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和菓子はプラントベース食品?洋菓子との違いや注目される理由

Wednesday, 29 November 2023

団子に大福、どら焼きなど、緑茶と相性抜群の和菓子。実はこれらがプラントベース食品であるとして海外からの注目度が高まっています。

そこで今回はプラントベース食品として和菓子が注目されている理由や洋菓子との違い、おすすめのプラントベース和菓子をご紹介します!

プラントベースであるとして和菓子が注目される理由

近年では、植物由来の原料のみを使ったプラントベース食品が浸透し始め、バターや牛乳などの乳製品や卵といった動物性食品不使用の菓子なども発売されるようになりました。この流れを受けて注目されたのが和菓子です。

和菓子はもともと植物由来の原料が中心で、乳製品や卵を使用せずに作れるものが多くあります。

植物由来の原料のみで作られた和菓子は、ヴィーガン食を実践する人も食べられるプラントベースの菓子として、海外からも注目が集まっているのです。

(※参考:「ヴィーガン・デザート」和菓子ブーム来る? 材料に着目するアメリカ人)

和菓子と洋菓子の違い

和菓子は主に植物由来の原料を多く使いますが、洋菓子とはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、洋菓子と和菓子それぞれの特徴を確認し、違いを見ていきましょう。

洋菓子の特徴

洋菓子は、その名の通り西洋から伝えられた菓子です。和菓子との決定的な違いは動物性の原材料を多く使用する点です。牛乳やバター、生クリームなどの乳製品や卵を使います。そのため和菓子に比べて甘さが強く、脂質やカロリーが高くなりがちです。

和菓子の特徴

一方和菓子は日本の伝統的な菓子で、縄文時代に生まれ、形や味を変えて発展してきたとされています。主に、米・麦・豆類といった日本で栽培されてきた植物由来の原料を使用しているのが特徴です。

地域の食材を使い季節感を表現するなど、素朴で優しい味わいが楽しめます。春には桜餅、秋には栗羊かんなど、日本の四季や伝統を感じられるのも魅力です。

(※参考:和菓子)

プラントベースでない和菓子もある?

洋菓子と和菓子の大きな違いは原材料ですが、現代の和菓子には動物由来の原料が使われている場合もあります。

例えば、どら焼きや大福の中身は基本的に餡を使用しますが、生クリームが入った「クリームどら焼き」や「クリーム大福」などは、乳製品が含まれるためプラントベースとはいえません。

また、今川焼やたい焼きではカスタードクリームが入ったものもあります。カスタードクリームは卵や牛乳を使用するため、動物性食品が含まれます。さらにカステラは和菓子に分類されますが、通常は卵を使うためプラントベースではありません。

このように、和菓子と呼ばれるものでも原材料に動物性食品が含まれる場合もあるため、ヴィーガンを実践している人は注意が必要です。

おすすめのプラントベース和菓子

プラントベースの和菓子を選ぶ際には、植物由来の原料のみで作られているかどうかが重要なポイントです。

ちなみに砂糖の原材料は植物由来ですが、白砂糖は精製する上で動物由来の骨などを使用するため、ヴィーガンの人は白砂糖以外の甘味を使った和菓子を選ぶと良いでしょう。

ここからはおすすめのプラントベースな和菓子をご紹介します!

羊かん

羊かんには「練り羊かん・蒸し羊かん・水羊かん」の3種類があります。主な原料は「水・小豆・砂糖・寒天」が一般的で、材料を混ぜて煮詰めたものを型に入れて固めます。ただし、蒸し羊かんに関しては、寒天の代わりに小麦粉や葛粉を練ったものを型に入れて蒸すのが特徴です。

練り羊かんはしっとりとした重厚感、水羊かんはつるんとした食感があります。蒸し羊かんには栗が入った「栗羊かん」などもあり、異なる食感が楽しめます。羊かんは糖度が高いため、傷みにくく日持ちしやすいのも良い点です。

みたらし団子

串団子の代表格であるみたらし団子。団子は「上新粉・白玉粉・水」のシンプルな材料で作られています。また、みたらし団子のたれも「しょう油・砂糖・水・片栗粉」のみなので、ヴィーガンの人も安心して食べられる和菓子です。

コンビニやスーパーでも手軽に買えるため、日常のおやつにも最適。みたらし団子は難しい工程がないので、自分でも作ることができます。その際には、砂糖に黒砂糖や甜菜糖を使うなどアレンジするのもおすすめです。

わらび餅

わらび餅はわらび粉に砂糖・水を加えて加熱しながら混ぜ合わせ、冷やし固めた和菓子です。わらび粉は、わらびの根に含まれるでんぷんを原料としています。

しかし、わらび粉は希少なため、最近ではさつまいもや葛などからとれるでんぷんを使用しているケースが増えています。きな粉や黒蜜をかけて食べると、より一層おいしくなります。

(※参考:蕨餅(わらびもち))

毎日のおやつタイムや贈り物にプラントベースの和菓子を

ご紹介した和菓子以外にも、いちごやみかんなどが入ったフルーツ大福、栗まんじゅう、寒天や小豆、フルーツに黒蜜をかけて食べるあんみつなど、プラントベースの和菓子にはさまざまな種類があります。

また、クリーム系の和菓子でも卵や乳製品不使用豆乳クリームを使用したものなら、プラントベースの和菓子といえます。

これまで洋菓子を食べることが多かった人も、毎日のおやつや贈り物にぜひ、プラントベースな和菓子を選んでみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: プラントベースパスタとは?動物性食品不使用でここまで作れる!

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