室内で手軽に植物を育てられることから人気が高まっている水耕栽培。しかし、冬は外気温が下がり日照時間も短くなるため「水耕栽培は無理なのでは…?」と不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで今回は「冬の水耕栽培」をテーマに、温度や日照不足の解決策に加え、冬の栽培におすすめの野菜をあわせて紹介します!
結論からお伝えすると、室内での水耕栽培は冬でも可能です。しかし、植物の生育には日光と適切な気温が不可欠です。住んでいる地域にもよりますが、冬は外気温が下がり雪や曇天でなかなか晴れないことがあるでしょう。
気温が低過ぎたり日光が当たらなかったりする場合には、発芽しにくくなるほか、根から水分や養液を吸収する力が弱くなり、成長が遅れる可能性があります。そのため冬に水耕栽培を成功させるには、日当たりや温度管理に十分注意しなければなりません。
温度管理は基本的に暖房をつけて室温を暖かい状態に保つことで解決できます。深夜に暖房を消す場合には、植物が冷え過ぎないよう段ボールで周りを覆うなどして防寒対策をしてあげましょう。
また、植物のプランターの下に園芸用の保温マットを敷くという方法もあります。常に一定の温度で保温できるため、冷えが気になる深夜でも暖かい状態をキープできます。
加えて冬場は水道水が冷えているため、水分を補充する際には少し温度を上げた状態で補充するのがおすすめです。そうすることで、植物にかかるストレスを減らすことができます。
温度は暖房や保温マットなどを敷くことで調整できますが、問題なのは日当たりです。天気が悪い日にはどう頑張っても日に当てることができません。
温度管理ができていても日照不足では植物が育たないため、どうにかして日照不足を解決しなければなりません。
そこでおすすめなのが、LEDライトです。植物育成用のLEDライトもありますが、デスク用のLEDライトでも代用できます。植物に毎日最低でも8時間〜10時間はLEDライトを当てるようにしましょう。
曇りや雨、雪の日でも一定の光を当てられるため、植物は日照不足にならずにスクスクと育っていきます。デスク用のLEDライトは消費電力も少ないため、コスト面で負担が少ないのも良いところです。
温度管理と日照不足の解決策がわかったところで、ここでは冬の水耕栽培におすすめの野菜を紹介します。これから水耕栽培を始める人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
寒い冬でも温度管理や日照不足対策をしっかりと行えば水耕栽培を楽しめます。暖房をつけて室温を暖かく保ち、夜中には保温マットなどを活用することで植物は常に一定の生育温度を維持できます。
また、日の当たらない日が続いても、LEDライトを植物に当てることで解決できるため、日照不足も心配ありません。
ぜひ、今回紹介した解決策を参考に、冬も水耕栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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