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骨盤のゆがみが起こる原因は?自宅でできるストレッチ方法も!
Monday, 04 July 2022
骨盤がゆがむことによって、脚が太くなったり、お尻が大きく見えたりするともいいます。実はそれだけでなく、骨盤のゆがみが引き起こす症状は他にもあるのです。
そこで今回は、骨盤のゆがみによって現れる症状や、ゆがみが起こる原因、自宅でできる骨盤のゆがみを解消するストレッチ方法を紹介します!
骨盤のゆがみによって現れる症状
骨盤のゆがみとは、骨盤が正しい位置からずれてしまう状態のことをいいます。骨盤の仙陽関節がずれることで、内臓が本来の位置よりも下がってしまい、下半身の血流が悪くなっていると考えられています。それによって体のあちこちにさまざまな症状が現れるのです。
骨盤のゆがみによって現れる症状には、以下のようなものがあります。
・冷え性
・肩こりや腰痛
・O脚やX脚
・むくみ
・下腹がぽっこり出る
・生理痛や肌荒れ
・便秘や下痢
骨盤のゆがみは、思った以上に心身のあらゆるところに不調をきたすことがわかります。
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骨盤のゆがみが起こる原因
そもそもなぜ骨盤のゆがみは起きてしまうのでしょうか。ここでは、骨盤のゆがみが起こる原因について見ていきましょう!
<姿勢の悪さや動作のクセ>
日常生活の中での姿勢の悪さや動作のクセが原因で、骨盤のゆがみが起こることがあります。毎日同じ方の手でカバンを持っていたり、座っている時に足を組んだりする人は、骨盤がゆがみやすいといわれています。
また、日常的にハイヒールを履く人や、立っている時に重心を左右どちらかに傾けがちな人も注意が必要です。
さらに、長時間のデスクワークで姿勢が猫背になっている人も、骨盤がゆがみやすい傾向にあります。
<骨盤底筋の衰え>
骨盤庭筋とは、骨盤を支えている筋肉のことをいいます。
骨盤庭筋は、骨盤の底でコルセットのように内臓を支えている役割をしています。そのため、骨盤庭筋が衰えてしまうと内臓を支える力が弱まってしまい、腸や子宮、膀胱といった内臓がどんどん下がってきてしまうのです。
そうなると、大腸や血管を圧迫し、排尿や排便のトラブル、冷え性やむくみが生じたりします。
また、子宮の働きにも影響を及ぼすため、月経痛や月経不順、月経前症候群(PMS)などが起こる原因にもなります。
<出産による骨盤の開き>
妊娠中はお腹が大きくなるため、自然と反り腰になり、骨盤がゆがんでしまいます。また、妊娠から出産までの間に徐々に骨盤が開いていくと同時に、骨盤底筋の筋力も低下していきます。
出産時には骨盤の開きが最大になり、産後3〜4ヵ月ほどで元の位置に戻るといわれていますが、人によっては完全には元に戻らないことも。
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骨盤のゆがみをリセット!自宅でできる簡単ストレッチ
ここからは、骨盤のゆがみを整える、自宅でできる簡単ストレッチを紹介します!
<左右の不均等を調整するストレッチ>
左右どちらかに重心をかけがちな人におすすめの、寝ながらできる簡単なストレッチ方法です。
~手順~
1、仰向けに寝転がり、ひざをたてます。
2、手は骨盤に当て、足は腰幅の1.5倍に開きます。
3、片方の足を内側に倒します。この時、もう片方の足と上半身は動かさないよう気をつけましょう。
4、反対の足も同様に行います。これをくり返し、30秒〜60秒ほど行いましょう。
~ポイント~
内側に倒さない方の足が外側に動かないよう、上半身を固定して体勢をキープしましょう。
<立ったままできるストレッチ>
骨盤回りの筋肉をほぐし、柔らかくするストレッチです。
~手順~
1、右手で右足のかかとを持ち、お尻に近づけます。
2、太ももの前側が伸びているのを感じながら、ひざを後ろに引いて、そのまま30秒キープ。
3、左足も同様に行います。これを3セット行いましょう。
~ポイント~
かかとをお尻に近づける時、お腹に力を入れると片足でも立ちやすくなります。
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日常生活での姿勢やクセを直して骨盤のゆがみを予防しよう!
骨盤のゆがみは、日常生活の姿勢や動作も原因のひとつです。カバンを片方の手だけでなく、交互で持つようにしたり、座っている時に足を組まないようにしたりなど、ちょっとした心掛け次第で、骨盤のゆがみを予防することができます。
今すでに骨盤のゆがみが気になる人は、今回紹介した骨盤ストレッチを行い、セルフケアしてみてください。
骨盤の筋肉がほぐれて柔らかくなることで、骨盤の位置も戻りやすくなるでしょう。骨盤のゆがみがなくなることで、心身の不調も改善することが期待できます。ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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