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サステナブルな人はどんな視点を持ち、どう行動している?
Thursday, 07 December 2023
サステナブルな人が持つ視点や行動を知ることで、個人でできる取り組みのヒントになるかもしれません。そこで今回は、サステナブルな人はどんな視点を持ち、どう行動しているかに迫ります。
サステナブルな人とは?
サステナブルな人とは、持続可能な社会に向けて意識を持ち、行動している個人を指します。環境問題や社会問題に対しての関心が高く、解決に向けて個人で積極的にサステナブルな取り組みを行っている人です。
世間では、勤め先などで企業が提案する取り組みを実践している人は多いかもしれません。しかし、サステナブルな人は団体としての取り組み以外に、個人でもボランティア活動をしたり、日常生活で環境や社会に配慮した行動をとったりする特徴があります。
サステナブルな人の視点や行動をチェックしてみよう
サステナブルな人はどんな視点を持ち、どのように行動しているのでしょうか。
ごみが出ない買い物を意識する
サステナブルな人は、物を購入したあとのことも考える特徴があります。ごみが出ない買い物を意識して、包装も最小限のものを選ぶのです。過剰包装やプラスチック個装などはごみが増えてしまうため、避ける傾向にあります。
ごみを出さない買い物を意識するなら、スーパーの野菜や果物はバラ売りを選んだり、肉は食品トレーではなく袋に入ったものを選ぶのがおすすめです。
シェアサービスを積極的に取り入れる
サステナブルな人は、物を所有するというより、シェアするという思考を持つ特徴があります。そのため、服や自転車、車などは積極的にシェアサービスを活用する傾向があります。
シェアサービスを利用することで、物を購入し廃棄するといった仕組みを変えることができます。資源の消費を防ぎ、環境負荷も抑えられるシェアという行動は、まさにサステナブルなアクションです。
不用品は捨てずにフリマアプリで売る
サステナブルな人はごみを極力出さないよう意識しているため、不用品は捨てずにフリマアプリで売るなどの工夫をします。売れ残ってしまいそうなときには、リサイクルに出すなどして資源を循環させることに目を向けています。
また、売ることを念頭に置いて物を大切にきれいに扱うことも、重要なポイントです。
製造過程に目を向ける
物を買うときには環境に配慮した素材や原料であることはもちろん、製造過程にも着目するのがサステナブルな人の特徴です。国外で生産されている場合は、どのような労働環境で作られたのか、公正な貿易は行われているかなどもチェックポイントです。
製造過程に目を向けて、適切な環境で生産された商品を選ぶことで、環境問題や労働・人権問題の防止にもつながります。
配布物はなるべく受け取らない工夫をする
サステナブルな人はごみを出さないことを意識しているため、チラシやダイレクトメールなどの配布物はなるべく受け取らない工夫をしています。
自宅のポストなどには「チラシ不要」「チラシお断り」などの表示をしているのもポイントです。ごみを出さないよう、ペーパーレス化を目指す傾向もあります。
ごみ拾いなどのボランティアに参加する
休日は、ごみ拾いなどのボランティアに参加するのがサステナブルな人の特徴です。環境問題、社会問題への意識が高いため、ボランティア活動にも積極的に参加する傾向があります。
ボランティアには、森林を守るための植林活動や、被災地の復旧・復興に携わるボランティアなどさまざまな内容があります。農家の人手不足を支援するための農業ボランティアもあり、人の関わりやつながりの大切さを感じられるのが良いところです。
サステナブルな人の視点をヒントに、持続可能な社会を目指した行動をしよう
サステナブルな人は、環境問題への意識が高く、持続可能な社会に向けて行動している特徴があります。
「サステナブルな人」と言葉で表すと、目指すにはハードルが高そうに感じますが、「ごみをできるだけ出さないようにする」という視点はそんなに難しいことではありません。「ごみを出さないようにするためにはどんな行動をとれば良いか」という至ってシンプルな考え方です。
ぜひ、今回紹介したサステナブルな人の視点をヒントに、持続可能な社会を目指した行動をとっていきましょう。
(※参考:こんなに違う、サステナブル意識の高い人の「モノの買い方」7つ)
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