サステナブルな家具とは?特徴や家具業界が抱える問題を解説

サステナブルな家具とは?特徴や家具業界が抱える問題を解説

サステナブルとは「持続可能な」という意味を持つ言葉です。最近ではあらゆる分野でサステナブルな取り組みが行われていますが、家具もそのひとつ。

今回はサステナブルな家具とは何か、求められる理由や家具業界が抱える問題、サステナブル家具の特徴を解説します!

目次

サステナブルな家具とは? 

サステナブル/持続可能な家具とは、環境に配慮した天然素材やリサイクル素材で作られたテーブルやイス、棚などの家具を指します。なかには、長く使えるように設計された製品や、100%リサイクル可能なものもあります。

また、家具の製造や輸送の過程で二酸化炭素の排出量が少ないなど、環境負荷が低いことも必要。さらに生産者の労働環境が適切であることや、家具を使う際に健康への悪影響がないことも重要な点です。

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サステナブルな家具とは?特徴や家具業界が抱える問題を解説|サステナブルな家具とは? 

家具業界が抱える問題にはどんなことがある?

世界の家具メーカーがサステナブルな取り組みに注力するのには、理由があります。それは、家具業界が健康や環境に関するさまざまな問題を抱えているからです。代表的なのは大量製造による資源やエネルギーの大量消費ですが、そのほかの問題も見てみましょう。

サステナブルな家具とは?特徴や家具業界が抱える問題を解説|家具業界が抱える問題にはどんなことがある?

<家具から発せられる有害物質の問題>

家具の接着剤には、ホルムアルデヒドなどの有害物質が含まれていることがあります。それによってベッドやテーブル、戸棚、イスなどから刺激臭がするなどの事例が出ているのです。

においだけにとどまらず、目がチカチカする、咳、吐き気などの症状が出るケースもあります。建材や造り付け家具には有害物質の量に関する法規制がありますが、一般の家具にはありません。一部の安価な輸入家具などでは、健康を害するようなものもあるのが現状です。

(参照:https://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/sickhouse1.html)

<焼却時に排出される二酸化炭素やダイオキシンの問題>

家具を廃棄する際には、焼却処分するのが一般的です。その際に問題となっているのが、二酸化炭素(CO2)ダイオキシンが排出されることです。

二酸化炭素は、地球温暖化を進める大きな原因であり、世界的に削減が求められています。

一方ダイオキシンは、物を焼却する過程で発生する、毒性を持つ物質です。放出されたダイオキシンは土壌や水中に長期間滞留し、生態系に悪影響を及ぼすといわれています。

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サステナブルな家具の特徴

健康や環境に関するさまざまな問題を解決するために、世界では数々の家具メーカーがサステナブルな家具作りを進めています。

ここからは実際に商品化されているサステナブルな家具の特徴を紹介します!

<自然分解できるバイオプラスチックを使用した収納棚>

廃棄時に微生物の力で分解することでダイオキシンや二酸化炭素の排出を抑えられる、バイオプラスチックを使用した収納棚があります。

バイオプラスチックは石油ではなく植物性の素材を使って作られ、処分する際は微生物の力で分解されます。原料が育つ間には二酸化炭素も吸収でき、捨てた後の環境や生態系への影響も少なくて済みます。生態系への保全にもつながる環境に優しい収納棚です。

(参照:https://plastic-circulation.env.go.jp/shien/bio/bio)

<FSC認証を受けた木材を使用したテーブル>

FSC認証とは、持続可能な森林活用のための適切な森林管理が行われていると認められた木材や木材製品に与えられるマークです。このFSC認証マークは、環境を汚染したり、生態系を破壊したりするような悪質な森林伐採を行っていないという証になります。

FSC認証を受けたテーブルを選ぶことで、森林保全や森林を住みかとする生物の保全にもつながります。

(参照:https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/ecolabel/a04_14.html)

<リサイクルプラスチックを使用したソファ>

ひも状のリサイクルプラスチックを編み上げて作った、屋外用のソファです。このリサイクルプラスチックは海洋ごみから作られ、不要になればまたリサイクルできます。

今世界では、ビニール袋やペットボトルなど大量のプラスチックごみが海洋に流れ着き、生態系への悪影響が深刻になっています。

海から回収したプラスチックを再生したソファは、海洋プラスチック問題の解決に大きく貢献しています。

(参照:https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3776.html)

<100%リサイクル可能なイス>

家庭から出る使用済み容器を原料とした再生プラスチックに、ガラス繊維を混ぜて作ったイスです。耐久性のあるポリプロピレン製で、表面には小さな斑点があり、リサイクル素材を感じさせるデザインも魅力。

長く使用できる上、100%リサイクル可能で資源の循環を実現しています。

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<再生ペットボトルを使用したカーテン>

国内で回収されたペットボトルを使って作られたカーテンです。ペットボトルを100%使用した糸で織られたカーテンは、レースカーテンから厚手で遮熱性のあるカーテンまであります。

1窓分のカーテンで、約160~200本分ものペットボトルをリサイクルできるといいます。

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環境に優しいサステナブルな家具でおしゃれに部屋を彩ろう

家具業界におけるさまざまな問題の解決に向けて次々と誕生しているサステナブルな家具。
人や環境に優しく、資源の循環を意識している点がポイントです。今後ますます発展していくと考えられるでしょう。

サステナブルな家具を選ぶと、間接的に自然や生態系、人々の健康を守り、持続可能な社会を築いていくことにつながります。家具の買い替えにはぜひ、サステナブルでおしゃれな家具を選んでみてはいかがでしょうか。

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