プラントベースフードの重要性と課題

プラントベースフードの重要性と課題

植物由来の原料から作られるプラントベースフードが注目されています。「健康に良さそう」「環境に優しそう」というイメージが先行しがちですが、今回はプラントベースフードの重要性と課題についてわかりやすく解説します!

目次

プラントベースフードの重要性

プラントベースフードは「健康」、「環境」、「食糧危機」の3つの観点から重要視されています。

プラントベースフードの重要性と課題|プラントベースフードの重要性

<健康への重要性>

現代では、カロリーや脂質の摂り過ぎで肥満気味の人や生活習慣病に悩む人が増加傾向にあります

しかし、ここ数年で世の中の健康への関心が強まり、徐々に食生活の見直しが起きています。そこで注目されているのがプラントベースフードです。プラントベースフードは植物由来の原料を使っているため、動物性食品に比べてカロリーや脂質が低く、健康に良いとされています。

しかも、植物性でありながら肉や魚の風味や食感を再現しているため、食事としての満足度も高いのが特徴です。いわば食の革命が起きているといっても過言ではないでしょう。

菜食でありながら肉や魚を食べている気分を味わえる新しい食スタイルのプラントベースフードは、健康を維持しながら食を楽しむ上で重要性の高い食品といえます。

<環境への重要性>

プラントベースフードは肉の消費を減らし、畜産がもたらす環境負荷を軽減できるとして重要視されています。

プラントベースフードは植物由来の原料を使っているため、肉の生産に比べて温室効果ガスの排出や水資源の利用を抑えることができます。

温室効果ガスの排出は地球温暖化を進め、気候変動や海面上昇の原因にもなる、深刻な環境問題です。

肉の消費を減らすことは間接的に環境を守ることにつながるとして、肉の代わりとなるプラントベースフードが重要視されています。

(プラントベースフードと環境については、こちらの記事で詳しく解説しています)
地球を救う!?プラントベースフードが環境問題の解決策に

<食糧危機への重要性>

プラントベースフードは、食糧危機問題の解決に役立つとして重要視されています。日本は人口が減少傾向にありますが、世界の人口は増え続けています。

国連の調査によると現在79億人の人口が2050年には97億人、2100年には109億人にのぼると予測されています。これに伴って懸念されているのが食糧危機です。

食糧の需要が高まり、このままでは肉や魚の供給が間に合わなくなると推測されています

肉や魚は生産に必要な資源も多く供給量に限界があります。プラントベースフードはこれらの代わりとなるサステナブルな食品として、重要視されているのです。

(参照:https://www.unic.or.jp/news_press/info/33789/)

プラントベースフードの課題

プラントベースフードの重要性が高まる一方、食品としての歴史が浅いこともあり多くの課題もあります。

プラントベースフードの重要性と課題|プラントベースフードの課題

<表記がわかりにくい>

プラントベースフードは「大豆肉」「大豆で作ったハンバーグ」などさまざまな商品名で販売されています。しかし、その中には一部動物性由来の添加物や卵が入っていることもあります

例えばハンバーグやからあげのつなぎとして卵が使われる場合があります。そのため、ヴィーガンやベジタリアンの人、アレルギーがある人がプラントベースフードを選ぶ場合には注意しなければなりません。

生産者には、「添加物不使用」「卵、乳製品不使用」など消費者にとってわかりやすい表記をすることが求められます。

(参照:https://www.caa.go.jp/notice/other/plant_based/assets/representation_cms201_210820_01.pdf)

<価格が高め>

プラントベースフードは、価格が高いことが課題のひとつとして挙げられます。消費者の中には「プラントベースフードは値段が高いので買わない」といった声も。

しかし、米国の非営利団体GFIの調査によれば、プラントベースミートの価格は2023年までに肉と同等になると予測しています。

日本でも、レトルトハンバーグ100gの価格を見てみると、当初一般的な商品に比べプラントベースフードは80円ほど高価でしたが、現在その差は50円ほどに縮まっています。

今後もさらに消費者の需要が高まれば、低価格化が実現され、手に入りやすくなると考えられるでしょう。

(参照:https://vegnews.com/2022/2/cheaper-plant-based-meat
https://diamond-rm.net/sales-promotion/219867/2/)

<本物の肉に比べて物足りない>

民間企業が行ったアンケート調査によると、プラントベースフードを食べた感想として「味が物足りない」「風味や食感に違和感がある」という意見も一部寄せられています。本物の肉のような食感、風味に少しずつ近づいているとはいえ、まだまだ改良の余地はあるといえそうです。

プラントベースフードの種類も増え続けており、今後は代替肉だけでなく代替魚や植物性チーズ、植物性バターなどの商品も増えていくことでしょう。

より満足度の高いプラントベースフードが販売されれば消費者の購買意欲を高め、低価格化にもつながるかもしれません。

(参照:https://www.miyoshi-yushi.co.jp/news/202201201100165/)

プラントベースフードの重要性と課題|<本物の肉に比べて物足りない>

今後のプラントベースフードにも注目していこう!

プラントベースフードは健康、環境、食糧危機といった問題の解決に、重要性があることがわかりました。またプラントベースフードの課題としては、わかりやすい表記にすることや低価格化、味の改良などが挙げられます。

課題解決に向かってより美味しく、安心して食べられるプラントベースフードが低価格で手に入る日も近いかもしれません。

プラントベースフードを上手に取り入れながら、今後の進化にも注目していきましょう!

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