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ゴルフ場のサステナビリティにつながる取り組みとは?

Thursday, 19 October 2023

ゴルフ場といえば、広大な敷地にきれいに整った芝生のイメージがあります。かつてゴルフ場は環境破壊をしていると非難されてきました。

しかし、近年ではSDGsへの取り組みが広がり、ゴルフ場も変化しつつあるのです。

そこで今回は、ゴルフ場がサステナビリティに向けた取り組みを行う理由や事例を解説します!

(参照:ゴルフ場は緑の砂漠? それとも生命のゆりかご? 英議員の発言が波紋)

ゴルフ場がサステナビリティに向けた取り組みを行う背景

ゴルフ場の多くは山を切り開いて作られるため、かつては環境破壊だと非難されることも多かったといいます。芝生を管理するために強い農薬を撒いていると問題視されていた時期もありましたが、それも昔の話だといわれています。

現在では環境負荷の高い薬品は世界的に禁止されており、日本では農林水産省に農薬の使用計画書を提出しなければならないため、そのような問題は改善されているのが現状です。

近年のゴルフ場は、自然豊かで多くの樹木に囲まれ、二酸化炭素(CO2)を吸収したり、生物多様性を守る場として役立っているといいます。

とはいえ、ゴルフ場を維持するにはコストがかかります。クラブハウスの冷暖房や照明、コース管理に使われる芝刈り機には大量の電力が費やされるでしょう。

また、芝生の乾燥を防ぐために大量の水が消費されます。以前に比べ環境に与える影響が軽減されたとはいえ、ゴルフ場の維持にはまだまだ環境負荷への課題が残っているのが現状です。

こうした理由から、ゴルフ場ではサステナビリティへの取り組みが求められています。

ゴルフ場のサステナビリティにつながる取り組み

日本には全国約2,400ものゴルフ場があるといわれていますが、ゴルフ環境と自然環境の持続可能性に向けて、積極的に環境保全に取り組んでいるゴルフ場があります。

ここからはそんなゴルフ場の、サステナビリティにつながる取り組み事例の一部を紹介します。

里山として生物多様性に貢献

ゴルフ場内の森林を整えることで里山としての役割を担い、生物多様性に貢献しています。

コース内の森林を定期的に間伐することで、土砂災害を防ぎ、土地の保水力を高めています。健全な森林の維持によって、野生動物や昆虫たちが住みやすい環境になり、生物多様性の確保につながるのです。

ゴルフ場は森林・芝生・池・砂地などが集結している場所でもあるため、野生動物が生息しやすい環境といえます。

実際、ゴルフ場ではタヌキ、ウサギ、シカ、イノシシ、リスなどの哺乳類をはじめ、オオタカやハヤブサなどの鳥類や、ゲンゴロウやタガメなどの昆虫、メダカやタナゴといった魚類などの生息が確認されています。

(参照:ゴルフ場は環境破壊?いえ!実はこんなに環境保全に貢献しているんです!)

コース内の芝生への散水は雨水を利用

ゴルフ場での光景でよく見られるのがスプリンクラーで散水している場面です。特に暑さが厳しい季節になると芝生が乾燥してしまうため、散水が必須です。

ゴルフ場は広大なため大量の水が必要になります。そこで池に溜めた雨水を利用して、コース内の芝生へ散水しているゴルフ場があります。大量に使う水に雨水を活用することで、大幅に節水できるのです。

伐採した木や枯木、落ち葉の再利用

コース内の森林を整備する目的で伐採した木や枯れ木、落ち葉などを、ストーブの薪や堆肥として地域の人々が再利用する取り組みがあります。

伐採した木や枯れ木をそのまま廃棄するのではなく活用することで、資源の循環利用に貢献できる取り組みです。

ロストボールの回収販売金を地域貢献として寄付

ロストボールとは、プレイヤーが打ったままゴルフ場に放置されたボールのことです。ゴルフ場には池の中や谷、林の中などに落ちているボールが大量にあります。

このようなロストボールは一般的にゴルフ場や回収業者が拾い集め、リサイクルしたり販売したりします。その回収販売金を地域の観光事業に寄付するという取り組みです。

ゴルフボールは原料にプラスチックや重金属を含むため、生物にとって有害といわれています。また自然分解されるまでに100~1,000年かかるとされているため、ロストボールの回収は生物や自然環境を守ることにもつながる取り組みです。

プラスチック類の削減と環境に優しい製品への切り替え

プラスチックストローを廃止し、紙ストローを導入しているゴルフ場があります。また、風呂脱衣所に設置していたビニール袋の廃止に加え、歯ブラシの素材をバイオマスに切り替えるなどして、使い捨てプラスチック類の削減に励んでいます。

ゴルフ場の自然環境を守るためにもサステナビリティに配慮した行動をとろう!

環境破壊というイメージを持たれることの多かったゴルフ場も、最近では生物多様性を守る場所として貢献しています。しかし、健全な森林や自然環境を維持するためには、サステナビリティへの取り組みが必要不可欠です。

ゴルフ場だけが取り組めばよいわけではなく、利用する側も環境への意識を向ける必要があります。

プレイヤーとしてゴルフ場に行く際には、プラスチックごみを出さないようマイボトルを持参したり、汚れもの入れには使い捨てのビニール袋ではなくランドリーバッグを持参するなど、環境に配慮した行動が大切です。

ゴルフ場の自然環境と生物多様性を守るために、サステナビリティに配慮した行動をとっていきましょう!

あわせて読みたい: 気候変動対策としてテーマパークが取り組んでいることとは?

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