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レタスの栽培方法|プランターでの育て方とポイントを解説!
Wednesday, 25 October 2023
今回は、レタスの栽培方法について、プランターでの育て方とポイントを解説します!
レタスの栽培は非結球タイプがおすすめ
レタスは大きく分けて4種類あります。最もよく見る「結球レタス(玉レタス)」、丸くならない「非結球レタス」、葉が上に向かって真っ直ぐ育つ「立ちレタス」、茎を食べるめずらしい「茎レタス」です。
この4種類の中で家庭菜園におすすめなのが、玉にならないタイプの非結球レタスです。玉レタスに比べスペースをとらないため、プランターで育てるのに適しています。
非結球レタスには「サニーレタス・グリーンカール・サンチュ・フリルレタス・ブーケレタス」などがあります。
レタスの栽培時期は?
レタスの栽培時期は春と秋が適しています。それぞれの種まき時期は以下の通りです。
・春(2月上旬~3月中旬)
・秋(8月下旬~9月中旬)
この時期がおすすめの理由は、レタスは比較的冷涼な気候を好むためです。レタスは25℃以上あるいは10℃以下になると、発芽しにくくなります。
特に高温下では発芽不良になる可能性が高いため、暑い夏の時期には不向きです。発芽に適した温度は18〜20℃のため、春や秋に種まきをしましょう。
手軽にできる!プランターを使ったレタスの栽培方法
ここからは、家庭でも簡単に栽培できるプランターを使ったレタスの栽培方法を紹介します!
準備するもの
・プランター
・レタスの種
・培養土(野菜専用)
・鉢底石
・園芸用シャベル
・じょうろ
プランターのサイズ目安は、レタスを2株育てる場合で幅50×奥行き20×高さ20cm程度、3株育てる場合は幅65×奥行き20×高さ20cm程度が目安になります。
培養土は野菜の生育に適した、野菜専用の培養土を選ぶと良いでしょう。加えて鉢底石とは鉢の一番底に入れて使う排水性に優れた石のことです。排水性や通気性がないと腐敗菌が増え、成長を妨げたり根腐れを起こしたりする可能性が高くなります。
鉢底石を入れることで、排水性や通気性が良い状態を保ち、植物が元気に育ちやすくなります。
育て方
育て方の手順は以下の通りです。
1.プランターの底に鉢底石をまんべんなく敷く
2.プランターの縁2cm下程度まで野菜専用培養土を入れる
3.深さ1cm程度の浅い溝を作り、溝に沿って種をまく
4.種をまき終えたら土を薄めにかぶせる
5.水をたっぷりやる
6.収穫をする
発芽するまで、プランターは日の当たらない風通しの良い涼しい場所に置きましょう。発芽前に乾燥すると芽が出なくなってしまうため、水やりは最低でも1日1回行います。プランターの下から水が流れ出るくらい、たっぷり水やりをするのがポイントです。
サニーレタスやグリーンカールといった非結球レタスは種まきから60日程で収穫できます。葉の長さが20〜25cm程伸びてきたら収穫のサインです。1株丸ごと刈り取るか、葉を外側から1枚ずつはがします。
葉を数枚はがし、常に葉を6〜8枚残した状態にしておくと、内側からどんどん成長し、長い期間収穫を楽しめます。
レタスの育て方のポイント
ここでは、レタスの育て方のポイントをチェックしていきましょう!
発芽しない場合は冷蔵庫に入れて発芽を促す
レタスは25℃以上の気候では発芽しないため、暑い日が続くなどして発芽しない場合には、冷蔵庫に入れて発芽を促す方法があります。
ガーゼで種を包み、1日中水に浸した後、そのまま軽く水を切ります。ガーゼに種を包んだ状態で、冷蔵庫で1~2日間冷やしましょう。種から1~2mm程度白い根が伸びてきたら発芽成功です。種まきの手順でプランターに入れて、土を薄めにかぶせましょう。
プランターの置き場に気をつける
プランターの置き場所は、発芽するまでは直射日光の当たらない風通しの良い場所に置くと良いでしょう。発芽後は、昼と夜で置き場所を変えるようにします。
昼間は日光の当たる日なたに置き、夜は街灯や家の光が届かない場所に置きます。夜に光を当ててしまうと「とう立ち」が生じてしまうからです。
とう立ちとは、花をつける茎が伸びてくる現象を指します。とう立ちが起こると味や食感が落ちてしまうため、夜は光を当てないように注意しましょう。
また、0℃を下回ると葉が傷んでしまうため、寒い日の屋外は注意が必要です。早朝や深夜は玄関などに取り込み、室内の光を当てないようにして低温によるダメージから守りましょう。
育てておいしい!家庭でのレタス栽培にチャレンジしてみよう
レタスは比較的涼しい場所を好むため、春や秋に種まきするのがベストです。10℃以下の低温や25℃以上の高温では、発芽不良になる可能性があるため、発芽に適した18〜20℃くらいの時期を狙うようにしましょう。
家庭で栽培するなら、プランターを使った非結球レタスの栽培がおすすめです。自分で育てたサニーレタスやグリーンカールを収穫し、調理して食べるのも楽しいでしょう。
ぜひ、今回紹介した育て方のポイントを参考に、レタスの栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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