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甘酒は優秀なプラントベースフード!どんな栄養素が入ってる?
Monday, 29 May 2023
特に米麹で作られる甘酒は栄養を摂取するのに優秀とされ、海外でも注目が高まっています。そこで今回は甘酒が優秀なプラントベースフードである理由、甘酒の健康効果やおすすめの飲み方について解説します!
甘酒は2種類ある?おすすめはどっち?
甘酒とひと口に言っても、実は酒粕と米麹の2種類があります。ノンアルコールの甘酒は後者の米麹で作られる甘酒です。蒸したお米に麹菌を繁殖させたものが米麹で、日本の食文化に欠かせない味噌や酒、みりんなどはすべて米麹を発酵させて作られています。
一方酒粕は、米麹に酵母菌を加えて発酵させたものです。2つの発酵の力で栄養価は高いとされていますが、酒粕にはアルコールが含まれるため、酒粕の甘酒は子どもや妊婦さん、酒に弱い人は飲むことができません。
また、酒粕には糖質が少ないため、酒粕で甘酒を作る場合砂糖などを加えていることがほとんどです。しかし、米麹の甘酒は麹菌の発酵によってお米のデンプンがブドウ糖やオリゴ糖に変わるため、天然の甘味があります。
プラントベースの飲み物としては、砂糖が含まれずノンアルコールで誰でも飲むことができる、米麹の甘酒がおすすめです。
(参照:甘酒には2種類の作り方があるとのことですが、ノンアルコールのものはどちらですか。2種類の違いも教えてください。)
米麹甘酒の栄養
プラントベースの飲み物としておすすめの米麹の甘酒には、お米の栄養成分がぎゅっと凝縮されているのが特徴です。
甘酒に含まれるブドウ糖は、脳のエネルギー源となる唯一の栄養素です。ブドウ糖は分子が小さいため、体内に吸収されやすい性質があります。
ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)も豊富に含まれていることが分かっています。
体内で合成できないため食品から摂取する必要がある9種類のアミノ酸(必須アミノ酸)をすべて含有しているのも、甘酒が栄養的に優秀とされる理由のひとつです。
甘酒のおすすめの飲み方
甘酒はさまざまな栄養素が含まれていますが、糖分も多いため飲み過ぎは太る原因につながってしまいます。ここではおすすめの飲み方として適正量や飲み方をご紹介します。
甘酒の適正量
甘酒の1日あたりの適正量は200ml程度です。数回に分けて飲むなら100mlずつ、2回に分けるなど量を調整しましょう。たくさん飲んでも効果が高くなるわけではないため、1日の適正量を目安に飲むのがおすすめです。
甘酒の飲み方
甘酒に含まれる酵素の効果が最も発揮される温度が60℃といわれています。そのため、酵素が豊富な手作り甘酒の場合は、冷やして飲むよりもホットで飲む方がよいでしょう。甘酒をお湯で割ったり、温めた豆乳で割ったりして飲めば体もポカポカ温まり、寒い冬にもおすすめです。酵素を含まない市販の甘酒も、温めるとより甘みを感じられます。
米麹の甘酒はアメリカでも注目されている?!
米麹の甘酒は日本古来の発酵食品として海外でもじわじわと人気が高まっています。ロサンゼルスでは、甘酒ビジネスを始めた日本人の起業家が、海外の人たちが飲みやすいようアーモンドミルクを加えるなどしてアレンジし、ファーマーズマーケットなどで販売を行っています。
抹茶や生姜を加えたものなど味のバリエーションが豊かな点も人気の理由です。米麹の甘酒は白砂糖不使用でヴィーガンでも気にせず飲めることから、プラントベースフードとしてもますます需要が高まっていくと期待されています。
プラントベースな米麹の甘酒でヘルシーな生活を!
米麹で作られた甘酒は、ノンアルコールで子どもから妊婦さんまで誰でも飲めるところが良いところです。
砂糖不使用で天然の甘味が感じられるため、甘い物を食べたい時におやつ代わりに飲むのも良いでしょう。また、飲むだけなく料理やお菓子作りに砂糖の代わりとして使うこともできます。
今回紹介したおすすめの飲み方を参考に、ぜひプラントベースな米麹の甘酒を、毎日の食習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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