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ブロッコリースプラウトの水耕栽培は失敗なし?育て方を解説
Thursday, 01 June 2023
通常、水耕栽培では液体肥料を使うことが多いのですが、ブロッコリースプラウトの場合は肥料いらずで育つのです。今回はブロッコリースプラウトの水耕栽培での育て方や注意点を解説します!
栄養満点のブロッコリースプラウトは自宅で栽培できる!
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽のことです。栄養素スルフォラファンを豊富に含むため、メディアで「スーパーフード」として取り上げられ、一時期スーパーで品薄になるなどの現象が起きました。
ブロッコリースプラウトは、成熟した通常のブロッコリーに比べてスルフォラファンの量が10〜20倍といわれています。そんな栄養価の高いブロッコリースプラウトは、自宅での水耕栽培が可能な野菜です。
種さえ入手できれば育てられるため、コスパも良くいつでも新鮮なブロッコリースプラウトがたっぷり食べられるのがメリットです。
ブロッコリースプラウトの水耕栽培での育て方
では、ここからブロッコリースプラウトの水耕栽培での育て方について解説していきます。
準備するもの
・水耕栽培用のブロッコリースプラウトの種
・アルミ容器またはプラスチックパック
・キッチンペーパー
・霧吹き(水やり用)
種はホームセンターなどで手に入ります。アルミ容器はパウンドケーキなどが入っているようなものでOK。
プラスチック容器はミニトマトや刻みネギなどが入っているパックでも構いません。容器を再利用する際には水でよく洗ってから使うようにしましょう。
ブロッコリースプラウトの水耕栽培専用の容器もありますが、身近なものを使って手軽に始めるのが費用もかからずおすすめです。
1.容器を準備し種をまく
キッチンペーパー1枚を容器に入るサイズに折りたたみ、セットします。ひたひたになるくらい水を入れたら種をパラパラと均一にまきます。
2.日の当たらない暗い場所に置く
種をまき終えたら、発芽するまでは日の当たらない暗い場所に置いて育てます。日が当たってしまう場合は、アルミホイルなどで遮光しておくと良いでしょう。
3.発芽したら朝晩水やりをする
種をまいて1〜2日経つと発芽するので、朝晩の1日2回水を足してキッチンペーパーを湿らすようにしましょう。さらに数日経ってキッチンペーパーに根付いてきたら、水を足すだけでなく水交換をします。1日2回、古い水を捨て新しいきれいな水に交換しましょう。
4. 日の当たる場所に移す
ヒョロヒョロと茎が伸びて双葉が開いてきたら、直射日光ではない日の当たる場所に移します。アルミホイルをかぶせていた場合はこのタイミングで外しましょう。日の当たる場所に置くことで、緑化が進みます。
5.収穫する
種をまいてからおよそ10日〜20日間で収穫できる長さに成長します。まとめて根元をハサミで切り、収穫します。調理に使用する際には、きれいに洗ってから使いましょう。
ブロッコリースプラウトを水耕栽培する際の注意点
ここでは、ブロッコリースプラウトを育てる際の注意点を確認していきましょう!
種はブロッコリースプラウト専用のものを選ぶ
ブロッコリースプラウトを自宅で育てる際には、スプラウト専用の種を選ぶようにしましょう。一般的な野菜の種は種子消毒をしてあり、成長と共に消毒剤の成分が消えていきます。しかし、スプラウトのように若い芽で食べる場合には消毒剤が残っている可能性が高いからです。
一方、スプラウト専用の種は短期間で食べられるよう、種子消毒をしていません。あるいは、消毒していた場合にも成分が残らないように処理をしています。
このような理由から、種はスプラウト専用のものを選ぶようにしましょう。
茎や根が伸びてきたら水交換を欠かさずに!清潔な状態を保つ
ブロッコリースプラウトの容器を日なたに移してからは、毎日水交換をするようにしましょう。放置してしまうと、水に藻が発生し腐る原因になってしまいます。
毎日1回はきれいな水に入れ替えるようにしましょう。
水耕栽培で育てたブロッコリースプラウトをおいしく食べよう!
ブロッコリースプラウトの生育適温は20〜25℃とされており、室内なら季節を問わずに育てられるのがメリットです。冬場でも暖房が効いた室内での栽培なら問題ないといえます。
また、最初から最後まで種の栄養のみで成長し肥料がいらないのも魅力です。いつでも手軽に育てられるブロッコリースプラウト、ぜひ自宅で水耕栽培を試してみてはいかがでしょうか。
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