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水耕栽培は冬もできる?温度や日照不足の解決策とおすすめ野菜

Monday, 06 March 2023

室内で手軽に植物を育てられることから人気が高まっている水耕栽培。しかし、冬は外気温が下がり日照時間も短くなるため「水耕栽培は無理なのでは…?」と不安に感じている人もいるかもしれません。

そこで今回は「冬の水耕栽培」をテーマに、温度や日照不足の解決策に加え、冬の栽培におすすめの野菜をあわせて紹介します!

水耕栽培は冬でも可能!ただし注意点も…

結論からお伝えすると、室内での水耕栽培は冬でも可能です。しかし、植物の生育には日光と適切な気温が不可欠です。住んでいる地域にもよりますが、冬は外気温が下がり雪や曇天でなかなか晴れないことがあるでしょう。

気温が低過ぎたり日光が当たらなかったりする場合には、発芽しにくくなるほか、根から水分や養液を吸収する力が弱くなり、成長が遅れる可能性があります。そのため冬に水耕栽培を成功させるには、日当たりや温度管理に十分注意しなければなりません。

温度管理の解決策

温度管理は基本的に暖房をつけて室温を暖かい状態に保つことで解決できます。深夜に暖房を消す場合には、植物が冷え過ぎないよう段ボールで周りを覆うなどして防寒対策をしてあげましょう。

また、植物のプランターの下に園芸用の保温マットを敷くという方法もあります。常に一定の温度で保温できるため、冷えが気になる深夜でも暖かい状態をキープできます。

加えて冬場は水道水が冷えているため、水分を補充する際には少し温度を上げた状態で補充するのがおすすめです。そうすることで、植物にかかるストレスを減らすことができます。

日照不足の解決策

温度は暖房や保温マットなどを敷くことで調整できますが、問題なのは日当たりです。天気が悪い日にはどう頑張っても日に当てることができません。

温度管理ができていても日照不足では植物が育たないため、どうにかして日照不足を解決しなければなりません。

そこでおすすめなのが、LEDライトです。植物育成用のLEDライトもありますが、デスク用のLEDライトでも代用できます。植物に毎日最低でも8時間〜10時間はLEDライトを当てるようにしましょう。

曇りや雨、雪の日でも一定の光を当てられるため、植物は日照不足にならずにスクスクと育っていきます。デスク用のLEDライトは消費電力も少ないため、コスト面で負担が少ないのも良いところです。

冬の水耕栽培におすすめの野菜

温度管理と日照不足の解決策がわかったところで、ここでは冬の水耕栽培におすすめの野菜を紹介します。これから水耕栽培を始める人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

豆苗


水耕栽培で最もメジャーな野菜の豆苗。スーパーで買ってきた豆苗を料理で使い、残った茎と根を、水を入れたタッパーに浸しておくだけで成長し、1週間〜10日ほどで再び収穫できます。15℃〜20℃の気温が保てる室内の日当たりの良い場所で育てましょう。

簡単にできるため、水耕栽培初心者にもおすすめです。炒め物や鍋に入れて食べるのもおいしいですよ。

水菜


サラダや鍋の具材として最適な水菜も、水耕栽培できる野菜のひとつです。小さい種が特徴ですが、育つとグングン伸びて大きくなることを考慮して撒く種の数を調整しましょう。

おすすめは水と肥料を浸したスポンジに種を撒く方法です。水を張ったトレーにスポンジを並べ、根が伸びてきたらペットボトルなどに移し替えて根が水に浸るようにします。

水は毎日取り換え、養液も適量与えるようにしましょう。水耕栽培でもシャキシャキした歯ごたえの水菜が楽しめます。

小松菜


土で育つイメージのある小松菜ですが、実は家庭で手軽に水耕栽培ができます。水菜と同じように水と養液を浸したスポンジに種を撒き、水を張ったトレーにスポンジを並べて育てます。

小松菜はそこまで背が高くならないため、スポンジのまま育ててもOKです。小松菜の生育温度は約20℃〜30℃なので、室温が低くなり過ぎないように注意しましょう。

育てた小松菜を、冬の寒い日にお味噌汁に入れて食べるのも良いですね。

温度管理や日照不足対策をして冬の水耕栽培を楽しもう!

寒い冬でも温度管理や日照不足対策をしっかりと行えば水耕栽培を楽しめます。暖房をつけて室温を暖かく保ち、夜中には保温マットなどを活用することで植物は常に一定の生育温度を維持できます。

また、日の当たらない日が続いても、LEDライトを植物に当てることで解決できるため、日照不足も心配ありません。

ぜひ、今回紹介した解決策を参考に、冬も水耕栽培を楽しんでみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: 水耕栽培でカビを防ぐにはどうしたらいい?原因と対策

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