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ミニマリズムな暮らしは地震対策になる?ポイントや食料の備蓄方法も

Monday, 03 June 2024

必要最小限の物しか持たないミニマリズムな暮らしが、地震対策につながるとして注目を集めています。物が多い家は、地震による揺れで家具が倒れてきたり上から物が落ちてきたりして、けがのリスクが高まり、命を落とす危険性すらあるからです。

今回は、ミニマリズムな暮らしが地震対策につながる理由や、より被害を防ぐための地震対策のポイント、ミニマリズムな暮らしにおすすめの食料の備蓄方法を解説します!

ミニマリズムな暮らしが地震対策につながる理由

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家に物が少ないミニマリズムな暮らしでは、地震で物が凶器になるのを防ぐほか、散乱した物を片づける手間が省けたり、避難経路が確保しやすかったりする利点があります。

ここでは、ミニマリズムな暮らしが地震対策につながる理由を見ていきましょう。

物が落ちてきたり家具が倒れたりしてけがをするリスクが減る

 

必要最小限の物しか持たないため、上から物が落ちてきたり家具が倒れてきたりする可能性が低くなり、けがのリスクが減らせます。

物が多い家では、食器棚以外にもお皿がしまってあったり、寝室の寝ている場所の頭付近に本棚があったりするケースが少なくありません。

地震による揺れで物が崩れ落ち、重たい家具が倒れてきて下敷きになってしまったという被害も多いです。

物が少なく、家具も必要最小限しか置かない暮らしでは、このような大きな被害を防げます。

地震で物が散乱するのを防げるため、片づけの手間が省ける

 

物が少ないと地震によって棚から物が崩れ落ちてきたり、食器やグラスが割れたりする被害が減るため、片づけの手間が省けます。

物が多い家では、地震で物が散乱し、片づけに時間をとられてしまうでしょう。また、物が落ちた衝撃で壊れるといったリスクも最小限に抑えられます。

避難経路が確保しやすい

 

物が少ないミニマリズムな暮らしは避難経路が確保しやすく、地震対策につながります。
廊下や階段に物が置いてあったり、物が崩れ落ちてきて床に散乱したりといった状態では、つまずきやすく、避難の妨げになる恐れがあります。

避難経路を確保しやすくするためにも、物を最小限しか持たない暮らしが理想的です。

整理整頓されているため、避難時に大切な物や貴重品をすぐに持ち出せる

ミニマリズムな暮らしを実践している人は、物が少なく整理整頓されているため、避難時に大切な物や貴重品をすぐに持ち出せます。

物が多い部屋では、いざというときに必要な物が見つからず、困ってしまうケースも少なくありません。物が少ないと管理しやすいため、どこに何が収納されているのか把握でき、地震で避難する際にも慌てずに済みます。

(参照:ミニマリストの部屋は災害時に困る?困らない?地震対策になる部屋づくりと備蓄品リスト)
(参照:熊本地震をきっかけに「捨て活」を実践。40代独身、賃貸アパートで手に入れた、自分らしいワンルーム暮らし)

ミニマリズムな暮らしでの地震対策のポイント

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物が少ないミニマリズムな暮らしは地震対策として有効ですが、より被害を防ぐためのポイントがあります。ここでは地震対策のポイントを確認していきましょう。

食器類は観音開きよりも引き戸収納

 

割れやすい食器類は、観音開きの戸棚よりも引き戸タイプの収納棚にしまうのがおすすめです。観音開きの場合、地震で食器類が飛び出し割れてけがをする恐れがあります。

背の高い観音開きの食器棚は極力避けて、上から物が見える引き戸タイプの収納を選んだ方が安全です。背が低いため台に乗って食器を取り出す必要がなく、普段の使い勝手も良くなります。

目線より高い場所には軽い物を収納、重たいものは下に収納する

 

キッチンに備え付けの棚やリビングの収納棚など、目線より高い場所に収納する場合は、軽いものをしまうようにしましょう。

例えば、重量のあるどんぶりや陶器のお皿などが上から落ちてきた場合、大変危険です。重たい物は下に収納し、目線より高い場所には保冷バッグや水筒ケースといった軽い布製品などを収納すると良いでしょう。

見せる収納はしない

  

棚にお気に入りのお皿を飾ったり小物を飾ったりする、いわゆる「見せる収納」はしないのがベストです。地震が来た際に、揺れで落ちて壊れる可能性が高いといえます。

また、元に戻すために物を棚に並べ直すのも大変な作業です。

加えて、見せる収納はスペースに対して物を詰め込み過ぎてしまったり、飾っているものの統一感が難しかったり、ホコリが溜まりやすかったりするため、ミニマリズムな暮らしには向いていません。

(参照:【防災】地震に強い家づくりのメソッド 震度6でも物が散乱しない、倒れない!)
(参照:食器も体も守る!東日本大震災から学んだ収納プロのキッチンの防災対策)
(参照:見せる収納、こうなっていませんか?)

ミニマリズムの地震対策にはローリングストックがおすすめ!

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ミニマリズムな暮らしの地震対策で気になるのが食料の備蓄です。非常食とはいえ、ミニマリズムな暮らしをする人は、あまり買い溜めや買い置きをしたくないでしょう。

そこでおすすめなのがローリングストックです。ローリングストックとは、普段の生活で食べ慣れている食料をストックしておき、日常的に消費しながら買い足していく備蓄方法をいいます。

非常食は賞味期限が長いのがメリットですが、カンパンなど食べ慣れていない食品が多いといえます。また、食べる機会がなく賞味期限が切れてしまうこともあるでしょう。

ローリングストックで「米・卵・チーズ・果物・お菓子・水」など普段から食べ慣れているものを切らさないようにしておくことで、必要以上に買い溜めしなくて済みます。

食べ物を無駄にすることもなく、災害時に食事のストレスが軽減できるのも良い点です。

(参照:ローリングストックについて知りたい方へ)

ミニマリズムな暮らしで地震による被害を軽減しよう! 

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必要最小限の物しか持たないミニマリズムな暮らしは、物が落ちてきてけがをするリスクが減り、避難経路も確保しやすくなるなど、地震対策につながります。

また、物が少なく整理整頓されているため、避難時に必要な物をすぐに持ち出せるのも良い点です。

今回ご紹介した地震対策のポイントや、食料の備蓄方法を参考に、早めに対策することをおすすめします。物が少ないミニマリズムな暮らしで、地震による被害を軽減しましょう。
あわせて読みたい: ミニマリズムとは?考え方やミニマリストとの違い、ポイントを解説

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