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アップサイクルのテーブルは何から作られている?資源や魅力を解説

Wednesday, 06 March 2024

本来廃棄される資源を再利用して作られる、アップサイクルのテーブル。一般的なテーブルに比べてどのような違いや魅力があるのでしょうか。また、どんな資源を使って作られているのかも気になるところです。

そこで今回は、資源を有効活用して作られるアップサイクルテーブルの魅力や、使われている資源について解説します!

アップサイクルのテーブルの魅力

アップサイクルのテーブルは、通常のテーブルに比べて個性的なデザインが多く、一点もので価値が高いものが多いなどの魅力があります。まずは、アップサイクルのテーブルの魅力をチェックしていきましょう。

<デザイン性が高い>

アップサイクルのテーブルはデザイン性が高い点が魅力のひとつです。通常のテーブルに比べて個性的なデザインが多い理由として、元の製品が持つ形状や素材の特徴をそのまま生かしている点が挙げられます。

例えば廃棄される楽器のドラムの底に土台をつけたサイドテーブルは、ひと目見てドラムを再利用しているのがわかるデザインです。

「この製品がテーブルに!?」という驚きと斬新なデザインに出合えるのが、アップサイクルテーブルの魅力です。

<一点ものが多く価値が高い>

アップサイクルのテーブルは廃棄予定の資源を活用して作られているため、一点ものが多く価値が高いという魅力があります。一点ものが多くなる理由は、廃材を利用して作られているからです。

アップサイクルではリサイクルのように一旦原料に戻す工程がなく、元の製品をそのまま活用するため、まったく同じものはなかなか作れないのです。木材や石材を使用したテーブルも素材の模様が異なるなど、それぞれ風合いが異なります。

価値が高いことから、テーブルを大切に長く使おうという気持ちも芽生えるでしょう。

アップサイクルのテーブルは何から作られている?

アップサイクルのテーブルは、学校をはじめ、運搬業務で出る産業廃棄物や飲食店で発生する廃材など、さまざまな廃棄資源から作られています。

ここからは、アップサイクルのテーブルが具体的にどんな資源から生まれているのか、詳しく見ていきましょう。

<跳び箱>

学校の統廃合によって、不要になった跳び箱をアップサイクルしたテーブルです。8段の跳び箱を黒にペイントし、上二段を外して残り6段を逆さまにし上にガラスの天板を乗せています。

1~8の数字は色とフォントをアレンジし、跳び箱らしさを残しつつもおしゃれなデザインに仕上がっているのが特徴。外した上二段はテーブルに合う椅子に生まれ変わっているのもポイントです。

(参照:https://tokosie.jp/smart-ideas/4740/)

<パレット>

パレットとは、荷物をまとめて運搬する際に使う木製の台を指します。主に流通や運搬業務で利用されていて、汚れや傷がつき、割れてしまった際には廃棄されてしまうものです。

そんな大量に廃棄されるパレットをアップサイクルしたテーブルがあります。折りたたみ仕様で持ち運びがしやすく、木製の土台にアイアン素材の脚や持ち手を組み合わせたデザインが魅力。

持ち手部分にはタオルをかけたり、アウトドアではシェラカップをかけたりするのにも適しています。自宅はもちろん、キャンプにもおすすめのアップサイクルのテーブルです。

<ドラム缶>

不要になったドラム缶をアップサイクルしたテーブルです。ドラム缶を立てたままの状態で上に木製の丸い天板を乗せるタイプと、ドラム缶を縦半分に施工し、倒して横長の天板を乗せるタイプの2種類があります。

いずれも塗装を施していて、中には物が収納できる棚付きや、取っ手付きのものも。インパクトがありながらも機能性を兼ね備えたおしゃれなドラム缶テーブルです。

<竹箸>

飲食店で廃棄される竹箸を再利用して作られるアップサイクルのテーブルです。日本で使う割り箸は98%、年間約150億膳が輸入されています。これは日本で消費されている割り箸の数ともいえます。

そのうち107億膳が木製、43億膳が竹の割り箸ですが、竹箸は繊維が強いことから紙製品へのリサイクルが難しいとされてきました。そこで発案されたのが竹箸をアップサイクルしたテーブルです。

使用済みできれいに加工された竹箸の天板は、斜め上に流れる模様や山形が向かい合う模様など、全部で4種類の模様があります。

アイアン素材のテーブル脚もZ型やN型など4つの種類から選べるのがポイントです。天板と脚のデザインを好みで組み合わせられる、選ぶ楽しみも体験できるアップサイクルテーブルです。

(参照:https://ideasforgood.jp/2023/09/20/takezen-table/)

<セラミック廃材>

キッチンの製造過程で出るセラミックの廃材を再利用した、アップサイクルのサイドテーブルです。セラミックは傷や摩耗に強いほか、耐汚染性でメンテナンスしやすい特徴があります。廃材を切り出す場所によって、柄が異なるのもポイント。

5種類の柄があり、ソファやラウンジチェアなどインテリアに合わせて選べるのも良い点です。

一点ものが多くて価値が高い!アップサイクルのテーブルを見つけてみよう

アップサイクルのテーブルは、学校で不要になった跳び箱や産業廃棄物のパレット、ドラム缶など、さまざまな廃材から作られています。

元の製品が持つ形状や素材を生かしているため、個性的で斬新なデザインが多く、一点ものなど価値が高いのも魅力です。

テーブルの買い替えを検討している人はぜひ、資源を有効活用しているアップサイクルのテーブルを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: サステナブルな家具とは?特徴や家具業界が抱える問題を解説

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