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ジュリア・ロバーツが出演する環境問題をテーマにした映画とは?
Wednesday, 25 September 2024
最近では環境問題をテーマにした映画『エリン・ブロコビッチ』の主演に抜擢され、アカデミー賞を授賞するなど今もハリウッドの第一線で活躍しています。また、母になったジュリアは子育てを機に、環境問題と本格的に向き合うようになりました。
そこで今回は、「The use of arts to promote sustainability(持続可能性を促進するための芸術の使用)」をテーマに、ジュリア・ロバーツが出演する環境問題をテーマにした映画について、またプライベートでのサステナブルライフを解説します。
環境問題をテーマにした映画『エリン・ブロコビッチ』の主演に抜擢
ラブコメディーをはじめ、犯罪スリラーやアクション、ファンタジーなど数々のジャンルの作品に出演してきたジュリア・ロバーツ。
2000年には環境問題をテーマにした映画『エリン・ブロコビッチ』の主演に抜擢され、自立した女性を華麗に演じ、アカデミー賞やゴールデングローブ賞の主演女優賞を総なめにしました。
この映画は実話に基づいたストーリーで、ジュリア演じるたくましいシングルマザーのエリン・ブロコビッチも、アメリカの環境活動家として実在する人物です。
大企業から恐ろしい化合物が流出したことで、水質汚染が発生し、住民たちに大きな健康被害を引き起こしました。企業はそれを隠蔽しようとしますが、弁護士事務所で働くエリン・ブロコビッチが大企業相手に裁判を起こし、真実を暴いていくという内容です。
正義感と情熱を武器に戦っていく、ジュリア演じるエリンの姿に勇気をもらうと同時に、環境問題による健康被害の恐ろしさを認識できる作品になっています。
水質汚染問題がよりリアルに感じられ、環境問題について身近に捉えるのにもおすすめの映画です。
子育てを機に人道支援や環境活動への関心が高まったジュリア・ロバーツ
ジュリア・ロバーツは妊娠・出産を経験し、子育てをしていく上で人権や環境問題への関心が高まったといわれています。
主に貧困の子どもたちへの支援や、家族が住むニューメキシコ州やカリフォルニア州を中心とした環境活動を行っています。ここではジュリア・ロバーツの環境活動について見ていきましょう。
レッド・ノーズ・デーのチャリティーイベントで貧困に苦しむ子どもたちの実情を訴え
「レッド・ノーズ・デー」とは、毎年8月7日を「鼻の日」とし、RED NOSE(あかいはな)をつけて入院中の子どもたちに笑顔を送り合おうという趣旨のチャリティーイベントです。
ジュリア・ロバーツは、このチャリティーイベントで貧困に苦しむ子どもたちの実情を訴えました。その背景には、ジュリアがアリゾナ州で貧困に苦しむ子どもたちと面会し、不幸で悲しい現状に大変ショックを受けた体験があります。
それと同時に、ジュリアは子どもたちに教育の機会を与え、家族にも社会・医療サービスを提供する施設「チルドレン・ファースト・アカデミー」の活動に感動しました。
このような施設ができるだけ運営を続けられるよう、寄付を訴えています。ジュリアはアメリカ版のレッド・ノーズ・デーに参加し、コントに出演をしてイベントのサポートなども担っています。
(参照:ジュリア・ロバーツ、貧困に苦しむ子どもたちの実情を訴える。)
地元の環境や子どもの健康を守る活動に尽力
ジュリア・ロバーツはニューメキシコの油田開発に伴う環境破壊の防止を訴え、政府を説得する手助けをするなど、地元の環境を守る活動に尽力しています。
また、大気汚染が原因で病気を発症した子どもたちが入院する病棟へ訪問し、カリフォルニアの大気汚染の現状を世間に認知させることにも貢献。
さらにスクールバスの排気ガスが子どもに及ぼす影響を、メディアを通じて訴えるなど、その影響力を生かして環境問題の実情を世界に発信しています。
(参照:ジュリア・ロバーツ出産、第三子は男の子。エコロジー・ママセレブのおしゃれをチェック_”ななえなな”のセレブーブー Booooo!_ヴィリーナ マタニティ)
ジュリア・ロバーツのサステナブルなライフスタイル
3児の母として子育てにも奮闘中のジュリア・ロバーツは日常生活においても環境や人に優しいサステナブルを取り入れています。ここでは、ジュリアのサステナブルなライフスタイルを見ていきましょう。
子どもたちは環境に優しいオムツや衣類を着用
ジュリアの子どもたちは、プラスチック素材不使用で環境に優しく水に流せるオムツを使用しているといいます。また、衣類もできる限りリサイクル素材を使用したものを選んでいるそうです。
自身もサステナブルファッションを選択
ジュリア自身もサステナブルなファッションを選択しています。特にサステナビリティをモットーに製品作りをする、アメリカのアパレルブランドの衣類を愛用しています。
このブランドは、年間売上げの1%を未来のエコリーダーを育てる非営利団体に寄付している点もポイントです。
オーガニック家庭菜園で子どもたちに食育
環境に優しいエコハウスの庭では、生きる糧となる食料がどのように作られていくのか体験できるオーガニック家庭菜園を営んでいます。
子どもたちにも野菜の育て方を教え、自分で育てた野菜を収穫し食べる体験を通して、食育を体現しています。ジュリア独自のアイデアで、楽しくわかりやすく子どもたちにサステナブルライフを提案している姿も魅力的です。
(参照:アイディア溢れるグリーン育児を提案)
ジュリア・ロバーツの作品やライフスタイルから環境への意識を高めよう
ジュリア・ロバーツは環境汚染をテーマにした映画に出演し、世界中に水質汚染の恐ろしさや被害の深刻さを伝えています。
俳優業や子育てで多忙を極める中、環境活動やサステナブルライフに取り組む姿は内面的な美しさも感じ、憧れを抱く人も少なくないでしょう。ジュリアの作品やライフスタイルから学び、環境への意識を高めていきましょう。
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