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看板の色でお店の印象が変わる!心理的効果を生かした色選びとは
Friday, 20 December 2024
看板は目立てば良いというわけではない
看板を作る際、とにかく目立つ色にしたいと考えるのが一般的ではないでしょうか。しかし、奇抜な色やピカピカ電球をあしらった派手な看板で良いかというと、そうではありません。
いくら目立つ看板であっても、お店や企業のイメージに適していない場合、見た人はマイナスな印象を受けてしまう可能性があるからです。
色には人の心理や感情に影響を与える力があります。そのため、看板を作る際にはデザインだけでなく色選びも重要な要素のひとつです。
看板の色が与えるイメージと適した業種をチェック!
色はそれぞれ異なるイメージや効果を持ちます。看板を作る際には、色のイメージや効果を知っておくことが大切です。ここでは、看板の色が与えるイメージとその色に適した業種を見ていきましょう。
<赤・黄色・オレンジ>
暖色系の赤・黄色・オレンジは、元気でエネルギッシュなイメージを与えます。特に赤は血圧や脈拍数、体温が上昇することから、食欲増進効果があるといわれている色です。これらの暖色系の色はファーストフード店や牛丼屋など飲食店の看板に多く使われています。
また、看板のみならず活動的、健康的な企業のロゴマークなどにも活用されています。
<青>
青には鎮静効果があり、心を落ち着かせる効果があるといわれています。空や海を連想させ、安心感や信頼、知的、誠実なイメージを与える色です。青は好感度が高く、最も人気のある色でもあります。主に病院や学習塾などの看板に使われているのが特徴です。
また、青と白を組み合わせることで、より清潔感が高まりクリーニング店の看板やマークなどでも多く取り入れられています。
<緑>
緑は自然を連想させ、ナチュラルで健康的、安全や信頼、エコなイメージなどを与えます。リラックスや癒やしの効果もあり、マッサージ店やカフェの看板に使われることも多いです。また、健康食品や自然食品、環境関連のお店や企業カラーにも活用されています。
<ピンク>
ピンクは愛情や幸福感、かわいらしさやエレガントさなどのイメージを与えます。優しさや思いやりなどを引き出す効果もあることから、産婦人科や美容クリニック、保育園などの看板に使われています。
赤に比べてやわらかな印象があり、親しみやすさや安心感を与えたい業種にも効果的です。
<黒>
黒は高級感や重厚感、かっこいい大人のイメージを与えます。クールで都会的な印象も強く、高級感のあるバーやホテルの看板などに使われている傾向です。
また、男性的なイメージもあり、百貨店のメンズフロアなどの看板にも取り入れられています。
<白>
白は清潔で清楚なイメージを与えます。クリーンな印象があり、歯医者や眼科などのクリニックで多く使われている色です。また、純白のイメージもあることから、結婚式場などのブライダル関連でも活用されています。
看板の色選びをする際の注意点
看板の色選びをする際の注意点は以下の2つです。
・業種や企業のイメージ合った色を選ぶ
・景観を損なわない色を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
<業種や企業のイメージに合った色を選ぶ>
看板の色が与えるイメージや効果を見てきましたが、業種や企業のイメージに合った色を取り入れることが重要です。
例えば青が好きだからという理由でラーメン屋の看板に青を選んだ場合、食欲が湧かないと感じるかもしれません。それは、青には食欲を減退する効果があるためです。この例からわかるように、飲食店には寒色系の色は合っていないということになります。
また、産婦人科に黒の看板を取り入れた場合なども違和感を覚える場合があります。このようにイメージとかけ離れた色にならないよう、注意して選びましょう。
<景観を損なわない色選びも大事>
看板の色を選ぶ際には、周りとの調和を意識することも重要です。浮いた印象では、せっかくの看板もマイナスイメージになってしまいます。
目立たせようとしてビビットな色を選び、街の景観を損なうといったことがないよう、看板の色選びには最低限の配慮やマナーが必要です。
心理効果を生かした看板の色選びで良いイメージを与えよう!
看板はデザインだけでなく、色によっても与えるイメージや効果が変わってきます。目立つ看板を作ろうとするよりも、効果的な看板を作ろうという意識を持つことが大切です。
今回ご紹介した業種や企業のイメージに合った色選びを参考に、心理効果を生かした看板の色選びを実践してみてはいかがでしょうか。