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大葉の水耕栽培は冬にもおすすめ!育て方とトラブル回避法
Wednesday, 03 May 2023
今回は大葉が水耕栽培しやすい理由や水耕栽培での育て方、育てる上で起こりうるトラブル回避法もあわせて解説します!
大葉は冬でも水耕栽培できる!初心者にもおすすめの理由
大葉(シソ)は窓際など日当たりの良い場所で育てれば、冬でも水耕栽培が可能な植物です。大葉は生命力が強く、耐候性に優れているため初心者でも育てやすいのが良い点です。
また、水耕栽培では害虫の被害にあいにくく追肥の時期も気にしなくてすむため、土耕栽培よりも気軽に育てられる上、早く成長するといわれています。
水耕栽培で大葉を育てる方法
大葉は種から育てる方法と、苗から育てる方法があります。まずは種から育てる方法から紹介します。
準備するもの
・大葉(シソ)の種
・スポンジ(厚さ2cm程度のキッチンスポンジ)
・液体肥料
・ペットボトル(500ml)
・はさみ
・トイレットペーパー
ペットボトル容器は水でよく洗い、汚れを落としましょう。上から3分の1をはさみでカットし、カットした部分を逆さにして下部分に差し込みます。これで水耕栽培の容器は完成です。大葉の種や液体肥料はホームセンターなどで手に入ります。
大葉の育て方
1.スポンジは清潔なものを使います。スポンジを水で湿らせ、上に大葉の種をまきます。この時、種同士が重ならないように気をつけましょう。
2.湿らせたトイレットペーパーをスポンジに被せ、保湿します。スポンジが乾かないように毎日適度に水やりをしましょう。約1週間〜10日で発芽します。
3.発芽したら液体肥料をスポンジに染み込ませます。発芽から20日程経過したら苗は完成です。
4.準備しておいたペットボトル容器に苗を移し替えます。
5.葉が大きくなってきたら収穫します。
大葉の葉から水耕栽培する方法も
スーパーで売られている大葉から水耕栽培することも可能です。
1.ペットボトル容器に既定の量に希釈した液体肥料と水を入れます。
2.大葉の茎を水に浸けるようにして、ペットボトルにセットします。
3.1週間ほどして根が出始め、葉が大きくなってきたら収穫します。
収穫の際には、一度に全て収穫するのではなく2〜3枚ずつにしましょう。その方が長持ちするといわれています。
水耕栽培で大葉を育てる時のトラブル回避法
初心者にも育てやすい大葉ですが、トラブルが全く発生しないというわけではありません。栽培環境が悪いと、やはり何かしらのトラブルが起きてしまいます。
ここからは水耕栽培で大葉を育てる時のトラブル回避法を解説します!
カビが生えてしまったらどうする?
水耕栽培の失敗で最も多いのが「カビ」の問題です。カビが生えてしまう原因として考えられるのは「水のやり過ぎ」です。
根が水分や養分を吸い上げる量は一定のため、水や液体肥料をたくさん与えたからといって成長が早まるわけではありません。
逆にカビが繁殖しやすい環境をつくってしまうのです。カビによるトラブルを回避するには、水のやり過ぎに注意し、カビが苦手とする日光が当たるように置き場所を工夫しましょう。
芽がやわらかくてフニャフニャな状態
芽がやわらかくてフニャフニャした状態のことを「徒長」といいます。芽がやわらかいまま成長すると、途中で茎が折れたり葉が枯れたりする可能性があるため、注意が必要です。
徒長の原因には、日光に当たり足りないことや水や液体肥料を与え過ぎていることなどが挙げられます。
徒長を回避するには、カビ対策同様に水や液体肥料を与え過ぎないようにし、適度な日光を当てるようにしましょう。
ダニが葉に繁殖してしまったら?
水耕栽培は屋外での栽培に比べて害虫のリスクが少ないのがメリットですが、屋内では「ハダニ」と呼ばれるダニが葉に繁殖してしまうことがあります。
ハダニが発生すると、葉は葉緑素を抜かれてしまうため、白くなる特徴があります。大葉が白っぽくなっている場合には、霧吹きなどを使って水をたっぷり葉に吹きかけましょう。この時葉の裏側までしっかり水を吹きかけるのがポイントです。
大葉を水耕栽培で育てて、収穫から調理まで楽しもう!
大葉は水や液体肥料のやり過ぎに注意し、日光が適度に当たる窓際などに置くことで、冬でも水耕栽培が可能になります。苗に育ってからの水換えは3日〜1週間に1回を目安に行うのがポイントです。
栽培から収穫、そして調理まで楽しめる魅力たっぷりの大葉。ぜひ自宅で大葉の水耕栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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