サステナビリティに配慮したコーヒーとは?種類や選び方も解説

毎日のリラックスタイムにコーヒーを飲む人は多いのではないでしょうか?しかしその裏側で、コーヒー生産者は多くの問題を抱えています。

今回はコーヒー生産者が抱える問題に触れ、その解決策となるサステナビリティに配慮したコーヒーとは何か、種類や選び方もあわせて解説します!

目次

サステナビリティに配慮したコーヒーとは?

そもそもサステナビリティとは「持続可能性」という意味を持ち、昨今では環境や社会に配慮した取り組みによく使われている言葉です。

サステナビリティに配慮したコーヒーとは、現在だけでなく未来の地球環境や人々の暮らし、社会全体を良い状態に保てるよう配慮して作られたコーヒーを指します。

「サステナブルコーヒー」や「エシカルコーヒー」とも呼ばれることがあります。

(参照:https://suscaj.org/sustainable_coffee/sustainable/)

コーヒー生産者が抱える問題

サステナビリティに配慮したコーヒーが注目されている理由には、コーヒー生産者が抱えるさまざまな問題が関わっています。詳しく見てみましょう。

<十分な利益を得られず生産者が貧困状態で暮らしている>

コーヒー豆の生産者は発展途上国の小規模農家が多く、十分な利益が得られず貧困状態で暮らしている家庭も少なくありません。

利益が少ない要因は、いくつもの業者を介する流通のあり方です。利益の多くが業者に取られ、立場の弱い生産者の取り分はわずか。先進国でのコーヒーの低価格化も影響し、生産者は厳しい労働環境でコーヒーを生産しているにも関わらず、十分な利益を得られずにいます。

<コーヒー生産に必要な熱帯林が減少している>

生産者が抱える問題には、コーヒー生産に必要な熱帯林が減少していることも挙げられます。その理由は、コーヒーを効率的に生産するために次々と行われる森林伐採です。

本来、コーヒーの木は日焼けに弱く、高い樹木の下で育てる「木陰栽培」という方法をとるため、栽培には熱帯林が欠かせません。しかし、この方法は面積あたりの収穫量が少ない上、機械も使えず収穫効率が良くありません。そのため熱帯林を切り開いてコーヒーの木だけを植えたプランテーションを作り、効率的に生産しようとする動きが出てきます。

プランテーションでは害虫や病気が発生しやすいことから、農薬を多く使います。すると土壌や水が汚染され、やがてそのプランテーションは使えなくなります。そこでまた新たな場所で森林伐採を行い、プランテーションを開拓するという悪循環が生まれているのです。

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サステナビリティに配慮したコーヒーの種類と特徴

コーヒー生産に関わる問題の解決策として注目されているのが、サステナビリティに配慮したコーヒーです。一体どのような特徴があるのでしょうか。

<フェアトレードコーヒー>

フェアトレードコーヒーとは、発展途上国の小規模農家や農園で働く人々に対し、適正な報酬や価格で継続的に取引されるコーヒーを指します。最低価格を保証したり、児童労働を禁止したりして、生産者の権利を守ろうとする取り組みです。

フェアトレードコーヒーを選ぶことが、コーヒー生産者の安定した生活を支えることにつながります。

<シェードツリーコーヒー>

シェードツリーコーヒーとは、伝統的な「木陰栽培」の方法で生産されたコーヒーを指します。収穫量が少ないため、プランテーションでの栽培に押され、減少してきた木陰栽培。しかし熱帯林の減少が進んだため、環境保護の観点から木陰栽培の価値が見直されています。

シェードコーヒーを選ぶことによって、森林伐採の防止に貢献できますよ。

<オーガニックコーヒー>

オーガニックコーヒーとは、農薬や化学肥料を使用せず、有機栽培で生産されたコーヒーを指します。

過去3年以上にわたり、1度も農薬や化学肥料を使っていないなど、厳しい条件をクリアしたものだけがオーガニックコーヒーとして認められます。オーガニックコーヒーを選ぶことで、土壌や水の汚染防止につながるうえ、生産者の健康を守ることにもなります。

あわせて読みたい: サステナビリティとは?3つの観点やSDGsとの違いを解説

サステナビリティに配慮したコーヒーを選ぶなら認証マークをチェック!

サステナビリティに配慮したコーヒーを選ぶ際の判断基準となるのが、認証マークです。ここでは代表的な認証マークを紹介します!

<レインフォレスト・アライアンス認証>

レインフォレスト・アライアンス認証は、緑色のカエルのマークが目印。生産者の権利や自然環境に配慮しながら、生産・加工が行われていることを証明しています。環境に配慮した栽培・収穫方法に加え、児童労働などを使わず健全な労働条件で生産されたことの証でもあります。環境と社会の両面に配慮されたコーヒーです。

(参照:https://www.rainforest-alliance.org/ja/utz/)

<バードフレンドリー>

バードフレンドリーは、熱帯林を守りながら、木陰栽培かつ有機栽培を行っているコーヒー農園を認証するマークです。

コーヒー生産者の生活を支えながら、森林で休む渡り鳥を守ることを目的としています。バードフレンドリー認証がされたコーヒーの収益の一部は、渡り鳥の保護活動に還元されています。

(参照:https://bird-friendly-coffee.jp/)

その他にも「国際フェアトレード」「有機JASマーク」などがあります。

※サステナブルな食べ物を示す認証マークについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「持続可能な「サステナブルフード」を示す認証マークを覚えよう!」

コーヒー選びにもサステナビリティの視点を取り入れよう

普段飲んでいる一杯のコーヒーには、生産者のさまざまな想いや苦労があります。サステナビリティに配慮したコーヒーを選んで買うことで、生産者の生活を支えられるだけでなく、良質なコーヒー作りを応援できます

これまで何となくコーヒーを選んでいた人も、今回紹介した認証マークをチェックし、サステナビリティに配慮したコーヒーを選んでみてはいかがでしょうか。

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参考:

https://contest.japias.jp/tqj20/200293R/2_3.html

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