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布おむつは環境に優しい?紙おむつによる環境負荷との違い

Wednesday, 22 November 2023

赤ちゃんが生まれて2~3年の間は毎日必要になるおむつ。日本では0~3歳の乳幼児を育てる90%の家庭が紙おむつを使用しているといわれています。

しかし、紙おむつは地球環境に大きな負荷をかけるといいます。そこで注目されているのが布おむつです。布おむつは環境に優しいといわれていますが、環境負荷がまったくかからないわけではありません。

今回は「布おむつは環境に優しいのか」をテーマに、紙おむつが及ぼす環境負荷との違いについて解説します。

(※参考:紙おむつ排出量推計 (第一次報告))

布おむつが環境に優しいといわれている理由

布おむつが環境に優しいといわれている理由は、紙おむつと違いくり返し使える点にあります。紙おむつは使い捨てであるため、毎日大量に廃棄されます。

しかし、布おむつの場合は汚れたら洗って乾かし、くり返し使えるためごみが出ません。このような観点から、布おむつは環境に優しいといわれています。

また、布おむつは初期コストのみで紙おむつのように何度も購入する必要がないため、経済的です。

紙おむつが及ぼす環境負荷との違い

布おむつは環境に優しいといわれる一方で、逆に環境に負荷をかけている点があります。それは、洗濯時にかかる環境への影響です。

しかし、紙おむつとは環境負荷の種類が異なります。ここからは紙おむつと布おむつ、それぞれが及ぼす環境への影響を見ていきましょう。

紙おむつの場合

日本衛生材料工業連合会のデータによると、2020年における国内の子ども用紙おむつの使用量は年間約18.7万トン排出量は約74.8万トンです。この大量の紙おむつは一般ごみとして回収され、焼却処分されます。

焼却処理を行う際に発生するのが、二酸化炭素(CO2)です。環境省の「廃棄物分野における排出量の算定方法について(案)」内の調査によると、2015年に一般廃棄物として紙おむつを焼却処分する際に排出されたCO2は約21万トンとされています。

また、紙おむつの原料のひとつである、繊維状のプラスチックは分解されるまでに500年かかるといわれており、温室効果ガスの排出以外にも環境負荷が生じています。

(※参考:
紙おむつ排出量推計 (第一次報告)
廃棄物分野における排出量の算定方法について(案)
実は思いのほか手軽! 布オムツのススメ。)

布おむつの場合

布おむつで気になるのは、やはり洗濯時にかかる環境負荷です。洗濯機や乾燥機を使用した場合には、電力を使うためCO2が排出されてしまいます。

また、洗濯時には水を消費します。ごみは削減できるものの、CO2排出や水の消費を考えると少なからず環境への影響はあるといえるでしょう。ただし、洗濯方法によっては電力の消費を抑えることができます。

おむつを洗う際には、洗濯機を使う前に予洗いをします。その際に手洗いでしっかり汚れを落とせれば、洗濯機にかける必要がなくなります。また、乾燥機を使わずに、よく絞って天日干しのみで乾かす方法もあります。

最近では乾きやすい素材の布おむつカバーもあるため、速乾性を重視して選ぶのもおすすめです。布おむつは使い捨てしないため、くり返し使えて資源の消費を抑えている点では環境負荷を軽減しているといえます。

布おむつと紙おむつの併用もおすすめ!

布おむつは洗濯方法によって環境負荷を減らせるとお伝えしましたが、「洗濯の負担はできるだけ減らしたい!」と思うのが子育て中の保護者の本音ではないでしょうか。また、外出先での布おむつは、汚れたまま持ち歩かなければならないため負担も大きいでしょう。

そこでおすすめなのが、布おむつと紙おむつの併用です。家では布おむつ、外出時には紙おむつにして、状況に応じて使い分けると良いでしょう。

紙おむつはかさばらず、施設によってはおむつ替えスペースにおむつ用のごみ箱が設置されているため、外出時には最適です。家にいるときは布おむつにして使い分けるだけでも、環境負荷の軽減につながります。

布おむつはごみ問題に貢献!洗濯方法によってCO2排出量が削減できる

布おむつはくり返し使えるため、ごみを削減でき経済的な面でもメリットがあります。洗濯機や乾燥機を使うとどうしても環境負荷がかかってしまいますが、手洗いと天日干しを取り入れるなど工夫することで、CO2排出量が抑えられます。

また、家では布おむつ、外出時には紙おむつにするなど、使い分けによって環境負荷を軽減できるでしょう。

ぜひ、おむつを選ぶ際には保護者や子どもに負担が少ない範囲で、環境負荷をできるだけかけない工夫をしてみてはいかがでしょうか。

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