ミニマリズムにこだわる人は、基本的に服も必要最小限しか持ちません。自分にとって本当に必要な物を大切にするために、それ以外は最小限にするという考えがあるからです。

しかし、何よりもファッションが好きで自分にとって最優先するべきものは「服」という人もいます。このような人は、服を好きなだけ所有していることもあります。

とはいえ、基本的にはミニマリズムを追求する人が所有する服の枚数は、平均20枚程度と少ない傾向です。季節を問わずオールシーズン着まわせるシンプルなデザインの服を着ている人が多いといった特徴があります。

オールシーズン着まわせるシンプルな服は、季節感や変化がなく見た目にもつまらなく感じるかもしれません。そんなシンプルな服でも、季節感のある小物を取り入れることでおしゃれ度がアップします。

その季節に合った小物を取り入れるだけでいつもと同じ服でも季節感が出て、雰囲気や印象を変えられるのです。上手に小物を使えば、服を増やさずにおしゃれが楽しめます。

季節感のある小物を取り入れるといっても、何を選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。また、小物を増やし過ぎてしまってはミニマリズムな暮らしに影響が出てしまいます。

取り入れる小物も必要最小限を意識して、1アイテム1つだけとルールを決めて選ぶのがポイントです。例えば「キャップ、ストール、マフラー」は各1つずつという感じです。

ここではシンプルな服をおしゃれにする、季節別のおすすめファッション小物を紹介します！

春

【キャンバス地のキャップ】　

暖かくなり気分も軽くなる春は、お花見やピクニックなどカジュアルコーデで過ごす機会も増えるでしょう。そんな春には、キャンバス地のキャップがぴったり。

シンプルな服に派手なカラーや柄のキャップは浮き過ぎてしまう可能性があるため、ベージュや白、ネイビーなどのベーシックカラーのキャップがおすすめです。

【スカーフ】

ミニマリズムなファッションに華やかさをもたらしてくれるのがスカーフです。ネックレス感覚で着けられて、顔回りが明るい印象になります。

シンプルなコーデのアクセントになるため、スカーフは柄ものがおすすめです。巻き方や柄の出し方で雰囲気が変わるため、スカーフ1つで多彩なおしゃれを楽しめます。

夏

【ストローハット】

ストローハットとは、麦わら素材の帽子を指しますが、最近では麦わら以外の天然素材や科学繊維を使用した春夏のハットの総称として呼ばれています。

存在感のあるつばが広めのストローハットをかぶれば、リゾート感がアップ。日よけ効果も抜群で、紫外線対策にも最適です。

【かごバッグ】

自然素材を使ったかごバッグを持てば、シンプルなコーデでも夏らしさが演出できます。持ち手部分はレザーになっているものなど異素材MIXのデザインもおしゃれ度をアップしてくれます。

【クリア感のあるレンズのサングラス】　

夏はサングラスをかけて出かけるのもおすすめ。いつものコーデにこなれ感をプラスしてくれます。レンズが真っ黒のサングラスよりも、目元が少し透けるクリア感のあるレンズがおしゃれです。

大人女性はフレームもベージュやピンクブラウンなど、主張し過ぎないカラーが良いでしょう。

秋

【ベレー帽】

秋にはナチュラルスタイルにもぴったりのベレー帽で、季節感を出すのがおすすめです。
ボルドーやグレー、ブラウン、グリーンなど落ち着いたカラーが秋らしい雰囲気を演出してくれます。

【マフラー】　

防寒対策をしながら首元にアクセントをプラスできるのがマフラーです。白黒のシンプルな服には、チェックのマフラーがよく合います。表と裏で色の違うリバーシブルタイプもおしゃれです。巻き方のアレンジでさまざまなスタイリングが楽しめる、1枚は持っておきたいアイテムです。

【大判のストール】　

肌寒くなってきた季節は、大判のストールが便利です。シンプルなコーデに羽織るだけで暖かく、カーディガンのような役割を果たしてくれます。コーデに変化をつけられるのも魅力です。

冬

【ニット】

いつものコーデにニット帽をかぶることで、冬らしさを演出できます。カジュアルな着こなしにも、きれいめカジュアルにもぴったりです。ベージュやライトグレーなど、優しい色を選ぶとほっこり温かみのある印象になります。

【ファー素材のバッグ】

シンプルなコーデにもこもこしたファー素材のバッグをプラスすると、季節感がアップします。ハンドバッグ型やショルダータイプ、巾着型などさまざまなデザインがあるため、自分が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

（参照:秋冬に取り入れたい小物特集【帽子/ストール/眼鏡】などを使ったお手本コーデ)

服の所有枚数が少ないミニマリズムな暮らしをする人でも、季節感のある小物をプラスすることで一年中おしゃれが楽しめます。

ぜひ今回ご紹介したおすすめファッション小物を、必要最小限で取り入れてみてはいかがでしょうか。
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