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SDGsの正式名称とは?関連するMDGsやESGもチェック!

Tuesday, 30 January 2024

メディアや企業などあちこちで「SDGs」を耳にするようになりましたが、実は正式名称ではないことをご存知でしょうか?SDGsは略称であり、正式名称は長く覚えづらいため略称を周知しているのです。

また、SDGsに似た言葉にMDGsESGなどもあり「なんだかよくわからない」という人も多いかもしれません。そこで今回は、SDGsの正式名称や関連するMDGs、ESGなどの意味も併せて解説します!

SDGsの正式名称とは?

SDGsの正式名称は「Sustainable Development Goals(サステナブル・デベロップメント・ゴールズ)」で、頭文字をとって「SDGs(エスディージーズ)」と呼ばれています。

SDGsは日本語に訳すと「持続可能な開発目標」という意味を持ち、2030年までに達成すべき17の目標が設定されています。持続可能な開発目標とは、自然環境を守り資源を大切にしながら誰一人取り残さない社会を目指すための世界共通の目標です。

17あるSDGsの目標は、さらに169のターゲット(具体策)で構成されており、貧困、差別、人権問題、環境破壊など地球が抱えるさまざまな問題の解決に向けた内容になっています。

SDGsが必要とされている理由は、このままでは将来地球で豊かに暮らし続けることが困難であると予測されているからです。

SDGsは、地球の自然環境や資源を守り、誰一人取り残さない社会を目指すために全人類が取り組むべき目標です。

(参照:SDGsとは?)

SDGsの前身となったMDGsとは?

一般的にあまり知られていませんが、実はSDGsの前に「MDGs」という目標がありました。MDGsとは「ミレニアム開発目標」と呼ばれるもので、2000年に国連ミレニアム・サミットで発表され、2015年まで行われていた途上国支援を中心とする開発目標です。

MDGsでは飢餓の撲滅や乳幼児死亡率の削減など、全部で8つの目標を掲げていました。15年間で多くの成果が見られた一方で、国や地域によって達成度に差が出る結果となったのです。

また、国内においても年齢や性別による格差が生じており、MDGsの恩恵を受けられず取り残された人の存在が明らかになりました。こうした背景から、MDGsの取り組みをさらに強化する目的で誕生したのがSDGsです。

誰一人取り残さない持続可能な社会を作るには、MDGsでの反省を生かし、すべての国が一丸となって目標達成に取り組むことが不可欠なのです。

(参照:8つの目標)
(参照:産業革命の影響による気候変動や格差問題)

SDGsに関連するESGとは?

SDGsとともによく登場する言葉のひとつに「ESG」があります。「ESG投資」なども、最近注目されているキーワードです。

ESGは以下の3つの言葉の頭文字をとった略称になります。

  • E…Environment(環境)
  • S…Social(社会)
  • G…Governance(企業統治)

ESGには、「環境・社会・企業統治」という3つの言葉が出てきます。企業は「環境・社会・企業統治」に配慮した経営を行うことが求められており、投資する側はこの3つに配慮している企業であるかどうか重視する投資方法を「ESG投資」といいます。

最近では、売上高や利益などの実績だけで判断するのではなく、ESG(環境・社会・企業統治)に配慮しているかを重視する投資家が増えてきています。

目先の利益を追い求めて、環境への配慮や社会貢献をしていなかったり、適切な労働環境ではなかったりする企業は、投資家から資金を集めるのが困難な時代に突入しているのです。

実際、過去には世界的に有名なスポーツメーカーが、東南アジアの自社工場で児童労働を行っていたことが発覚し、不買運動が起こって売上げが激減するといった事態が発生しました。

ESGに配慮した経営を行うことで投資家からの信頼度が上がり、経営発展につながります。企業がSDGsに取り組むことで、ESG投資が増え、新たなビジネスが展開できるケースもあるのです。

(参照:ESGとは|簡単解説)
(参照:ナイキの児童労働問題で表面化「サプライヤー配慮」の歴史と現在地)

SDGsや関連ワードの意味を覚えて、より理解を深めよう!

SDGsの正式名称は「Sustainable Development Goals(サステナブル・デベロップメント・ゴールズ)」。日本語にすると「持続可能な開発目標」です。簡単にいうと、地球が抱える問題の解決策であり、より良い世界を目指すための世界共通の目標です。

また、SDGsの前身となる途上国支援が中心であった「MDGs」や「環境・社会・企業統治」に配慮した経営を行う「ESG」など、関連ワードの意味を知ることでよりSDGsの理解を深められます。

そして、SDGsの必要性がわかり、自ずと行動につながっていくことでしょう。これまでSDGsについて関心が持てなかった人もぜひ、SDGsの理解を深めることから始めてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい: SDGsに貢献!ペットボトルキャップをワクチンに変える運動とは

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