ミニマリズムな生活は節約に向いています。なぜなら、物を持たない暮らしは支出を削減できるからです。具体的には、物の所有を最小限に抑えるため、衝動買いや無駄な買い物が減り、お金が貯まります。

また、物が減ると管理する手間や探し物をする時間が無くなり、ストレスが軽減します。ストレスが原因で暴飲暴食したり、ショッピングで浪費したりすることもなくなり、節約につながるのです。

さらに、人付き合いを最小限にすることで、会食や飲み会への参加も厳選するようになり、支出が削減できることも節約になる理由のひとつです。

（参照:お金が貯まる人の部分的｢ミニマリスト｣生活)

ミニマリズムな生活は、物や人付き合いを最小限にする以外にも節約できる方法があります。ここからはミニマリズムな生活の節約術をご紹介します。まずは、毎月支払う「固定費」からチェックしていきましょう。

スマホを格安SIMに変える

スマホを大手携帯キャリアから格安SIMに変えることで、毎月の携帯料金が大幅に節約できます。ほぼ通話をしない人なら、1,000円以内に抑えられるプランも選べます。

通信状況を心配する人もいますが、大手携帯キャリアから通信ネットワークの設備を借りてサービスを提供しているため、問題なく使用できることがほとんどです。

エリアによってはつながりにくい場合もあるため、お住いのエリア状況を調べてから導入することをおすすめします。

自宅で利用するネット回線を見直す

自宅にWi-Fiを引いている場合、ネット回線を見直してみましょう。先述した、格安SIMとネット回線をセットで導入すると安くなるサービスや、1年間無料で使えるキャンペーンなどもあるため、比較検討してみると良いでしょう。また工事費無料かどうかもチェックポイントです。

利用頻度の少ないサブスクは解約する

音楽配信、動画配信、電子書籍などのサブスクリプション(定額制の月額サービス)を確認し、利用頻度が少ないものや使っていないものは解約しましょう。

また、期間限定の無料お試しキャンペーンを利用し、そのまま解約しそびれてしまっているものもあるかもしれません。サブスクは定期的に見直すことをおすすめします。

電気のアンペア数を確認する

電力プランのアンペア数は毎月の電気代に大きく影響します。多くの電力会社は、アンペア数を下げることによって基本料金が安くなるため、可能な限りアンペア数を下げると電気代を節約できます。

使用頻度の少ない空気清浄機や電気カーペットなどの家電を減らしてアンペア数を下げるのも、ひとつの方法です。

さらに、次のような節約術もあります。

・加入している保険を見直す
・ふるさと納税をする
・窓ガラスに断熱シートを貼って冷暖房効率を上げる
・節水できるシャワーヘッドを使う
・物を減らしてより家賃が安い部屋に住み替える

物を最小限にし、住まいをミニマル化して家賃を抑えるというのは、最も効果が大きい節約方法です。

続いては、変動費を節約する方法を見ていきましょう。

クレジットカードを1～2枚に厳選する

クレジットカードを何枚も持ってしまうと、ポイント還元キャンペーンなどの情報が目に入り、余計な買い物をしがちになります。ポイント還元率に心を奪われ、判断力を失わないためにも、クレジットカードは1～2枚に厳選して持つようにしましょう。

QRコード決済を活用する

QRコード決済は平均的に還元率が1.5％のため、現金よりもお得に買い物ができます。QRコード決済を導入するお店も増えているため、できるだけ活用すると良いでしょう。

また、キャッシュレス化の推進を目的とした自治体が行うキャンペーンでは、還元率が20～30％になることも。QRコードアプリを入れておき、キャンペーンなどを賢く利用すると、大きな節約効果が得られるでしょう。

家事を自動化して生まれた時間で副業する

乾燥機付き洗濯機や、食洗機など、家事を自動化して、生まれた時間で副業するというのも節約術のひとつです。洗濯や洗い物などは、意外と時間がかかり、体力的な負担も大きいといえます。

家事を自動化してしまえば、空いた時間で在宅ワークなどの副業も可能です。時間の節約がお金を生み出し、心に余裕を与えてくれます。

ウォーキングや散歩で心と体を整える

ミニマリズムな生活をしている人は、買い物や暴飲暴食、ギャンブルなどでストレス発散する人は少ないと思いますが、リフレッシュしたいときこそウォーキングや散歩を取り入れるのがおすすめです。

ウォーキングや散歩はお金をかけずに、ストレスを発散し、心と体を整えてくれます。カロリー消費もでき健康につながるため、医療費の削減にもなります。

上記のほかに、次のような節約術もあります。

・外出時はマイボトルで飲み物を持参する
・健康的な食事で病気を防ぐ
・飲酒や喫煙をしている人はできるだけ控える
・本は図書館で借りる
・週に1回、ご褒美の日を作る

週に1回は、好きなものを食べたり、自分にとって必要なことにお金を使ったりするなど、ご褒美の日を作ることで、無理なく節約ができます。

ミニマリズムな生活は、必要な物や時間のみにお金を使うため、無駄な支出が減り節約できます。今回ご
紹介した固定費と変動費別の節約術も参考にしながら、ミニマリズムな生活で楽しく節約してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: サステナブルな暮らしを目指すには何から始めるべき？