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ミニマリズムな生活にベッドは必要?置くメリット・デメリットを解説
Thursday, 30 May 2024
ベッドを置くと快適に眠れるなどのメリットがある一方で、部屋が狭く感じてしまうといったデメリットも生じます。後悔しないためにも、ベッドを置くかどうかは慎重に判断する必要があるでしょう。
そこで今回は、ミニマリズムな生活にベッドを置くメリット・デメリットや、ミニマリズムな生活向きのおすすめベッドをご紹介します。
ミニマリズムな生活にベッドは必要?不要?
物を必要最小限に抑えるミニマリズムな生活に「ベッドは不要」と考える人は多いかもしれません。しかし、勢いでベッドを手放した人の中には「布団にしてから寝心地が悪くなった」「布団の上げ下げが面倒」という後悔の声もあります。
そのため、ベッドを置くメリットとデメリットを理解し、よく考えてから決めた方が良いでしょう。ミニマリズムの考え方である「自分にとっての快適な暮らし」を実現するには、どのような選択をとるべきか、慎重に判断することをおすすめします。
(参照:ベッド不要派に! ベッド代わりになるもの)
ミニマリズムな生活でベッドを置くメリット
ミニマリズムな生活でも、ベッドを置くメリットはあります。具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
寝心地が良い
ベッドは基本的にベッドマットレスを敷いて寝ます。ベッドマットレスは体圧分散性に優れており、快適な寝心地が得られるのです。
床に布団を敷いて寝ただけでは、床の硬さを感じてしまい、体重がかかりやすい肩や腰などに痛みが生じやすくなります。
また、固い布団は睡眠の質の低下にもつながるでしょう。寝心地の良さでは、断然ベッドの方が良いといえます。
ほこりを吸い込みにくい
ベッドで寝ると、ほこりを吸い込みにくいメリットがあります。ほこりやハウスダストは、床から30cm以内の空間に溜まりやすいとされています。
そのため、床に布団やマットレスを直置きした場合、ほこりやハウスダストを吸い込みやすくなってしまうのです。ハウスダストのアレルギー症状がある人は、ほこりの影響を受けにくいベッドの方が安心して眠れるでしょう。
布団のように上げ下ろししなくて良い
ベッドは、布団のように毎日上げ下ろししなくて良いのがメリットです。ベッドでは掛布団などをサッと整えるだけなので時短になります。
一方、布団は敷きっぱなしにしていると湿気が溜まりカビが生えやすいため、基本的に毎日上げ下ろしをしなければなりません。忙しい人や、上げ下ろしが心身の負担に感じる人は、ベッドの方が楽に感じるでしょう。
ソファ代わりにもなる
ベッドは寝るだけでなく、ソファ代わりとしても使えるというメリットがあります。ベッドの上で本を読んだり、音楽を聞いたり、くつろぎスペースとしても使えるのが良い点です。ベッドとソファが兼用になるため、家具をそれぞれ置くよりもスペースが最小限で済みます。
ミニマリズムな生活でベッドを置くデメリット
ミニマリズムな生活でベッドを置くと、やはりデメリットも生じます。どんなデメリットがあるのか、チェックしていきましょう。
部屋が狭く感じる
ベッドはそれなりのスペースを取るため、部屋が狭く感じてしまうデメリットがあります。小さな部屋の場合は特にベッドにスペースの大半が取られてしまうでしょう。ヘッドレスベッドやローベッドなど、低めのベッドでできるだけ圧迫感を減らすのがおすすめです。
ベッドから落ちる可能性がある
ベッドは床から距離があるため、ほこりを吸い込みにくいというメリットがありますが、高さがある分落ちる可能性があるのがデメリットです。
寝相の悪い人や、小さなお子さんのいるご家庭は、低めのベッドにするなどの対策をすると良いでしょう。
引越しや廃棄がしにくい
ベッドを置くと、引越しの際に運び出すのが大変だったり、廃棄しにくかったりするデメリットがあります。廃棄するにも、粗大ごみにするか、業者に引き取りを依頼するなど、何かと手間がかかるでしょう。
移動の手間を減らしたい人は、折りたたみ式ベッドや組み立てが簡単なベッドを選ぶのがおすすめです。
部屋全体の掃除ができない
ベッドを置くと、ベッド下やサイドの隙間など、部屋全体の掃除ができないデメリットがあります。ベッド下を掃除する際には、掃除機やワイパーを伸ばすなどしてほこりを取らなければならないため大変です。
ベッド下もこまめに掃除したい人は、キャスター付きの折りたたみ式ベッドなど、簡単に動かせるベッドを選ぶと良いでしょう。
ミニマリズムな生活向きのおすすめベッド
ミニマリズムな生活にベッドを置くメリットとデメリットを見てきましたが、選ぶベッドの種類によっては、デメリットの多くをカバーできます。ミニマリズムな生活に向いているベッドの種類は、以下の通りです。
ロータイプ・フロアベッド…高さの低いベッド。圧迫感がなく部屋が広く見える。
折りたたみベッド…コンパクトに折りたためるため移動が楽。ベッド下の掃除が簡単。
すのこベッド…通気性が抜群。ロータイプで圧迫感もなし。
ソファベッド…部屋に置くインテリアを減らせる。くつろぎスペースとしても◎
収納付きベッド…ベッド下に引き出し収納が付いていて、部屋をスッキリ見せられる。
ベッドのメリット・デメリットを理解して、自分が目指すミニマリズムのスタイルに合った寝具を選ぼう!
ベッドはミニマリズムな生活に不要と思われがちですが、寝心地が良く、睡眠中にほこりを吸い込みにくいなどのメリットがあります。
デメリットもありますが、選ぶベッドの種類によって解決できるでしょう。ぜひ、自分が目指すミニマリズムのスタイルに合った寝具を選んでみてはいかがでしょうか。
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