環境問題への関心が高まる昨今、学校などの教育現場においても「環境教育」の重要性が高まっています。持続可能な社会を築くためには、地球が抱えるさまざまな問題の解決に向けて主体的に取り組む人材が必要だからです。
今回は、学校での環境教育の重要性や実際に行われている取り組み事例を解説します!
学校で環境教育の重要性が高まっている理由には、地球温暖化を始めとする環境問題が関係しています。持続可能な社会を目指すSDGsが掲げられたことを受け、文部科学省は2017年3月に小・中学校の学習指導要領を改訂しました。その中では、持続可能な社会の作り手を育成する必要性があることが前文と総則で示されています。
社会の変化に対して受け身になるのではなく、一人ひとりが主体的に考え行動し、創造的に生きていく力が求められています。
つまり、持続可能なより良い社会を築くためには、SDGsや環境問題の課題解決に向けて、主体的に取り組む人材の育成が重視されているのです。また、環境教育においては地域と学校の連携や協働の推進も必要といわれています。
さらに環境教育に取り組むにあたって学校全体で取り組むことや、子どもたちの年齢などに応じてねらいが変化する点もポイントになっています。
(※参考:教委135-1-2 平成29年3月31日公示 新学習指導要領等における持続可能な社会づくりに関連する主な記載(抜粋))
環境教育を取り入れ、環境に配慮した施設作りを実践している学校を「エコスクール」と呼びます。ここからは、エコスクールにおける環境教育の取り組み事例を見ていきましょう。
(※参考:環境を考慮した学校施設づくり事例集)
地球温暖化を始めとするさまざまな問題を解決するためには、一人ひとりが環境問題に関心を持ち、主体的に取り組むことが求められています。
持続可能な社会で幸せに暮らし続けるためには、その担い手になる子供たちへの教育が不可欠です。これまで環境問題への関心が低かった人も、この機会にぜひ環境教育に目を向けてみてはいかがでしょうか。
子どもたちが幸せに暮らせる未来のために、今できることから始めていきましょう。
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