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ミニマリズムの問題点とは?実践する上での対策方法も解説

Thursday, 11 July 2024

ミニマリズムは、本当に必要な物や、やりたいことに注力するために無駄を省くという考え方です。物や情報であふれる現代社会で自分らしく、心地良く生きていく手段として注目されています。一方で、ミニマリズムは問題点が多いともいわれているのです。

そこで今回は、ミニマリズムの問題点とそれに対する対策方法を解説します!

ミニマリズムの問題点を見てみよう

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ミニマリズムを実践すると、物を探す時間が減り、お金も節約できて心に余裕ができるなど、良い点がたくさんあります。しかし、ミニマリズムには問題も多く潜んでいるのです。どんな問題点があるのか詳しく見ていきましょう。

物を大量に捨てるため環境に負荷がかかる

ミニマリズムの実践で問題とされているのが、物を大量に捨てることによる環境負荷です。
ミニマリズムな暮らしを始めるには、まず、不要な物を手放さなければなりません。

物を大量に捨てることは、焼却処分による二酸化炭素が発生し温暖化につながる行為です。また、埋め立て処分による環境への影響も懸念されます。

興味の幅が狭くなる

ミニマリズムの実践で問題になるのが、自分自身の興味の幅が狭くなってしまうことです。
「無駄なことはしない」という考えがあるため、自分が本当にやりたいこと以外には興味や関心を示さなくなる可能性があります。

新しい商品やサービスに関しても疎くなるといえるでしょう。

交友関係が希薄になる

ミニマリズムは人付き合いにおいても無駄を省くため、人間関係の断捨離をすることもあります。それによって交友関係が希薄になり過ぎるのも問題点のひとつです。また、断捨離した相手を傷つけてしまう可能性もあります。

人間関係に合理性を求めるようになるため、人からの誘いを断ることも増えます。その結果、人との関係性が薄くなり出会いやチャンスの場も減ってしまうのです。

(参照:人間関係を断捨離された側はどうすべき? 縁を切られる理由と対処法を解説)

物が増えるとイライラする

 

ミニマリズムを実践すると、こだわりが強くなるため物が増えることに対して過剰にイライラしてしまう場合があります。

人からのプレゼントやもらい物に対しても、物が増えることに感情が向いてしまい、素直に喜べなくなる可能性があります。

ファッションや食事のバリエーションが減る

ミニマリズムな暮らしでは、ファッションや食事においても効率化を重視するため、毎日同じデザインの服を着たり、毎日同じメニューの食事をとったりするようになるのも問題のひとつです。

バリエーションが減り、ファッションや食事への楽しみがなくなってしまうでしょう。食事面では栄養の偏りも注意すべき問題です。

消費が減り経済活動に貢献できなくなる

ミニマリズムを実践すると、無駄な出費は極端に避けるようになるため、消費が減り経済活動に貢献できなくなるのも問題視されています。

仮に国民全員がミニマリズムを実践したら、国の経済状況が悪化してしまうとも考えられるでしょう。

家族関係が悪化する場合がある

 

家族と同居している場合、ミニマリズムの考えを押し付けたり強要したりすると関係が悪化する場合があるのが大きな問題点です。

なかなか理解してもらえないからといって、家族の物を勝手に捨てるのもトラブルの原因になります。価値観の違いから離婚につながるケースもあるため、注意が必要です。

労働意欲が低下する

  

ミニマリズムを実践すると、物を買わなくなり出費も大幅に減るため、働く意欲がなくなるケースもあります。

「最新モデルの車に乗りたい」「大きな家に住みたい」といった購買意欲こそが働くモチベーションになるからです。

これまで物欲を満たすために働いて来た人は、より労働意欲が低下してしまうかもしれません。

(参照:ミニマリストの生活とは?必要なものだけ残すことでのメリットをご紹介)

:ミニマリズムの問題点に対する対策方法

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ミニマリズムの問題点を見てきましたが、対策を講じることで解決できる問題もあります。その対策とは、以下の通りです。

物を手放すときには「売る・譲る」を意識する

 

物を捨てるのではなく、フリマアプリを活用して売ったり、知人に譲ったり、施設に寄付したりすることで処分にかかる環境負荷を軽減できます。

少ない物で楽しめる趣味を広げる

 

興味の幅が狭まらないよう、少ない物で楽しめる趣味を広げるのがおすすめです。
例えば、ヨガやウォーキング、旅行や映画鑑賞、ガーデニングなどが挙げられます。

大切な人との時間を重視する

 

浅く広い人間関係よりも、大切な人との時間を優先し大事にすることで、人生がより豊かに感じられます。

物を減らすことが目的にならないようにする

 

物が増えてイライラするのは捨てることが目的になっているからです。人から頂いたものは感謝してから手放すなどして、他人に同じ価値観求めることはやめましょう。

季節小物を生かしてファッションのバリエーションを増やす

 

同じデザインの服でも、季節の小物をプラスすることで印象が変わります。少ない服でもバリエーションを増やすことはできるのです。

時短料理のバリエーションを広げる

効率重視の時短料理でもバリエーションは広げられます。いつも焼いている魚を蒸してみるなどしてアレンジしてみると、新たなおいしさに出合えるでしょう。

物を新たに買うときには高品質な製品を選ぶ

 

家具や家電、バッグや時計など、物を新たに買う時には安物は避けて、高品質なものを選ぶのがおすすめです。多少、高価格になるかもしれませんが経済活動に貢献できます。長く愛用できるのも良い点です。

家族にミニマリズムを強要しない

家族とはいえ、自分の考えをすべて理解してくれるとは限りません。家族にはミニマリズムを強要せず、お互いの考えを尊重しながらミニマリズムを実践するのがベストです。

好きなことに関する副業や投資をやってみる

 

物欲が無くなり働く意欲が低下してしまった場合は、空いた時間で好きなことに関する副業や、余剰資金を投資に回すのも良いでしょう。新たな体験によって労働意欲が湧いてくるかもしれません。

ミニマリズムを実践する際は問題点に向けた対策をしよう!

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ミニマリズムの問題点は、対策することで解決できることもあります。ミニマリズムを実践する際は、問題点に向けた対策を意識してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: ミニマリズムの強要は注意!?病気だと思われる危険な状態とは

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