という天然繊維100%で作られています。水に濡らすとフワフワにふくらむのが特徴。食器やグラスを優しく洗い上げてくれます。
また、使い古したあとは土に埋めれば微生物の力によって100%自然分解されるため、廃棄時に環境負荷をかけることもありません。製造から廃棄に至るまで、とことん環境に優しいスポンジです。
<天然の竹繊維で作られたキッチンペーパー>
キッチンペーパーは基本的には一度使ったら捨ててしまうもの。しかしこちらのキッチンペーパーは天然の竹繊維で作られているため、洗ってくり返し使うことが可能です。
竹繊維のペーパーは従来のキッチンペーパーよりも耐久性や吸水性があり、なにより洗っても破けないのが特徴です。
汚れたら洗って絞って乾かせばくり返し使えるため、ごみを減らし資源を守ることにもつながります。1シートあたり約80回使えるので経済的にもうれしいですね。
あわせて読みたい: SDGs目標12:つくる責任 つかう責任/食品ロスの現状を知ろう
毎日使うキッチン用品をサステナブルなものに変えて環境を守ろう!
サステナブルなキッチン用品には、天然素材で作られたくり返し使えるラップやプラスチックフリーで人にも環境にも優しい保存容器、天然素材で土に還るスポンジなど、さまざまなアイテムがあります。
どれも共通していえるのは、製造から廃棄に至るまであらゆる面で環境に配慮していることです。キッチン用品は使用頻度が高いからこそ、サステナブルなものを選ぶことで大きな環境負荷の軽減効果が得られるでしょう。
今回紹介したサステナブルなキッチン用品を参考に、ぜひあなたのキッチンにも取り入れてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: 植物由来のプラントベースフード!どんな食材を使ってる