ルアーは「疑似えさ」のことで、魚釣りで使われるアイテムのひとつです。ルアーは何度も使えて便利ですが、従来のルアーは海洋汚染の一因ともいわれています。
ルアーによる海洋汚染問題の解決策として生まれたのが、SDGs14「海の豊かさを守ろう」につながる「海に配慮したルアー」です。今回は、従来のルアーが海洋汚染の原因とされている理由や、海の環境保全につながる次世代のルアーをご紹介します!
ルアーはくり返し使えることから、一見エコでサステナブルに感じられます。しかし、釣りをしているとルアーが海底の岩や海藻に引っかかり、釣り糸を切らなければならないケースも少なくありません。その場合、当然ながらルアーは水中に残ってしまいます。
従来のルアーは主にプラスチックや鉛で作られているものが多く、これらは生分解できない素材です。放置されたルアーは海中を漂い岩礁などに当たると細かく砕け散って、海を汚したり魚が飲み込んでしまうといった問題が生じているのです。
プラスチック製の場合、最終的にマイクロプラスチックとして魚の体内に入りこみ、その魚を人間が食べてしまうといった危険性もあります。
(参照:<環境視点>海に優しく魚にも優しく エコな釣り具が登場)
海洋汚染や海の生物への影響を防ぐために、最近では海に配慮して作られたルアーが登場しています。生分解できるのが特徴で、海中で失くしてしまった場合でも海洋汚染につながりません。
ここからは「SDGs14海の豊かさを守ろう」にもつながる次世代のルアーはどんな素材でできているのか、チェックしていきましょう。
従来のルアーはプラスチック製や鉛製が多く、これらは生分解できないため海中で失くしてしまった場合、海に残り続けてしまいます。さらに細かく砕けて水質や生態系に影響を与える可能性があるため、ルアーは海に配慮したものを選ぶのがおすすめです。
今回紹介した鉄製ルアーや人間も食べられる魚肉のルアーなら、自然に分解できるため従来のルアーで起きていた問題を解決に導きます。
海に配慮したルアーを選ぶことは、SDGs14「海の豊かさを守ろう」にもつながるアクションです。釣りを楽しむ際にはぜひ、海に配慮した次世代のルアーを選んでみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: 釣りが環境汚染の一因に?海の現状や気をつけるべきことを解説