• Green Growers
  • BLOG
  • ナタリー・ポートマンの環境活動と徹底したサステナブルライフ

BLOG -SDGs and Sustainability

ナタリー・ポートマンの環境活動と徹底したサステナブルライフ

Wednesday, 04 September 2024

「レオン」や「スター・ウォーズ」、「ブラックスワン」など数々のヒット映画に出演しているナタリー・ポートマンは、幼い頃から動物愛護家でビーガンを実践していることでも知られています。

また、その徹底したサステナブルライフはハリウッドセレブの中でも突出していることで有名です。今回はナタリー・ポートマンの環境活動や、徹底したサステナブルライフに迫ります。

幼少の頃から動物愛護家でありビーガンを実践

2-ナタリー・ポートマンの環境活動と徹底したサステナブルライフ.jpg

イスラエル出身のナタリー・ポートマンは、1994年に公開された映画「レオン」で主演のマチルダ役に抜擢され、13歳で映画デビューを飾りました。

彼女は子役としてデビューする前の8歳の頃からビーガンを実践しており、動物愛護のキャンペーンやリサイクル活動に参加していたといわれています。

ビーガンを実践してきたのも、アニマルウェルフェアと環境保護が大きな理由であると語っています。

米国の工場式農場の危険性や環境負荷を訴える映画をプロデュース 

3-ナタリー・ポートマンの環境活動と徹底したサステナブルライフ.jpg
ナタリーがビーガンを貫くきっかけとなったアニマルウェルフェアとは、感受性のある生き物として家畜に寄り添い、生まれてから死ぬまでの間、極力ストレスがなく健康的な暮らしができる畜産方法を指します。

ナタリーは2009年にベストセラー本『Eating Animals』を読み、米国で主流の工場式農場の危険性と恐ろしさ、持続可能な農業は環境保護にもつながることを知りました。

工場式農場とは「工場畜産」とも呼ばれている農場経営の方式で、工場に牛や豚、鶏などの動物たちを隙間なく押し込め、身動きがとれない状況で飼育します。

排泄物が垂れ流されたままの劣悪な環境の中、早く太らせて出荷するために成長ホルモンや抗生物質を多用したエサを食べさせて、最後はスタンガンなどでショックを与え流れ作業で屠殺されるといわれています。

また、工場式農場は動物虐待だけでなく、工場用地を確保するための森林破壊や生物多様性の損失、動物の排出物による土壌汚染や水質汚染、多量の温室効果ガスの排出や感染症の拡大リスクなど、さまざまな問題を抱えているのです。

このような事実をより多くの人に知ってもらおうと考えたナタリーは、本のドキュメンタリー映画化を自らプロデュースしました。その精神力と功績が称えられ2017年に環境問題を喚起する映画やTV、タレントなどに贈られる「Environmental Media Awards」を受賞しています。

授賞式のスピーチでは、「動物食品を1日1回、せめて1週間に1回食べないだけでも違いを生むことができる」とし地球環境のためには努力が必要と訴えました。

(参照:ナタリー・ポートマンが訴える「環境保護の重要性」とは?)

活動家や俳優仲間と性的虐待撲滅運動「Time's Up」の立ち上げ 

4-ナタリー・ポートマンの環境活動と徹底したサステナブルライフ.jpg

2018年に米国の元映画プロデューサーによる性的虐待が告発された際に、ナタリーは活動家や俳優仲間と一緒に性的虐待撲滅運動として「Time’s Up」を立ち上げました。

ナタリーはこれまでInstagramを使用していませんでしたが、「Time’s Up」関連の投稿をするためにアカウントを開設しています。

初投稿では「これ以上、セクハラや労働格差を普通のこととして容認しない。それは普通ではないから」といったメッセージを発信し、性的虐待や差別があってはならないことを訴えました。

マドンナやマライアキャリー、エマ・ワトソンなども「Time’s Up」に関連する投稿を行い、世界中に大きな影響を与えました。

被害者のための支援基金「Time’s Up法律弁護基金」も設立され、多くの人が賛同したことで支援金は目標額を超え、約1億5,000万円を突破しています。

(参照:The TIME’S UP Legal Defense Fund Has Reached Its $15 Million Fundraising Goal)

ナタリー・ポートマンの徹底したサステナブルライフ

ナタリー・ポートマンは、ハリウッドセレブの中でも突出したサステナブルなライフスタイルを徹底しています。具体的にどのようにしてサステナブルを取り入れているのか、見ていきましょう。

20年間動物由来の製品は購入も使用もしていない

 

8歳の頃から菜食主義のナタリーは、食事面だけでなく、動物由来の製品に関しても20年間購入や使用を控えているといわれています。ジャケットやバッグ、財布などのファッションアイテムもすべて、植物由来のビーガンレザーやフェイクレザーを使用しています。

プライベートジェット機は持たず、列車で行ける場所を選択

プライベートジェット機を所有するハリウッドセレブも多い中、ナタリーはプライベートジェット機は持たず、旅行に行くときには列車で行ける場所を選ぶそうです。

また、移動でどうしても飛行機を使わなければならないときには、その分長く滞在すると話しています。

さらに、電気自動車のカーアプリも使用しており、移動時の二酸化炭素(CO2)を減らすよう意識しているという徹底ぶりです。

服は極力買わず、必要なときにはビンテージを選ぶ

セレブといえばファッションにこだわり、多くの服を所有しているイメージですが、ナタリーの場合、服は極力買わず、どうしても必要なときにはビンテージを選ぶといいます。

また、服や物が壊れた時には捨てず、修理をしてできるだけ長く使うという点もサステナブルです。

これらの他にも、本は所有せず図書館を利用しているといったサステナブルなエピソードもあります。

(参照:ナタリー・ポートマン、筋金入りのエコライフを語る「壊れたら修理する」「服は必要なければ買わない」)

ナタリー・ポートマンのサステナブルライフから自身の暮らしを見つめてみよう

5-ナタリー・ポートマンの環境活動と徹底したサステナブルライフ.jpg

ナタリーは幼い頃から動物愛護家で、アニマルウェルフェアや環境保護に向けてビーガンを実践してきました。ハリウッドで活躍する現在でも、サステナブルなライフスタイルを貫いています。ぜひこれを機に、自身の暮らしを見つめてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: サステナブルな暮らしを目指すには何から始めるべき?

Share

  • Facebook
  • Twitter
  • whatsapp
  • URLをコピー

BLOGのおすすめ記事

CLOSE

greengrowers

URLをコピーしました