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プラントベースフードの乳製品|メリットとデメリットを解説

Tuesday, 06 September 2022

植物由来の原料で作られているプラントベースフード。代替肉を始めプラントベースミルクやプラントベースチーズといった乳製品も続々と登場しています。

今回は、プラントベース乳製品の特徴、そしてメリットとデメリットを解説します!

一般的な乳製品とプラントベースフードの乳製品の違い

一般的な乳製品は動物由来の原料から作られていますが、プラントベースフードの乳製品は植物由来の原料で作られています。

主に、大豆やアーモンド、オーツ麦やココナッツなどが原料のため、乳製品アレルギーや乳糖不耐症の人でも安心して摂ることができます。

プラントベースフードの乳製品は原料によって味や香りに違いがあるため、自分好みを見つける楽しさがあるでしょう。

またミルクだけでなく、チーズやヨーグルト、アイスクリームやバターなどバリエーションが豊富なのも嬉しい点です。

プラントベースの乳製品が登場したことで、これまで乳製品が食べられなかった人も、食の選択肢が広がりました。

あわせて読みたい: 植物由来のプラントベースフード!どんな食材を使ってる?

プラントベースフードの乳製品のメリット 

ここからは、プラントベースフードの乳製品ならではのメリットを見ていきましょう。

<カロリーや脂質が低くヘルシー>

プラントベースフードの乳製品は一般的な乳製品に比べてカロリーや脂質が低い特徴があります。例えば牛乳と豆乳を比較してみましょう。

牛乳(200mlあたり)
カロリー   134kcal
たんぱく質  6.6g 
脂質      7.6g
炭水化物   9.6g
カルシウム  220mg

(参照:カロリーSlism

無調整豆乳(200mlあたり)
カロリー   92kcal       
たんぱく質 7.2g
脂質 4g
炭水化物 6.2g
カルシウム  30mg

(参照:カロリーSlism

見比べてみると、無調整豆乳の方が牛乳よりもカロリーや脂質、炭水化物が低いことがわかります。しかも、なんと豆乳のたんぱく質量は牛乳を上回っているのです。これは、豆乳に大豆たんぱくが豊富に含まれているためです。

こちらはあくまでも豆乳との比較ですが、その他のプラントベースミルクも全体的に、牛乳に比べて脂質とカロリーが低いといえます。そのためダイエット中の人にもおすすめできるのが、プラントベースの乳製品です。

<乳糖不耐症や乳製品アレルギーの人でも食べられる>

先ほどもお伝えしたように、プラントベースフードの乳製品は動物性由来の原料を使っていないため、乳糖不耐症や乳製品アレルギーの人も食べられるのが大きなメリットです。

また、完全菜食主義のヴィーガンや乳製品を控えているベジタリアンの人も気兼ねなく食べることができます。

あわせて読みたい: プラントベースフードでたんぱく質を摂取するメリットとは?

<環境に優しい>

プラントベースの乳製品は植物由来の原料で作られているため、牛乳の生産に比べて環境負荷を抑えられるメリットがあります。

オックスフォード大学の研究によれば、生産の過程で牛乳はプラントベースミルクの3倍の温室効果ガスを発生することが明らかになっています。また、牛乳を1年間生産する場合、同じ量のオーツミルクの10倍の土地が必要です。

牛乳の生産で温室効果ガスの発生量が多い理由は、牛のゲップや排泄物から大量のメタンガスが発生するためです。しかもメタンガスは二酸化炭素の25倍の温室効果があるといわれています。

このように牛乳の生産は環境負荷が大きいことがわかります。牛乳からプラントベースの乳製品に置き換える人が増えれば、環境負荷を減らせるのです。

(参照:Climate change: Which vegan milk is best?

プラントベースフードの乳製品のデメリット

続いて、プラントベースフードの乳製品のデメリットを見ていきましょう。

<一般的な乳製品に比べカルシウムが少ない>

プラントベースフードの乳製品は動物由来の乳製品に比べてカルシウムが少ない点がデメリットです。

牛乳と豆乳を比較してみると、牛乳(200ml)のカルシウム量が220mgなのに対して、豆乳(200ml)ではわずか30mgです。

また、アーモンドミルクやライスミルクなどのプラントベースミルクには、カルシウムがほぼ含まれていません。カルシウムを添加している商品もありますが、もともと植物性食品のカルシウムは動物性食品に比べ体に吸収されにくいという特徴もあります。カルシウムの摂取を目的とするならば、プラントベースの乳製品は不向きといえるでしょう。

(参照:カルシウムの働きと1日の摂取量 | 健康長寿ネット

<砂糖が添加されているものが多い>

プラントベースフードの乳製品は砂糖が添加されているものが多いのもデメリットです。特に日本で売られている豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどでは、砂糖が入っている商品が多く見られます。

プラントベースフードの乳製品を選ぶ場合には、「砂糖不使用」と表示されているものを選ぶのがおすすめです。

<価格が高め>

プラントベースフードの乳製品は動物由来の乳製品に比べて価格が高めな点もデメリットのひとつです。その理由には、牛乳のような大量生産が難しいことや、オーガニック認証・ヴィーガン認証などを取得する際のコストが掛かることが挙げられます。

しかし価格が高めな分、体や環境に優しい商品であるととらえることができるでしょう。

あわせて読みたい: 重要性が増すプラントベースフード|解決された課題を見てみよう

メリット・デメリットを把握してプラントベースの乳製品を選ぼう!

プラントベースフードの乳製品はカロリーや脂質が低く、ダイエット中の人や乳糖不耐症、乳製品アレルギーの人でも取り入れられるのが大きなメリットです。

また、健康に良いだけでなく環境に優しいところも覚えておきたいポイントです。ただし、カルシウムが摂りにくいなどのデメリットもあるため、注意して選ぶ必要があります。

今回紹介したメリット・デメリットを押さえて、自分に合ったプラントベースの乳製品を選んでみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: プラントベースフードの乳製品とは?種類や原料を見てみよう

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