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BLOG -SDGs and Sustainability

サザンオールスターズ・桑田佳祐さんが発信する持続可能な目標とは?

Monday, 19 August 2024

国民的ロックバンドのサザンオールスターズ。2023年にはデビュー45周年を記念して故郷茅ヶ崎での凱旋ライブを4日間開催し、約7万人を動員。同時に行ったライブ・ビューイングでは約20万人動員しました。

そんなサザンオールスターズのフロントマンである桑田佳祐さんは、個性あふれる持続可能な目標を打ち出しています。

今回はサザンオールスターズの桑田佳祐さんが発信する持続可能な目標や、取り組みを解説します!

サザンオールスターズ・桑田佳祐さんが持続可能な目標を発表

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サザンオールスターズの桑田佳祐さんは、2022年にソロ活動35周年目を迎えました。それを記念して桑田佳祐の持続可能な目標としてSDGsにかけて「SKGs」を打ち出しています。「SKGs」とは、「Sustainable Kuwata Keisuke’s Goals」の頭文字をとったものです。SKGsには以下の目標が掲げられています。

1.全国の皆様とのアツい逢瀬を…5大ドームを含む全国ツアーを開催
2.力の限りエンターテインメントを…ソロ活動35周年を記念したベストアルバムをリリース
3.これからも楽曲制作を…“生涯現役の音楽人”を目指す
4.共に走ってきた仲間を大切に…妻でありメンバーの「原由子」のソロアルバムに全面協力
5.心と体の健康維持を…みんなのボーリング大会「KUWATACUP」を東京体育館にて開催

桑田佳祐さんが持続可能な音楽人として、今後も音楽活動を盛り上げていくという決意と思いが込められています。

心と体の健康維持を目的とした、みんなのボーリング大会「KUWATACUP」は、2018年に桑田佳祐さんが発案し2023年には4回目が開催されました。これらは桑田佳祐さんならではの持続可能な目標といえるでしょう。

(参照:桑田佳祐 2022 Special Site)

SKGsの活動を通して国際目標のSDGsも体現!その内容とは? 

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先述したSKGsの内容だけをみると、持続可能な社会を目指す「SDGs」と無関係に思うかもしれません。しかし、桑田佳祐さんはSKGsの一環としてSDGsに通ずる活動にもしっかり取り組んでいます。

ここでは、桑田佳祐さん率いるサザンオールスターズのSDGsに通ずる取り組みを見ていきましょう。

再生素材を使用したツアーTシャツを発売

2022年に開催した5大ドームツアーのグッズとして、再生素材を使用したTシャツを販売しました。地球環境に配慮したリサイクルグッズであることから「SKGs Tシャツ」と名付けられています。

再生素材を使用したTシャツを制作する企業の全面協力により、実現したといいます。ライブ会場及びオンラインショップで販売し、話題になりました。

(参照:桑田佳祐、“SKGs=桑田佳祐の持続可能な目標”の一環として“SKGsリサイクルプロジェクト”がスタート SDGsなリサイクルグッズの製作など)

全国ツアーの各会場にリサイクルボックスを設置

 

2022年の全国ツアーでは、各会場でポリエステル100%の衣類を回収するリサイクルボックスを設置する取り組みも実施しました。

回収された衣類は再生素材としてリサイクルされ、今後の衣類製作に再び活用されるといいます。不用になった衣類を回収しリサイクルする取り組みは、廃棄衣類を減らし、処分する際に発生する二酸化炭素の排出や資源の消費も抑える環境負荷に大きく貢献します。

「SDGs12 つくる責任 つかう責任」にもつながる取り組みです。

(参照:桑田佳祐、“SKGs=桑田佳祐の持続可能な目標”の一環として“SKGsリサイクルプロジェクト”がスタート SDGsなリサイクルグッズの製作など)

「未来まで美しい杜を守って欲しい」との思いを込め「Relay~杜の詩」をリリース

2023年9月にサザンオールスターズは「Relay〜杜の詩」をリリースしました。桑田佳祐さんは曲に対し、「神宮外苑の再開発に反対していた坂本龍一さんの思いを受け継いで作った曲」と説明されています。

タイトルの“Relay”は「つなぐ、引き継ぐ」などの意味があり、自身の思いを表しています。歌詞の一節には「麗しいオアシスが アスファルト・ジャングルに変わっちゃうの?」と桑田さんの言葉で再開発への疑問を吐露しています。

神宮外苑界隈には、サザンオールスターズが45年間曲を生み出すためにレコーディングしてきたビクタースタジオがあり、思い入れが強く、ふるさとのような場所であるといわれています。

坂本龍一さんが訴えてきた「目先の経済利益を得るために、神宮の美しい樹々を犠牲にすべきではない」という思いを曲で表明し、再開発の見直しを求めています。

(参照:サザンオールスターズ桑田佳祐さん、神宮外苑再開発に疑問「アスファルト・ジャングルに変わっちゃうの?」)

楽曲から得られる収益の一部をセーブ・ザ・チルドレンに寄付

桑田佳祐さんは2022年の5月に同級生のアーティストに呼びかけをし、チャリティーソングを制作しました。

日本の音楽シーンで活躍してきた「世良公則さん、佐野元春さん、野口五郎さん、charさん」の超豪華メンバーが集結。

桑田佳祐さんが作詞・作曲し、それぞれがギター演奏と歌唱で参加しています。自分の意見が言いづらい世の中で、あえて世界情勢について声を上げることを「時代遅れのアクション」と表現し、「時代遅れのRock’n’Roll Band」というタイトルがつけられました。

次世代へのエールや平和のメッセージを届けたいという思いでつくられた楽曲であり、収益の一部は貧困や紛争、災害などで苦しむ世界中の子どもたちを支援する民間・非営利の国際組織「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付しています。

桑田佳祐さんらしさあふれるサステナブルな取り組みに今後も注目! 

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サザンオールスターズの桑田佳祐さんは、自身の音楽活動の目標である「SKGs」だけでなく持続可能な社会を目指す「SDGs」の課題にも積極的に取り組んでいます。

楽しさやユーモアを交えながら持続可能な目標に向かう、桑田佳祐さんらしいサステナブルな取り組みに、今後も注目してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: 持続可能な開発目標の達成に向けた音楽関連企業の取り組み

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